2023年9月22日 イスタンブール旅行7日目

今日は実質的な最終日。
完全にやることがないが、今まで足を向けなかったFener(旧市街から見てヨーロッパ側)に行ってみることにする。
Balat地区がInstagram大好きっ子たちに人気なカラフルな色の家があるとのこと。
確かに青やオレンジの外壁というあまり日本で見かけないものがあったが、ごく一部だけだったので、わざわざ行くほどかな、、、という印象。
観光スポットなのでクズの人がうようよしていることもあり、あまり優先して行かなくてもいいかなという感想です。

■Lale İşkembecisi(2回目)
前回が良かったので再訪、シシケバブならどんな味だろう?と思って試してみた。
当然ながら美味しいのだけど、驚くほどではなかったのでちょっと肩透かしを食らった。
※期待値が高いだけで普通に美味しいです
やはりここはもつ煮込みを食べるお店ということで。

もつ煮
シシケバブ

■お土産探し
もう観光はいいやってことで、買い物目的でLevent駅近くのショッピングセンターへ向かう。このあたりは観光地感は全くないので、クズの人も見かけない。
地元の人がクルマて週末の買い物にやってくるららぽーとみたいなところって印象。
スーパーはかなり大きくてお土産をスーパーで探すタイプの人ならかなり楽しめると思う。

塊のハム(安い)
熟成している肉(たぶん)
謎の日本食レストランのメニュー
オタク要素

■Galata Kitchen
明日の出発の準備とか整理に時間がかかりそうなので夕食は近所のGalata Kitchenで頂く。
ベジタリアン向けっぽい評判もあったので、ちょっと不足している野菜を補給したかった。

旅の総括としては
・アヤソフィアは必見、死ぬまでに見たほうがいい
・ブルーモスクはアヤソフィアの比較対象としてその他の大きなモスクと一緒に見よう。
・トプカピ宮殿も西洋系の宮殿との比較として興味深いのでここを訪れたら必見
・ボルボラス海峡のフェリーも暖かい季節だと最高なのでイスタンブールを訪れたらマスト

2回目来るくらいの何かがあるかと言われるとメシが美味いところはプラスだけど
体験的な何かってのが無いのでちょっと厳しいかもというところでした。
総じて満足度は高かったです。

2023年9月21日 イスタンブール旅行6日目

そろそろ行くところがなくなってきたので、離島めぐりをしてみる。
日本では離島でしか得られないようなひなびた感覚を味わいに離島めぐりをすることがあるのだけど、さすがに外国行ってまでやるとは思わなかった。

イスタンブールから1時間くらいでプリンセス諸島に到着し、隣接した4つの島をめぐることができるみたい。最初のKınalıadaから順番に人が増えていって栄えていくようである。実際に乗り込んでみると昨日の黒海向けのフェリーよりは人は多く、離島とは言えかなり人気のようだ。

途中ですれ違ったクソデカフェリー

■2つ目の島 Burgazada
のんびりした島のようなので、まずはここに降りてみることにする。
人口も1000人くらいらしく、泳げるシーズンでもないので人も少なくて静かな雰囲気だった。散歩するのもだるいなと思っていたら駅前にコミュニティバスのようなものがあって、交通ICカードで乗れそうなので乗ってみると島をぐるっと回ってくれて絶景を何度か見ることが出来て素晴らしい体験ができた。

コミュニティバス。イスタンブールカードで乗れる。


ユニークなところとして離島では全て電気の乗り物にしないといけないらしく、ガソリンエンジン車などは全く見かけなかった。

透明度はかなり高い
蜃気楼のように見えるイスタンブールの大都会
ギリシャとかエーゲ海っぽい雰囲気がある

■ドンドゥルマ
ようするにトルコアイスのことなのですが、せっかくなので食べてみる。
フレーバーはたくさんあるのですが、現地で人気のマスティックガムという歯磨き粉の材料になっているミントフレーバーが人気らしいのでそれを注文。
なんか歯磨きガムっぽい味。美味しいがやはりチョコミントというスタンダードの味わいに勝てるものはないなと再確認。

ドンドゥルマ
どこにでも猫がいる

■1つ目の島 Kınalıada
船を間違えて戻る方向に行ってしまい、スルーした最初の島へ行くことに。
何にもなさ過ぎて寂しかった。

一番小さい島。フェリー乗り場すぐそばにビーチ
雰囲気がやはりギリシャっぽい?

■3つ目の島 Heybeliada
ここはかなり人のいる島で、お昼になっていたのでランチもこの島で食べた。
ただ、かなり観光地化されていて人も多く、離島にきた面白味というところからは遠いところだったので、個人的にはあまり楽しめなかった。
現地の人が海のリゾートを楽しむオシャレな島といった位置づけという印象。

懲りずにケバブを食べ続ける
オシャレ地区って印象

4つ目の島にはいかずにそのままイスタンブールへ戻る。

離島めぐりをした結論としては、結構なお金をかけて海外に行ってまで離島めぐりしなくてもいいんじゃないでしょうかといった
不毛な結論になったのだけど、何事もやってみないと分からないことなので後悔はしていない。

■Şehzade Cağ Kebap
再びスルタンアフメット地区へ戻ってケバブの名店へ向かう。
ここは地元の人もたくさんいる名店で、安い・美味いが両立している素晴らしい店だった。
新鮮な生野菜と薄い生地のパンでサンドイッチっぽくしたものにケバブの肉を叩き込んで食べると味が重層的になって非常に素晴らしい。
野菜単体でも美味しいのにこの肉の罪に塗れた(カロリー的に)味が加わって優勝!って感じだった。

激うまのケバブ

■イスタンブールお酒事情
日本にいるときにリサーチした限りでは普通にスーパーでビール買えると見たのだけど
実際のところマジで売ってない。適当に入っても買えないので注意したほうがよい。

正確に言うとスーパーでビールなどを買うことはできるのだけど、どこでも買えるわけではなく特定のチェーンなら扱っているといった状態っぽい。
何件か当たれば買えると思ってSuper MarketでMap検索して回っても全く売っていなかった。
滞在中に得た結論としては以下

・Şokというチェーンでは売ってる
・キオスクみたいな小さな店でも売ってることがある
・ショッピングセンターの地下の高級スーパーでは高確率で売ってる
・それ以外のスーパーでは全滅

■ミディエ ドルマス(トルコ定番料理)
ムール貝って日本人の感覚からするとそこまで美味しい貝ではないというか
他にもっと美味しいのあるよねって印象だと思うのですが、料理の方法が天才すぎて謝るくらい美味しかったです。
後で調べると以下のような作り方


ムール貝を掃除してきれいにする

ピラフを作る

ムール貝にピラフを詰めて閉じる

水とオリーブオイルで蒸す

冷ます

ピラフの時点でうまいのに貝の出汁が溶け込んでうま味が爆発する感じになる。
かなりめんどくさい料理法だけどこんな料理法は見たことがなかったので天才すぎる。

2023年9月20日 イスタンブール旅行5日目

ある程度観光はしてしまったので、今日は公営のフェリーで黒海方面まで向かうことにする。公営なので数百円で終点まで行くことが出来るので時間があれば超おすすめ。

フェリーはEminönüから出ていて、Rumeli Kavağıというあと少しで黒海というところまで同じ料金で行くことができる。さすがに終点の街はMapで見る限り寂しそうなので、1つ手前のSarıyerという街がレストランもたくさんあるのでそこを目的地にすることにする。

フェリー乗り場近く。釣りをしている人が多い
カサゴ?
釣れていた魚

船上からの風景は素晴らしく、天気も最高でこんな数百円で楽しんで申し訳なくなるくらいだった。乗船時間は90分ぐらいだったけど、退屈することなく最高の時間が過ぎていった。

船上で頂いたチャイ。40円くらい。
ドルマバフチェ・ジャーミイ
7月15日殉教者の橋

後で知ったのだが、ボルボラス海峡は世界一交通量の多い海峡らしい。
てっきりスエズ運河のほうが多いと思っていたのだけど、ドイツ方面から国際河川であるドナウ川(ウィーンやブダペストも通る)が黒海に注ぎ込むこともあって
位置的に地中海の奥のほうというマイナーなイメージとは裏腹に交通量はものすごい量になっているとのこと。
ロシアの中心的な港湾も黒海沿いにあることもあり、ロシア行きの船もなんども見かけた。

Rumeli Hisarı イスタンブール攻撃用に作った要塞らしい
船内にある売店

■Sarıyer
Sarıyerの街はいかにも郊外の漁師町といった雰囲気で、街をあるけばクズがたくさんいるスルタンアフメット地区とは大きく異なったのどかで
過ごしやすい雰囲気の街だった。

フェリー乗り場
水はかなりキレイ

■Filika Sarıyer
まずはランチということで、乗船中に調べておいたシーフードレストランへ向かう。
メニューがなかなか決め切れなかったので、おススメを聞いたらBlue Fishとのこと。調べたらシーバスっぽいので
あんまり美味しい魚じゃないよな・・・と思いつつ注文。
申し訳ございません。と謝るくらい美味しかったです。
シーバスそのものは淡泊な味なのだけど、トマトとオリーブオイルのソースが絶妙で、さっぱりしたシーバスに合わせると
少し甘辛い感じで、出来のいい酢豚を食べたような満足感があった。

オリーブやイカの酢の物(当然美味い)
さっぱりしたスズキをトマトの濃厚ソースで合わせて絶秒な味わい

その後は街を歩いてのどかな郊外の都市を楽しんだ。
明らかにイスタンブールと違ってプレッシャーが少なくてリラックスできるので、やはりイスタンブールは魔境に違いない。特にスルタンアフメット地区。

その後はKabataş(ドルマバフチェの手前)で降りてバスで新市街のショッピングセンターに向かってお土産を買いこんだ。
新市街まで行くと相変わらず渋滞はしているのだけど、スルタンアフメット地区みたいに駐車場なのこれ?みたいな絶望的な感じではなくちゃんと進む。
一気にお土産を買いこんだので、帰りはUberを使った。
(新市街だとタクシーもぼってこない印象ある)

■Hamdi Restaurant
アパートメントから15分くらいで評判のレストランがあったので行ってみる。
ピスタチオの入ったケバブが有名らしく、それを注文してみたのだけど
ピスタチオの香ばしさと肉の香ばしさがミックスされてなるほど美味しい。
肉自体は最初に食べた店のほうが良いので甲乙つけがたいところがあるのだけど、料理として凝っているのはこちらかな。
完走した地域なのでトマト焼いてるだけで美味いとかずるいですよね。

前菜にスープ
ついでに頼んだミニピザ
ピスタチオが練りこまれたケバブ