上海旅日記(3日目) 2018/11/25

都会は満喫したので、郊外の朱家角という水郷地区へ向かうことにする。
ルートとしては新設の地下鉄17号線で向かう。
かなりの距離なので頑張って席をとろうと待ったのだけど、開いた瞬間に新年の福男争いを彷彿とさせるタックルが後方からあって席の奪い合いがすさまじい。昔のパチンコ屋の開店直後の席選びを彷彿とさせる戦いがそこにあったのだった。
先頭なのでどうにか席はとれたので、風景を見ながら終点までのんびりとすごす。
全く同じ形の 建売住宅が延々と続いたり、画一的な集合住宅が画一的にずらずらと延々と続いているというのが異様な風景で逆に新鮮だった。
何かに似てると思ったんだけど、今気づいた。SIMCITYだ。

昭和っぽい風景
布団が・・・
キレイなところはこんな感じ
カフェでオレンジジュース
言葉が通じないのでこれくらいしか頼めなかった
市場の風景 食欲が沸かない・・・
こういう美しい水郷風景よりも
こういう昭和っぽい風景のほうがテンションが上がる不思議

水郷の風景はアジア的なので日本人からするとそれほど興味をひかなかったのだけど、どちらかというとその周りの家などの生活感の溢れる街並みが昭和後期っぽさをたたえていて、幼いころに過ごした時代の郷愁を感じさせてくれたことのほうが心に残っている。
今の日本だと玄関先で井戸水で地べたにまな板おいて白菜切ったりしないもんね。

戻ってきて食べた白身魚の煮物定食
新天地(オシャレエリア)

上海旅日記(2日目) 2018/11/24

2日目は浦東を回ろうということでまず朝食。
お粥を食べたのだけど、日本のお粥と同じ味、つまり味がほとんどしないお粥だった。てっきり鶏がらスープベースの中華粥かと思ったのだけどちょっと違うみたい。
おかげで皮蛋をおいしく頂けたから結果オーライ。


地下鉄で陸家嘴まで向かって摩天楼のど真ん中へ到着。
汐留や西新宿も真っ青の超高層ビル群だった。このエリアへ向かったのはお買い物目当てだったのだけど、関税が高いのか
値付けが全体的に日本国内よりも高かったのでウィンドウショッピングだけで撤退。
まあとにかくすごく清潔で概念としての分かりやすい都会が溢れている場所だった。

超高層ビル地帯

ランチは外灘に戻って上海ガニを食べたのだけど微妙だったので割愛。

レンタル傘サービス(たぶん)

このあたりになるとMobikeのアプリを使いこなせるようになってきたので上海市内をポタリングすることにする。
自転車だと上海くらいの大都市でも快適に回ることができる。
フランス租界あたりまで3kmほど漕いだが、道も広いので思ったよりも快適だった。

フランス租界は特にこれといった名所があるわけではなかったけれど、長期間植民地だったこともあり
西洋的な街づくりや建築と東洋っぽさの融合が美しい形で結晶していて、今までに見たことがないくらいユニークで魅力的な街並みを形成していた。後で調べると10億円以上の物件が立ちならぶ中国屈指の超高級住宅街らしい。

フランス租界(おしゃれ)
フランス租界
フランス租界

ホテルに戻って少し休憩したらすっかり暗くなったので再び浦東の超高層ビルへ。
猛烈に並んだり大変だったが、面白いのは面白かった。
PS時代のFF7のミッドガルみたいな光景を見れたのは中々忘れられない。

これでも十分派手だが、実際はパチンコの演出みたいに動くので10倍くらい派手である

夕食はフードコートの海南鶏飯だったのだけど、これがものすごく美味しい。
上海ガニよりも余裕でうまくて、鶏の出汁で炊いたお米が素晴らしい味わいなのと、炒めただけの青梗菜が同じく素晴らしかった。こちらに来て気付いたこととして、中華(上海)料理は決して一般的な日本人がイメージするような油が多くてこってりしたものではなく、実はさっぱりしていて健康的な料理であることだった。

帰りのエレベーター
鶏飯マジウマ

上海旅日記(1日目) 2018/11/23

サクッと2時間ちょいで浦東へ着陸。イミグレ通過に時間がかかったけれど、今のところ英語も通じるしなんとかなりそうである。用意したSIMも認識してちゃんと電波をひろってくれているので、まずはリニアにのってホテルへ向かうことにする。
乗ってから気付いたのだけど、リニアの便によっては時速300kmくらいしか出ないこともあるようだ。イメージとして「新幹線より、ずっとはやい!!」と思ってしまうが全ての便が400km超えをするわけではないみたいだ。

機内食
リニアの中


龍陽路站にすぐ到着したのだけど、近かったのとタクシーが安めであることを事前に調べてあったのでタクシーでホテルに向かう。予約の紙を中国語で印刷しておいたら運転手も理解してくれた。勝手な想像では近代的な部分もある昔ながらの大都市という予想をしていたのだけど、実際は高層ビルが東京以上に乱立する超大都市だった。
GoogleMapを見ていたらホテルとちょっとずれたところに向かっているし、そもそも道ではないところを走っているように見えたのでおかしいと思っていたら、運転手がついたよと言ってくれたのでようやくGoogleMapがおかしいのではないかと思い始める。(この時点ではきづいてない)
本当に場所が合っているのか半信半疑で見上げたら中国語のホテル名はあっていそうなのでレセプションへ向かったら問題なくチェックインできた。ちょっといい部屋が余っているのでそっちに変えとくね?みたいなことを言われた気がするが、深く追求せずに部屋に向かったら超広い部屋に案内された。すごい。また来るときはここ使おう。
電子キー特有のカチャリとした音とともに部屋に入ったらおそらくこのホテルで一番広いであろうスイートだった。
正直なところ自分の住んでる部屋より広い。


とりあえず簡単に荷物を整理したのでさっそく外に出てみよう。
とりあえず見どころの多そうな 豫園 方面へ向かう。
いかにも中華風な古刹といった雰囲気で面白いのだけど、やはり地理的に近い国だけあってこういった歴史系の観光地の雰囲気はどうしても日本と似てしまうのが観光客としては微妙さを感じてしまうところではある。
そして、微妙な違いを感じられるほどの教養もないのであった。

豫園 の後は近くの古城公園に向かって路地を歩いていたら、近代的なビルから1つブロックを隔てただけで昭和そのものの光景がひろがっていてすごいダイナミズムだなあと殺人的な運転をする電動自転車に追い立てられながらそんなことを考えた。

これぞ昭和の風景

古城公園を抜けたらすぐそばは外灘なので、植民地時代の西洋風の建物を眺めながらホテルまでもどったところで歩き疲れて力尽きた。この街マジで大きすぎる。
夕食は歩く元気がなかったのでホテルそばのレストラン。

上海旅日記(準備編)


イタリア旅行時にトランジットで利用した北京空港が物珍しかったのと、マイルで航空券が手配できそうだったので中国に行くことにした。
民主的な国家じゃないのとインターネットが激しく規制されているのでいつもより慎重になって事前準備を入念に行った。

アプリの準備
Baidu Map
中国では地図は軍事情報として管理されているので、正確な地図は政府と契約しないと手に入らないらしい。実際に行って分かったがGoogleMapだとGPSで表示される自分の位置情報が豪快にずれるので役に立たない

Mobike
  シェアリング自転車のアプリ
Wechatpay
日本でもチャージできるQRコード支払いアプリ。実際に大阪駅でチャージできた。対抗馬であるAlipayは中国国内の銀行口座が必要そうなのであきらめた。
ただ、喧伝されてるように電子マネーがないと支払いできないという場面に出くわすことはなかった。

SIMの準備
 香港のローミングSIMを準備した。これがないとグレートファイアーウォールを通過できないので困る。