2023年9月19日 イスタンブール旅行4日目

■アヤソフィア
観光の目玉でもあるアヤソフィアへ向かう。
ここはさすがに別格で、昨日に近くを通っただけでもその威容に圧倒されたのだけど、目の前にするとさらに迫力があり素晴らしいの一言。
開館30分弱前に到着すると、ほぼ並ばずに入ることができたので、朝一番に並ぶのががおススメです。

アヤソフィアの遠景
朝一のアヤソフィア
アヤソフィアの手荷物検査の列
手荷物検査の列。無料なのでチケットの列はない。

前日に近くを通った時は千人単位で並んでいるところが見えたので、無償でチケットを買う必要がない分だけ消化は早いのかもしれないけれど
効率的に回るという観点や、空いている状態で見れるというメリットを考えると朝一がベストだと思います。

中に入ると荘厳なヴィザンチン建築が広がっていて、しばらく床に座って「歴史そのもの」と対峙するような不思議な感覚を味わうことができた。
こんなものが作れるというのは人類ってすごいねと素直に思ってしまう。

アヤソフィアの内部、入り口付近
入口付近
アヤソフィア内部
内部(入り口側)
アヤソフィア内部の絨毯の映った風景
絨毯があるので座ってのんびり眺められる
アヤソフィアの天井の天使の絵(顔つき)
天使の絵。これだけ顔が見れるようになっている
アヤソフィアの天井の天使の絵(顔なし)
他の天使の絵は蓋をされている(偶像崇拝禁止)
アヤソフィアの奥から入り口付近
奥から入り口付近を撮ったもの

■観光地で声かけてくる奴は100%金銭目的の輩であること
タイトルそのままなのだけど、西洋方面で旅して観光地で相手から声かけてくる場合、過去の経験から以下のパターンに分類される。

①スリやひったくり
→色んなパターンがあるが、複数人で注意を引き付けて金やカバンを奪うパターン

②カツアゲ
もっと露骨に金を直接的に奪おうとするパターン。赤ちゃんのミルク代がないんだ!という看板を掲げて
取り囲むようなのもこれに含む

③合法狙いのマイルドなカツアゲ
親切を押し付けて(頼まれてもない道案内とか、靴磨きとか)サービスしたんだから金よこせ!と付きまとうパターン
イスタンブールカードの買い方教えてあげるみたいなのもこれに含む
一番遭遇率の高いパターンでもある。

④親切狙いのマイルドなカツアゲ
上記③の亜流で、モノを落としたりわざと転倒したりするのを助けてあげるとそのお礼で何かしたので金よこせというパターン

過去の経験上、相手から声をかけてくるのは100%上記のどれかなのだけど、イスタンブールの観光地はその遭遇頻度が高すぎてうんざりすると思う。
(ちなみにロシアでは例外的に普通に親切な人がたくさんいたので、私の中ではアジアに分類される)
こういったクズの人たちはずっとそれで生活しており、色んなパターンを試して成功したものを洗練させて取り組んでいるので
ある意味では真面目であり、ある程度旅慣れていても引っかかってしまうくらいと思ったほうが良い。
とりあえず対処策としては観光地では知らない人とは何があっても関りを持たないしかない。
一部の地区では④が流行っていて、道路を曲がるたびにモノを大きな音を立てて落とすおっさんに遭遇することになった。

イスタンブールで会ったクズのおじさん
クズのおじさん。日本語超うまい。絨毯屋に引っ張ろうとするがかなり巧妙。

■ブルーモスク
アヤソフィアの隣なので、ついでに向かったがこちらの並びは非常におとなしめ。
すぐに入ることができたのだけど、アヤソフィアと比べると地味というか、シンプルな造形なので
すごい建物なのだけど、アヤソフィア見た後だとどうしても比べてしまって評価が難しいところである。

ブルーモスクの遠景
ブルーモスクの遠景。鳥山明っぽい。
ブルーモスクの伽藍
内部の伽藍
ブルーモスク内部
内部。アヤソフィアの後で見るとかなりさっぱりしている。
ブルーモスク内部の照明と天井
照明はけっこう派手

■イスタンブール地下宮殿
ローマ時代の地下にある水の貯蔵施設。
写真の通りに、この地域のテイストとも異なった面白い施設なのだけど1つだけ欠点があって強烈に並ぶので
オンラインチケットを申し込んで並ばないといつは入れるか分からないので注意。
オンラインチケットをもっているとほぼ並ばずに入ることが出来ます。

イスタンブール地下宮殿の水路
イスタンブール地下宮殿の水路
イスタンブール地下宮殿の水路
照明が時間経過で色が変わるところ
照明は時間経過で色が変わる

■Tarihi Sultanahmet Köftecisi Selim Usta
ギョフテというハンバーグちっくな製法のケバブの名店。ハンバーグはそこまで好きじゃないんだよなあと思ってあまり期待感は高くなかったのだけど土下座して謝るくらい美味かったです。ひき肉が香ばしいという特別な感覚を味わうことが出来た。この国に来てから香ばしいという表現を乱発している自覚はあるのだけど、実際に香ばしいとしか表現のしようがないので仕方がない。とりあえずイスタンブールに来るならこの店はマストだと思います。

ギョフテを食べたお店の中
店内。炭火のオーブンのようなもので焼いている。
ギョフテ
ギョフテ。製法はハンバーグなのに歯ごたえもあって素晴らしいの一言

■ドルマバフチェ・ジャーミイ
こちらはスルタンの別荘っぽいところ。
トプカプ宮殿よりも西洋趣味が強く、ドイツやフランスの宮殿をそのまま持ってきたようなテイストで
実際にパリの職人に発注した家具などが展示されている。

ドルマバフチェ宮殿の遠景
いかにも西洋風な宮殿
西洋風の宮殿内部
内部も西洋風
装飾のデザインも西洋風
宮殿内の装飾も西洋風
ボルボラス海峡の風景
内部から見たボルボラス海峡
ミント味のノンアルコールカクテル
休憩中に飲んだノンアルコールカクテル。ミントが入っていて甘すぎず爽快感があった。

■Lale İşkembecisi
臓物スープのイシュケンベを食べに来た。
スープ自体はちょっと臭みがあって、モツだな~って味わいだったのだけど
付け合わせのライス(ピラフ)がバターの味が絶妙で、カロリーの暴力っぽい味付けであるものの
あまりの美味さに圧倒されて再訪するとこの時点で決定してしまうくらい美味かった。
そこで気づいたんですが、ピラフってトルコ発祥なんですね。

テラス席の風景
テラス席最高
ピラフとイシュケンベ
ただの白飯にしかみえないがこれがメチャ美味い。

2023年9月18日 イスタンブール旅行3日目

今日はトプカプ宮殿へ向かう。
観光で色々なところを回るのであればイスタンブールミュージアムパスを持っておくと
列に並ばなくて印刷したミュージアムパスのQRコードをかざすだけで入場できるので非常に快適。持っていない場合、チケットの列に延々と並ぶ羽目になる。
観光地としてはトプカプ宮殿とアヤソフィアがダントツに人が多そうなので人が少ない朝一で向かうことにする。

アヤソフィアの遠景画像
途中にあったアヤソフィアの威容

■トプカプ宮殿
旧市街の丘の先端にあるオスマン帝国の宮殿。
世界最大級の帝国の本拠だけあって豪華絢爛といったところを期待するが西洋の宮殿よりは装飾は抑えられていて
そのあたりがイスラムの文化なのか?といったことを感じさせる。

トプカプ宮殿入口その1
入り口の門で開館待ち
トプカプ宮殿入口その2
王宮の入り口
当時の人の模型の展示
当時を再現した展示
ベッドルームの展示
宮殿あるあるのベッドルーム
宝剣の展示
宮殿あるあるの宝剣類
宝石の展示
宝石類。大きさがエグい
宝石や宝器の展示
同じく宝物類
86カラットの巨大ダイヤモンド
エグイ大きさのダイヤモンド 86カラットらしい・・・

それでも博物館としての面白さだけでなく、宮殿側からボルボラス海峡を見下ろすところの景観は圧巻なのでこのためだけにこの宮殿に行く価値はあると思います。

ボルボラス海峡の風景
ボルボラス海峡その1
ボルボラス海峡の風景2
ボルボラス海峡その2
クルアーンの展示1
ムハンマドの書いた手紙の展示
ムハンマドの手紙
ボルボラス海峡のパノラマ


ちなみにハーレムってオタク文化用語としてよく出てくるけど、その語源になったハレムという後宮もあって、私的な空間だからか地下も含まれているのが
興味深かった。
西洋だと王族でも結婚制度があるけれど、オスマンは後宮+宦官制度なので完全に東洋の仕組みになっていて面白い。

ハレムの入り口付近の画像
ハレム 地下にあるので薄暗い
ハレムの黒人奴隷
黒人奴隷がハレムを取り仕切っていたとのこと
ハレム内の風呂
トルコ風呂
スルタンの私室
スルタンの私室っぽい空間

■Ayasofya kebap house
歩き疲れたのでアヤソフィア近くのレストランでケバブを頂く。
Kebapで検索してそこそこスコアの良いところを選んだだけなのだけど、これが滅茶苦茶美味い。
羊肉の香ばしさがジンギスカンでは決して味わったことのないレベルになっていて
ひょっとしてこの国のメシって滅茶苦茶うまいの?と調べ始めるくらいうまい。

シシケバブ
激うまのケバブ

■サバサンド
だらだらガラタ橋まで歩いてサバサンドを頂く。
悪くはないんだけど、やっぱりサバはご飯のほうが合うなあ・・・。
といった観光的な下駄を履かせずシビアに評価してしまった。

サバサンド
サバサンド

そのままガラタ橋の横を走るフェリーへ乗ったのだけど、かなり美しいのでおススメ。

魚市場の売り物
病気にしか見えないイボだらけのカレイが高級食材らしい

■イスタンブール猫事情
私は特に猫好きじゃないので、旅先の猫にBlogで触れたりしないのだけど、無視できないレベルで大量に猫がいる。
どのくらい居るかというと、常に視界に猫がいるんじゃないの?というくらいの密度で猫がいる。
あと異常に人に慣れていて、遊んでくれと絡んでくるので猫好きな人にはたまらない感じではないかと思います。

ガラタ塔付近の夕方の写真
夕方のガラタ塔

2023年9月17日 イスタンブール旅行2日目

■まだまだ続くよ移動編
早朝5時に起きて、始まったばかりのホテルの朝食を少しだけつまんだ。
空港の中にあることや、朝食付きなこと、部屋の広さなどを考えると100ドルはお得な気がしてきた。
朝食後は少し時間が余っていたので空港内を散策。

ホテルの朝食のサラダの雑な切り方の画像
生の人参がサラダにあるのは初めて見た


空港の中だけを見ると、現代的な建物で人の服装とか顔つきみたいなところ以外で中東っぽい特別な何かを感じることはなかった。
制限エリアはその名の通り閉鎖されている空間なので、外の空気に触れられないのが残念。

空港の出発掲示板
中東の空港だけあってなじみのない地名が多い
謎の料理
謎の食べ物たち

8時ごろの飛行機にのってイスタンブールへ。
4時間程度なのですぐに到着し、ホテルに依頼しておいた送迎が来るまで待つ。
Booking.comのホテル送迎が特典で無償になっていたので頼んだのだけど、良く調べるとものすごく評判が悪いのでかなり焦燥感に駆られながら
待っていたのだけど、なんとかドライバーと会うことが出来てホテルまでたどり着くことができた。

Booking.comの送迎は、特にBooking.comが管理しているわけではなく、現地の送迎サービスをシステム的に予約するだけなので場所によっては電話がかかってきて「今どこだよ?」みたいなのに現地語で答えられないとドライバーに会うことができず
一定時間たつとNo Showで金だけとられるというトラブルが多いようだ。
(実際に検索すると怒りの投稿がいっぱい出てくる)
今回はWhatsappでChatしながらだったので会うことができたが、国によっては電話だけとか雑な感じになるのはすぐに想像できるのでお金を出してこのサービスを使うのはかなり危険だと思う。
最大の問題点は依頼者はBooking.comになっているので、たとえUberみたいなものを予約しているのが実体だったとしても自分が発注者ではないので、アプリでお互いの位置をやりとりすることができないため、場所次第で難易度が大きくかわってしまうところにある。なので一見便利そうに見えるプラットフォーマーのサービスですが、使うのは危険ということでした。

イスタンブール空港を出たところの風景
空港の外は南欧風味

■トルコ運転事情
運転手はナイスガイなのだけど、死ぬほど運転が荒い。
車間距離を詰めるとポイントもらえるのか?ってくらい詰めまくるし、威嚇的なクラクションは挨拶くらいの勢いで使うし
高速の路肩は平気で走るし、死ぬんじゃない?みたいなタイミングで割り込むし
人生で一番恐ろしい運転を体験することになった。
後で考えるとこの人がめっちゃ運転荒いことに気づいたのだけど、最初に乗った体験が荒すぎたのでなかなかのカルチャーショックだった。
基本はいい人なので、運転中にタバコくれようとしたりした。吸わねえよ。あと運転中に後ろ向くな、前向け。

タクシーの車内
前見ずにガンガンタバコをすすめてきたりする

■アパートメント
今回は長期に同じところに滞在することもあり、広さ優先でアパートメントを予約した。
掃除などのサービスはついていないけれど以下のメリットがあるので私としては一貫してアパートメント派である。
・圧倒的に広い
・洗濯機が室内にある
・台所がある
・冷蔵庫が巨大
・パンが焼ける
・クローゼットも広い
・圧倒的に広い
・圧倒的に広い
・圧倒的に広い

アパートメントの内部の写真(入口付近)
入り口付近。キッチンが充実しすぎてずっと住みたいくらい快適
アパートメントのリビング
キッチンからリビング方面、ソファの後ろはベッド
アパートメントのベッドサイド
ソファの後ろ(ベッド)
アパートメントのシャワールーム
洗面所とシャワー(死角にトイレ)

欠点がないというわけではなく、主なデメリットとしては以下
・チェックイン、チェックアウトの時間が24時間じゃないので、短期滞在には向かない
・ホテルよりは不便な場所にあることが多い
・ヨーロッパあるあるで、ドアの鍵の開け方にクセが強い(教えてもらわないと無理なレベル)
・レセプションが24時間対応していない
・掃除やシーツの取り換えがない

色々とアパートメントで準備したら14時くらいになったので、周辺を散策しつつピザの名店へ向かう。

イスタンブール旧市街の遠景
いきなりこういう風景が出てくるので油断できない

■Hocapaşa Pidecisi
ピデ(トルコ風ピザ)の名店。
スルタンアフメット地区のSırkecı駅近く。このあたりは名店が集まっているので何度も来ることになる。
注文したのはベーシックなピデで、窯から出てきたところのアツアツで提供される。
チーズとトマトの味が濃くて非常に素晴らしかった。
英語は全然通じないので注意。
水くださいと言ったら、謎のヨーグルト飲料(アイラン?)が出てきた。
これはソウルフードなので、どこに行っても挨拶くらいの勢いで出てくることになる。

その後はダラダラと歩きながらガラタ塔地区へ戻る。

トルコのピザ、その名もpide
Pide

■Galata Art Smyrna Restaurant Cafe
疲れたので近所のカフェで、ビール(1200円もした)とムール貝炒めを頂く。
Googleのスコアはある程度良い店だったのだけど、濃厚な味付けがビールによく合ってうれしい誤算の美味しさだった。
なんかテキトーに店入ってもある程度うまいよね。

ムール貝の炒め物
ムール貝の炒め物。ナッツも美味い。

■イスタンブールカードとその注意点

・イスタンブールカードって何?
イスタンブール観光に必須のイスタンブールカード(交通系ICカード)です。

・なぜ必要なの?
スルタンアフメット地区は慢性的に渋滞しているので、タクシーがまともに機能しない。
あと圧倒的に公共交通機関が安い。
トラムは渋滞に影響されないので速い。

あとタクシーはUber使っていても9割くらいの確率で相場の5倍くらいの現金取引じゃないと受け付けないみたいなDMが飛んでくる。

・どこで手に入れるの?
他のBlogではトラムの駅とかで買えるといったざっくりとした説明だが、場所によっては死ぬほど並ぶ上に
買い方が良くわかっていない観光客ばかりなのでさっぱり列が消化されないということが当たり前にある。
筆者はSırkecıの地下で購入した。観光客はあまりいない場所なのでスルタンアフメット地区で買うならここがおすすめ。
KaraköyやSultanahmetとかはいつまでたっても買えないので避けましょう。

・注意点
普通の使い方ではまず引っかからないのだが、チャージ金額の上限があり、500TL以上はチャージできないので
その場合は新しいカードを買う必要がある。これが分からなくて何度もチャージしようとしてエラーと格闘する羽目になった。
(エラーになぜエラーなのかが表示されないクソ仕様が原因)

・どういった時に上限に引っかかるの?
この後の日記のように長距離のフェリーとか離島とか行くと上限にひっかかる。

アパートメント前の夜景
ナイトモードで撮った夜景。なかなかにエモい。

2023年9月16日 イスタンブール旅行1日目

準備編
今年の夏休みはそもそもロサンゼルスに大谷選手目当てにAngelsの試合を見に行くつもりで準備していたのだけど
大谷選手の調子があやしくなったので1週前に中止して慌ててトルコに切り替えた。
なので準備も一週間程度しか時間がなく慌ただしい準備となった。

以下自分メモ
ビザ→不要
タクシーアプリ→Uberが使える ※使えるが微妙だった
SIM→eSIMで準備 NomadのeSIMを準備した。

イスラム圏なのでお酒が飲めないかもしれないので、ハイボールが作れるようにウィスキーの瓶を持っていこうか悩んだのだけど
普通にビール売っているとのWeb記事があったので、どうせなら地元のお酒を飲もうということでお酒は持ち込まないことにした。

直前に手配したこともあり、かなりキッツイ行程になっていて、初の2回乗換えで、行きは30時間という地獄モード。
具体的には関空→バンコク→マスカット→イスタンブールという旅程。
マスカットに深夜着だけど、イスタンブール行きは朝なので空港ホテルを取るべきか悩む。

関空からバンコク、マスカット、イスタンブールへの乗り換えルートの地図
関空→バンコク→マスカット→イスタンブール

■移動編
バンコクのスワンナプーム国際空港に夕方到着し、ラウンジで時間を潰していたが
既にちょっと疲れていたのでマスカットの空港ホテルを予約した。

空港内のお掃除ロボット、親しみやすさを目的にしたデザインをしていると思うが、はっきりいって怖い
空港内のお掃除ロボット、親しみやすさを目的にしたデザインをしていると思うが、はっきりいって怖い

その後は20時くらいのオマーン航空の便でマスカットへ。
オマーン航空はさすがイスラム系だけあって、日本人なんて一人も乗ってない。
ゴリゴリの民族服の人とかもいて機内の異国感が半端なかった。
あとマイナーな路線になりがちなので、競争力を得るためか食事は大変美味しかったです。
ただアラビックコーヒーはクソまずかった。

クソマズアラビックコーヒー
クソマズアラビックコーヒー

現地時間の23時にマスカットへ到着し、ホテルへ一直線で向かう。
このホテルは空港の制限エリア内にあるので、Transferのゲートをくぐるとそのままアクセス可能。
Booking.comだと高かったので躊躇したのだけど、公式サイトから予約すると100USドルだったので予約した。

オマーン国際空港。拍子抜けするくらい現代的な雰囲気
オマーン国際空港。拍子抜けするくらい現代的な雰囲気
アラビア語で書かれた空港の発着表示
英語orアラビア語なのでそのあたりはさすが中東


部屋はかなり広くて、寝るだけにしてはオーバースペックだったので独房でいいからもう少し安いところが良かったなど思う。

ホテルの部屋内部からの写真。40㎡くらいあり、広い
ホテル。寝るだけでよかったのにやたら広い
ホテルの室内の表示。トイレやシャワーがあり。
洗面シャワートイレも100ドルで空港内部にしてはかなり良い

冷静に考えるとここってみんな大好き「オマーン国際空港」なんだよな、、、、。
なんてことを思いながら就寝。

就寝中に火災報知器が誤作動して戦争???戦争なの???とビビったが誤作動でよかった。

2023年5月4日 台湾南部旅行5日目

さくっと特急に乗って高雄まで戻る。
両方見ての印象だけど、高雄が都会的だけど観光は面白くなくて
台南のほうが地方都市っぽいけど、歴史があるので観光は面白い。

戻りの時刻表

■12食目 老店興隆居傳統早點美食
ここの肉まんが異常なうまさ。
肉汁が小籠包かよってくらい溢れてきて、今まで食べていたものはニセモノじゃないの?ってくらい違いがあった。

異常なうまさの肉まん

■13食目 港園牛肉麵
暑すぎるので汁なし牛肉麺を注文。
しらばくすると油そばっぽいのが出てきて、味も油そばっぽいのだけど、麺がモチモチしているのと
調味料が本格中華なので微妙に日本と味付けのベースが異なっていて味わい深い。
結論として大変美味しかったです。

油そばっぽい牛肉麺
芝生とトラムの線路の組み合わせが最高
オタク要素 トラムのイメージキャラで色々なメディア展開されているみたい
書店での日本観光ガイドコーナー
駁二藝術特區という倉庫を利用したギャラリーがある特区
電気街
サブカル要素は少なめでPCショップが多い
台湾の国宝といえば宝石で出来た白菜だけど、なぜ小さいの?という謎が解けた瞬間。実際に小さい白菜が売ってる。

■14食目 12MINI快煮鍋高雄中華三店
疲れていたので、近所で食べただけ。
味は普通というか、チェーンっぽい味。(実際にチェーンなのだが)
野菜が不足していたので、そういうときは「HotPot」と検索してこういう店を探すようにしている。

2023年5月3日 台湾南部旅行4日目

あまりの暑さにげんなりしてきたので、対策として駅前で電動バイクを借りることにした。
調べた限りでは国際免許がなくても電動バイクは乗ってもOKとのこと。
そのかわり航続距離や速度に限界があるのだけど、あまり遠くまで乗らないしスピード出すのも怖いので問題ない。

四草大橋のそばで練習。海の香りがした。
赤崁楼
借りたバイク。数字は速度じゃなくてバッテリー残量

運転になれるためにとりあえず空いている安平あたりまで乗ってから街の中心にむかい
赤崁楼などをめぐってみた。もともと少なめだったバッテリーが心もとなくなったのでバッテリーを交換してもらい
国立台湾歴史博物館(屋内なので涼しい)へ向かう。

国立台湾歴史博物館

■8食目 博物館のカレー
元気がなかったので、中で食べました。許してください。(;´Д`)
記憶が残っていないくらい特徴のないカレーでした。

■歴史認識
そこまでガッツリと調べたわけではないけれど、ざっと見た感じでは
初期にいたスペインやオランダ、その後は清、日本と統治者が変わっていくところが説明されていて
特にどこがクソとかいう表現はなく
石器時代→歴史がない→オランダが攻めてきた→明→清→日本→中華民国
という流れで日本の占める割合が結構長くて、植民地なので同化政策が目的で日本含めて別に自分たちのことを思いやってくれたわけじゃないけど
教育やインフラ整備がすこぶる捗ったのでまあいいやみたいなマイルドな感じでした。
去年行った沖縄の博物館のほうが国内なのに反日色が強い印象だった。

大航海時代くらいの地図
日本統治時代の資料
ちゃんと植民地支配に対する抵抗運動についても触れられている
中はかなり広い

■9食目 存憶咖啡
けっこうキツめの苦みが素晴らしい味わいだった。

■10食目 福泰飯桌 第三代
ここは評判が良かったのだけど、味は普通だった。
直接的な表現すると、最近見かけないザめしやだったり、xxx食堂みたいなチョイス系の定食屋っぽい感じ。

■11食目 度小月担仔面
物足りないので、もう一度行きました。
誠に申し訳ございません。

2023年5月2日 台湾南部旅行3日目

今日は台南へ向かう。
新幹線もあるみたいなのだけど、そこまで距離が遠くないことや、新幹線の駅が高雄も台南も微妙なところにあって
不便なので、高雄-台南の移動としてはあまりお勧めされていなかった。
在来線は高雄駅から出ているので、のんびりと向かうことにする。

高雄駅 市の中心部なのでアクセス良好
漢字なので見やすい
普通の在来線で向かった
これだけ見ると日本の風景っぽい
台南駅
ちょっと古めかしい雰囲気

台南は歴史のある街らしく、駅も昭和を彷彿とさせる古めかしい駅だった。
まずはホテルまでタクシーで向かい、荷物を預けようとおもったら早めにチェックインさせてくれた。
部屋も中々良いクオリティだったが、WiFiが遅くて後で苦労することになる。

台南でもYouBikeがあるのだけど、ホテルの近くになくてけっこう歩くことになった。
(不便すぎてその後使わなかった)
まずは安平方面で観光したのだけど、あまりの暑さにフラフラになってしまった。
たまりかねてホテルにもどってシャワーを浴びてから再出発。

安平古堡 観光地としては名所扱いだが、そこまで・・・という感じ
水でなぞると乾くまで墨で描いたように見える紙っぽいもの。無限に練習できる。
安平樹屋 こちらのほう分かりやすい面白さがあってお勧め
安平樹屋 その2

■5食目 田ウナギ焼きそば(まずい)
神農街までUberで向かい、焼きそばの名店である福昇小食鱔魚意面へ向かう。
名物の田ウナギの焼きそばを食べたのだけど、これがなかなかキツい。
私自身は好き嫌いはないのだけど、田ウナギは久しぶりにキツイと思った食材であった。
味の方向性は完全にウナギなのだけど、油っけがなくてパサパサした味わいなのと
皮が固いところが不快な食感になっていて、見た目と味の方向性と実際の味わいの乖離が大きくて気持ち悪くなってしまった。
なんとか全部食べました。

新農街
田ウナギ焼きそば(まずい)

■6食目 修安扁担豆花
口直しにほんのりとした甘さの台湾スイーツが心地よかったです。

台湾スイーツ(これは美味い)

■奇美博物館
あまりの暑さに頭がおかしくなりそうだったので、奇美博物館へ向かった。
結構距離があるけれどバスが出ているので格安。
ここは地元の成功した人が作った巨大な博物館。あからさまにホワイトハウスを想起させるような建物や
西洋の有名な建築物をぱk、いや想起させるものがふんだんにあって面白い。

バチカン風の本館
近づくとかなりの迫力

武器コレクションはこれ以外にたっぷりとあって、西洋の軍事博物館並みに所蔵されていた。

バイキング
マングダイ
ロダンの考える人。この作品自体は実は多くの数が制作されたっぽくてそのうちの1つ
ストラディバリウス

■7食目 度小月担仔面
魯肉飯(南部だと肉繰飯というっぽい)って美味しいけど限界あるよねと思っていたんですがまさにチャーハンは色々試してもその通りという感じだったのですが、ここの肉繰飯は想像を超えてくる味わいだった。
肉の香ばしさと油のバランスが絶妙で、担仔面の出汁の味わいも素晴らしく、いい意味で誤算だった。

■台湾酒事情
お酒に合う料理はいっぱいあるのに、アルコールメニューは少ないことが多く、お店を見回してもお酒を飲んでいる人はあまりいない印象。そこそこのサイズのコンビニに行くと、冷蔵庫2つ分くらいはお酒があるのがあたりまえの日本に比べて10種類程度しか陳列されておらず、あまりお酒を飲まないのかな?と興味を持って調べると
台湾の飲酒率は世界でも有数に低いとのこと。体質的にアルコールに弱い人が多いらしい。

林百貨店屋上 女神転生に出てきそうな
こういうのはどこの国でもあるんだな・・・
WWII前からある建物らしく、銃痕などがあちこちにある

2023年5月1日 台湾南部旅行2日目

今日は鼎泰豊に行くのが最大の目的。
日本にもあるやん!と言われそうだが、日本のも行ったことないのでせっかくだから本場で行ってみよう。
高雄だと観光客も少ないし開店前に並んだら楽勝でしょ?と考えていたがこの時点で大間違いだった。。。

ホテルの朝食 おかゆは味のない普通のもの

とりあえずUberで龍虎塔の近くまで来てからYouBikeであたりを散策。
観光地そのものよりも、市場などの生々しい現地の生活のほうが興味深かった。

定番の龍虎塔
五里亭というらしい
市場で売られていた長い茄子
吊り下げて肉が売られているところは東南アジアっぽい雰囲気

■鼎泰豊の並び
YouBikeで蓮池潭のあたりを一周して、まだ時間があったので
鼎泰豊の入っているデパートの開店時間までカフェでアイスコーヒーを飲んで過ごすことに。
10分前にデパートに行くと4-5人しか並んでなかったので楽勝!と思っていたのだが
ここから鼎泰豊の真の恐ろしさを思い知ることになる。

開店後に余裕で地下に降りていくと何かがおかしい。
鼎泰豊を見つけると既に200人くらいは並んでいる。
どういうことだ?
とポカーンと棒立ちになってしまったのだが、結論から言うと
鼎泰豊に近い地下の入り口のところに開店前から数百人が並ぶので正面入り口に並ぶのは素人。
あと数百人並ぶのは台北の観光客のせいだと思っていたが、少なくとも高雄に限っては
完全に地元の人だけでこの並びを作っているので恐ろしい人気である。
本日最大の目標が既に崩壊しつつあることに心が折れそうになったが、なんとか整理券をゲットしてデパート内を散策しながら待つことに。
鼎泰豊はモバイルアプリで今の呼び出しの順番を見ることができるので
整理券だけとっておけばずっと並ぶ必要がないところは良い。

■4食目 鼎泰豊
エビチャーハン、小籠包、エビシューマイを注文。
チャーハンは昨日のチャーハンとはベクトルが完全に違っており
パラパラ感よりもしっとりとした上品な味わいで、ぷりぷりとしたエビの食感とマッチしていて素晴らしい味わいだったが
想像を超えてくる感じではなかったので期待値を上げ過ぎた気もする。

虚ろな目で小籠包を作り続ける人たち
エビチャーハン。美味しいだけでなく何というか美しい。
小籠包
エビ焼売 当然美味い

実際のところ食いすぎだったので、夜はろくに食べずに寝た。

2023年4月30日 台湾南部旅行1日目

準備編

2023年のGWは台湾南部に行くことにした。
動機としてはGWなので旅行費用は高くなりがちなタイミングなのだけど、なぜかマイルでチケットが取れたという理由。
観光として特別に行きたいところがあるわけではないので、ちょっとモチベーションは低めだけどYouTubeを見ているとご飯はとても美味しそうな予感なので、そこだけは楽しみである。暑すぎて引きこもる可能性もあるため、ホテルはある程度のレベルのところを抑えておいた。

とりあえず高雄と台南で3日づつの旅程にして、食べ歩き情報を入念に調査してから向かうことに。

行きはTiger Airで関空→高雄への直行便。(これはマイルじゃなくてちゃんと払った)
本格的なLCCには初めて乗ったのだけど、機内食がついてこない(有償で注文式)とか
飲み物ももちこんじゃダメってルールに微妙さを感じたけれど、食べ歩き前に無駄なカロリーを取らないようにする!と前向きに考えることにした。

タイガーエア LCCだけど第1ターミナルを使えるので便利だった

高雄空港は桃園空港と比べると地方空港なだけあって、ほどよいコンパクトさのある良い空港だった。
入国審査も混まないし(ここ重要)、市街地までのアクセスも地下鉄一本で近い。

高雄空港

まずはホテルに荷物を預けてYouBikeの自転車を借りて美麗島方面へ。
※自転車のライドシェアサービス。格安なので移動にはすごく便利。

ホテルはGreet Inn喜迎旅店、値段の割にすごく良い部屋だった。

■1食目 鶏肉そうめん
美麗島近くのお店で1食目を頂きました。
看板メニューは魯肉飯なのだけど、隣の人が食べているのが美味しそうなので注文してみた。
よく見ると鶏肉だったので美味しく頂きながらアレルギーにちょっと冷や汗を書くことに。
※筆者は軽度の鶏肉アレルギー持ち

鶏肉そうめん(温かい)

その後は地下鉄のRedLine沿いに新堀江商圏という原宿っぽい雰囲気のところに行ったり
三多商圏の誠品書店(オシャレ雑貨&書店)あたりをウロウロしていた。
とりあえず日本の真夏の気候なので暑すぎて長時間外を出歩く気になれない。

定番の美麗駅地下

■六合夜市
夕食はホテルの近くにある高雄ではもっとも大きな夜市に向かってみる。
今回の目的の1つに美味しいチャーハンを探すというのがあって、YouTubeの動画で取り上げられていた鉄板チャーハンが大変美味しそうなので、まずはそれを探してみる・・・。

■2食目 鉄板チャーハン
かなりの火力で作られているチャーハンで、液体の調味料がすぐ水分が飛んでしまうくらいの熱。見事な鉄板さばきで、日本ではめったに味わえない理想的なパラパラチャーハンが出てきた。味は良かったのだけど、想像を超えてくる感じではなかったので期待値を上げ過ぎた気もする。
あとチャーハンだけだとどうしても飽きてしまうので、そのあたりが夜市の欠点かも。
そのあとは台湾名物のウズラをタコ焼き鉄板みたいなので揚げたやつを頂いたりした。

台湾名物のうずら揚げみたいなの たこ焼きの鉄板みたいなので作る