11月6日 金曜日
今日は移動日。前もってヘルシンキ駅へ送ってもらう手配をホテルにお願いしていたので、朝食を食べて荷物を片付けたらすぐに駅へ移動。ここで人生初めての経験なのだけど、天気が「霧」だった。山の中で霧に遭遇することもほとんど経験がないのに都市部で天気が霧というのはなかなか驚きがあった。
ヘルシンキ駅(ロシアでは目的地が駅の名前になるようだ)は一応国際列車が到着するので、国際列車の駅は在来線の駅と完全に隔離された構造になっていた。在来線のほうはロシアくささに満ち溢れているので、時間が余った人はぜひ訪れるといいと思います。
サンクトペテルブルグを離れて、ヘルシンキへ向かう車窓の中ではそれまで見ることが出来なかった観光地でないローカルなロシアとフィンランドの湖に囲まれた美しい景色を見ることが出来た。霧が幻想的な雰囲気を醸し出し、社内が静かなこともあってどこか異世界に連れていかれそうな気持になる景色だった。
※フィンランド側に来るとネット速度が劇的に向上するとともに湖がたくさん現れる。
ヘルシンキ側のヘルシンキ駅はなんてことない普通の駅で、西側にもどってきたという気分になる。(日本人もあちこちで見かける)
アパートメントの鍵を受け取りに行ったときに20分くらい早かったのでアパートメントの場所だけ教えてもらえないか?とお願いしたら全力で拒否されたのでロシアの好感度が高いこともあって強烈な温度差を感じだ。
たしかに西欧ってこういう感じですよね。そういう意味ではロシアはいい意味でのアジアっぽさがあったのだと今にして思う。
※いわゆる民泊なので暖房をすぐに入れないと・・とドアを開けたらすでに暖かかった。後で調べたらそもそも寒い地域は建物ごと暖房されているらしい。
もう夕方だったのでバス停の場所をチェックしたり、街を軽く回って明日のプランを練っていたら夜になったので、お寿司を食べて寝た。さすがにもう肉系はしんどい。プランを練っているとどうしてもカキが食べたくなったのだけど、ロシアと同じく店が見つからないので執念で検索していたらバルト海対岸のエストニアのタリンなら店がいくつか見つかった。どうやらカキを食べるかどうかはお国柄で違うみたいだ。タリンはヘルシンキ観光のオプションとして定番の旧都市だしユーロも使えるしシェンゲン協定も加盟しているのですぐにいけそうだ。夜のうちに船を予約して明日に備えることにする。