Paris&Belugium日記 その4

当然凱旋門を登る気力はないので、近くのカフェでランチを頂く。
自転車でParisを横断して疲れていたので、ガッツリお肉を食べたのだけどやはりレベルが高い。
単においしいだけでなく太陽光の下でご飯を食べるとそれだけでプラス補正がかかるので
日本でもやりたいのだけど、日本だとどうしても湿度が高いから無理があるんでしょうね。

その後も自転車にのってパリを縦断することにしていたのだけど、途中で気づいたのは
8月はバカンスシーズンなので以前に来た時よりもうんと道が空いている。
ほぼ街中で渋滞というものがなかった。自転車は基本的に車道を走らないといけないので
クルマが多いと怖い。なので道路が空いているほうが安心して走れるので
気候のあたたかさもあって自転車でParisを楽しむなら8月がベストなのかもしれない。

Parisの住人がバカンスに出かけているせいで道路は空いているけど逆に外の地域からバカンスに
やってくる人はものすごく多いので、観光地は人でごったがえしていた。
ノートルダム寺院も前回来たときは並んだ記憶なんて無いのに数百人はならんでいる・・・。
大型の観光バスもガンガン走っていて有名なスポットは観光客で溢れかえっていた。
なので、後述する理由も含めてやはり9月のシルバーウィークあたりがベストシーズンなのかも・・。

ずっと走っているとさすがに自転車に疲れてきたので美術館をめぐることに。
たまたま美術館が無料の日だったのでまずはオルセーにいくことにした。
無料ということもあって、恐ろしい人だかりだったけれどチケットを買う列がないので
却って早く入れた。
私は2回目だったので、ぶるぼんを案内しながらオルセーを観たのだけど
今回は改修工事中で、目玉の3階の印象派有名作品オンパレードがほとんど
見れなくて残念だった。超有名作品はムーラン・ド・ラ・ギャレットくらいしか
なくて、ゴッホやモネがほとんど見れなかった。
数年は工事中ということなので、終わってからまた観に来よう。いつかきっと。

無料日なので次はポンビドゥーセンターに行く。
建物自体がすごくて、屋上からは街が一望できるのだけど現代美術は苦手なので
そこまで楽しめなかった。
ポンビドゥーセンターが終わったらふたりとも力尽きて、近くのスーパーで
ドリンクを買いあさってホテルまで戻る。
軽く昼寝して近所のレストランでご飯を食べたけどすげえまずかったので
あまり思い出したくない・・・。
1日目から疲労困憊。若者のぶるぼんの体力にあわせると
ふらふらになってしまうことがわかった。

Paris&Belugium日記 その3

8/7 (日)


翌日は駅で適当にパンを買って、thalysという新幹線でParisへ向かう。
BrusselsからParisまでは300km/h区間なので、1時間半程度で到着。
海外だと1等車でも値段がそれほど変わらないので、一等車を満喫した。
WiFiが使えるので、そのままiPADでTwitterに書きこみながらハイテクな旅行を満喫。
しかし最初のParisに行った2007年と比べても隔世の感があるくらい
ネットワークは進化している。4年前はキンコーズで印刷したGoogleMapとガイドだけが
頼りだったのに今はWifiとスマートフォンがどこでも使える。
ITインフラの進化ってすごいですね。
到着まで特に大きな街もなく、平坦な欧州の景色を眺めているとあっという間にNord駅。
それまで疲れだったのか、4度目の欧州だったからなのかそれほど盛り上がっていなかったのだけど
やはりParisは特別な街、駅の時点でシャレオツ度が沸点に達している。
とりあえずタクシーを捕まえてホテルに荷物を預けて自転車で街を散策。
今回のホテルはLes Hallesの東、ポンビドゥーセンターとの間くらいの
Citadinesにした。ここはキッチンもちゃんとあるし部屋も二部屋に分かれるのでおすすめ。
さっそくホテルまでの自転車をレンタルして、ルーブル前からopera、プランタンといった
よく知ってる道を抜けてみた。
前回は両親を引率していたので、実際にはほとんど使わなかったのだけど
欧州のからっとした夏の空気を浴びながらParisを駆け抜けるのは最高の気分だった。
ルーブルの荘厳な建物やオペラ通りに入った所で見えるオペラ・ガルニエ、視界の端々に
Parisのランドマークが広がる中のサイクリングは一瞬一瞬を切り取っておきたいくらい
素晴らしい体験だった。
出発前からわかっていたことだけど、日曜日だったのでお店の開店状況は全滅に近い。
なので割りきってサイクリングを楽しむことにしてとりあえずエトワール凱旋門まで。
実は前回バスで通っただけだったので、じっくりと見てみたかった。
すぐそばで見た凱旋門は半端無くデカイ。そして高い。よくこれだけのものが作れたものだと
思ってしまう。歴史を紐解くと、ナポレオンがアウステルリッツの大勝利を記念して
建造し始めたものとのこと。世界的なランドマークなだけあってスケール感も美しさも
付け入る隙がなかった。あと中から見えるシャンゼリゼ通りの見惚れる美しさも。