ウズベキスタン旅日記 準備編

今年の夏休みは色々迷ったのだけど、ウズベキスタンにした。

■ウズベキスタンを選んだ理由

・圧倒的に安い物価
これは非常に分かりやすいポイントで、タクシーでは近距離だと150円程度で移動できるらしい。食事も数百円のため、カンボジアとほぼ同等(またはもっと安い)。

・中央アジア随一の観光地
昔にティムールという戦争の名人みたいな王様が大帝国を築いた名残としてサマルカンドやブハラといった地域に美しい建築物が残っている。

・メシが美味そう
ややコッテリとしているが、トルコで体験したような美味しそうな羊肉が食べられそう

・見たことのない景色
本物の砂漠や地平線、綿花畑やオアシスなど、今まで見たことのない風景が見れる。

元々観光のポテンシャルはかなり高い地域なのだけど、英語が通じにくいとか、交通が不便とか、旧ソ連によくある旅行の作法が面倒とかそういった課題がなくなっていって最近は注目されているようだ。
円安傾向もあって、旅行会Youtubeチャンネルでも頻繁に取り上げられていて静かなブームを感じる。ヨーロッパ圏だと似たような立ち位置にあるのがアルバニアとかで、あとはジョージア(旧グルジア)とかも近い。

■準備編

地球の歩き方がPlatという簡易版しか提供されておらず、現地の情報に困ることもあると思うので後に続く人のために情報をまとめておきます。

▼スマートフォンアプリ

・タクシーアプリ
Yandex GoだけでOK。注意点として、現地の電話番号がないとSIM認証が通らないのでカード支払いができない。その場合、Yandex Goでタクシーは呼べても現金支払いになるので少し不安になるが、そもそも安いのと、釣りをくれないようなチンピラ運転手は50回程度読んで1回くらいだったので、データSIMだけでも大丈夫かなと思います。

※基本的にウズベキスタン人は良い人が多いです。

これがイタリアやトルコなら9割は釣りなんて出さないので、民族性を感じるところです。

・乗換アプリ
地下鉄やバスの案内はGoogle Mapでは出来ないので、入れておくと便利。

・Plus対応のキャッシュカードまたはクレジットカード
基本的に現金社会なので、ATMで卸すのが一番お得でした。ATM自体はあちこちにあるので、ATMが見つからなくて困ることは無いと思います。

・SIM
上述の通り、電話番号がないと駅や施設でWiFiが使えなかったりするのであるほうが便利だけど、無くても困るほどではなかったです。私はeSIMのデータのみで大きな不便は感じませんでした。

・Google翻訳
ウズベク語だけのレストランや、博物館が多いのでGoogleレンズでカメラから翻訳がすごく役に立ちました。

▼通貨
最初はUSドルを持っていこうかと思ったのですが、ATMでお金をおろせそうなので持っていかないことに。結局はUSドルは無くても困りませんでした。

▼航空券
成田から直行便が出ているようですが、本数が少ないので仁川から行くのがベーシックなルートになると思います。

▼鉄道の予約
これがかなり癖があって、一番手間取りました。
ほとんどの人が、タシュケントは通過するだけでサマルカンドやブハラ、余裕のある人はヒヴァといった地域を回る計画を立てると思うのですが、飛行機よりも便の選択肢が豊富な高速鉄道や寝台列車を選ぶと思います。

https://railway.uz/en

上記から予約が可能なのですが、発売されてすぐ席が埋まる傾向があるのと、発売タイミングが曖昧なので苦労します。

基本的には団体なのか、提携している代理店が席を抑えているのか、発売すぐで半数以上の席は埋まった状態となります。その後もどんどん席は埋まっていくので、旅行が決まったらすぐに抑えておくべきかと思います。

私は行きの航空券をとった直後にタシュケント→ブハラの鉄道を予約したのですが、帰りの日程のブハラ→サマルカンド→タシュケントは

発売されておらず、45日前に発売という情報があったので、それを頼りに毎日見ていたのですが結局は3x日といった中途半端なタイミングで突然売りに出されるまで毎日チケットが売りに出されているのかチェックするのが日課になりました。

毎日チェックしていたのでかなり早めに買えたはずですが、そのタイミングですら1等車はほとんど空席がありませんでした。
※ウズベキスタン鉄道のアプリでも買えるが、日付指定にバグがあるのでITに強い人以外はおすすめしない。

2023年9月22日 イスタンブール旅行7日目

今日は実質的な最終日。
完全にやることがないが、今まで足を向けなかったFener(旧市街から見てヨーロッパ側)に行ってみることにする。
Balat地区がInstagram大好きっ子たちに人気なカラフルな色の家があるとのこと。
確かに青やオレンジの外壁というあまり日本で見かけないものがあったが、ごく一部だけだったので、わざわざ行くほどかな、、、という印象。
観光スポットなのでクズの人がうようよしていることもあり、あまり優先して行かなくてもいいかなという感想です。

■Lale İşkembecisi(2回目)
前回が良かったので再訪、シシケバブならどんな味だろう?と思って試してみた。
当然ながら美味しいのだけど、驚くほどではなかったのでちょっと肩透かしを食らった。
※期待値が高いだけで普通に美味しいです
やはりここはもつ煮込みを食べるお店ということで。

もつ煮
シシケバブ

■お土産探し
もう観光はいいやってことで、買い物目的でLevent駅近くのショッピングセンターへ向かう。このあたりは観光地感は全くないので、クズの人も見かけない。
地元の人がクルマて週末の買い物にやってくるららぽーとみたいなところって印象。
スーパーはかなり大きくてお土産をスーパーで探すタイプの人ならかなり楽しめると思う。

塊のハム(安い)
熟成している肉(たぶん)
謎の日本食レストランのメニュー
オタク要素

■Galata Kitchen
明日の出発の準備とか整理に時間がかかりそうなので夕食は近所のGalata Kitchenで頂く。
ベジタリアン向けっぽい評判もあったので、ちょっと不足している野菜を補給したかった。

旅の総括としては
・アヤソフィアは必見、死ぬまでに見たほうがいい
・ブルーモスクはアヤソフィアの比較対象としてその他の大きなモスクと一緒に見よう。
・トプカピ宮殿も西洋系の宮殿との比較として興味深いのでここを訪れたら必見
・ボルボラス海峡のフェリーも暖かい季節だと最高なのでイスタンブールを訪れたらマスト

2回目来るくらいの何かがあるかと言われるとメシが美味いところはプラスだけど
体験的な何かってのが無いのでちょっと厳しいかもというところでした。
総じて満足度は高かったです。

2023年9月21日 イスタンブール旅行6日目

そろそろ行くところがなくなってきたので、離島めぐりをしてみる。
日本では離島でしか得られないようなひなびた感覚を味わいに離島めぐりをすることがあるのだけど、さすがに外国行ってまでやるとは思わなかった。

イスタンブールから1時間くらいでプリンセス諸島に到着し、隣接した4つの島をめぐることができるみたい。最初のKınalıadaから順番に人が増えていって栄えていくようである。実際に乗り込んでみると昨日の黒海向けのフェリーよりは人は多く、離島とは言えかなり人気のようだ。

途中ですれ違ったクソデカフェリー

■2つ目の島 Burgazada
のんびりした島のようなので、まずはここに降りてみることにする。
人口も1000人くらいらしく、泳げるシーズンでもないので人も少なくて静かな雰囲気だった。散歩するのもだるいなと思っていたら駅前にコミュニティバスのようなものがあって、交通ICカードで乗れそうなので乗ってみると島をぐるっと回ってくれて絶景を何度か見ることが出来て素晴らしい体験ができた。

コミュニティバス。イスタンブールカードで乗れる。


ユニークなところとして離島では全て電気の乗り物にしないといけないらしく、ガソリンエンジン車などは全く見かけなかった。

透明度はかなり高い
蜃気楼のように見えるイスタンブールの大都会
ギリシャとかエーゲ海っぽい雰囲気がある

■ドンドゥルマ
ようするにトルコアイスのことなのですが、せっかくなので食べてみる。
フレーバーはたくさんあるのですが、現地で人気のマスティックガムという歯磨き粉の材料になっているミントフレーバーが人気らしいのでそれを注文。
なんか歯磨きガムっぽい味。美味しいがやはりチョコミントというスタンダードの味わいに勝てるものはないなと再確認。

ドンドゥルマ
どこにでも猫がいる

■1つ目の島 Kınalıada
船を間違えて戻る方向に行ってしまい、スルーした最初の島へ行くことに。
何にもなさ過ぎて寂しかった。

一番小さい島。フェリー乗り場すぐそばにビーチ
雰囲気がやはりギリシャっぽい?

■3つ目の島 Heybeliada
ここはかなり人のいる島で、お昼になっていたのでランチもこの島で食べた。
ただ、かなり観光地化されていて人も多く、離島にきた面白味というところからは遠いところだったので、個人的にはあまり楽しめなかった。
現地の人が海のリゾートを楽しむオシャレな島といった位置づけという印象。

懲りずにケバブを食べ続ける
オシャレ地区って印象

4つ目の島にはいかずにそのままイスタンブールへ戻る。

離島めぐりをした結論としては、結構なお金をかけて海外に行ってまで離島めぐりしなくてもいいんじゃないでしょうかといった
不毛な結論になったのだけど、何事もやってみないと分からないことなので後悔はしていない。

■Şehzade Cağ Kebap
再びスルタンアフメット地区へ戻ってケバブの名店へ向かう。
ここは地元の人もたくさんいる名店で、安い・美味いが両立している素晴らしい店だった。
新鮮な生野菜と薄い生地のパンでサンドイッチっぽくしたものにケバブの肉を叩き込んで食べると味が重層的になって非常に素晴らしい。
野菜単体でも美味しいのにこの肉の罪に塗れた(カロリー的に)味が加わって優勝!って感じだった。

激うまのケバブ

■イスタンブールお酒事情
日本にいるときにリサーチした限りでは普通にスーパーでビール買えると見たのだけど
実際のところマジで売ってない。適当に入っても買えないので注意したほうがよい。

正確に言うとスーパーでビールなどを買うことはできるのだけど、どこでも買えるわけではなく特定のチェーンなら扱っているといった状態っぽい。
何件か当たれば買えると思ってSuper MarketでMap検索して回っても全く売っていなかった。
滞在中に得た結論としては以下

・Şokというチェーンでは売ってる
・キオスクみたいな小さな店でも売ってることがある
・ショッピングセンターの地下の高級スーパーでは高確率で売ってる
・それ以外のスーパーでは全滅

■ミディエ ドルマス(トルコ定番料理)
ムール貝って日本人の感覚からするとそこまで美味しい貝ではないというか
他にもっと美味しいのあるよねって印象だと思うのですが、料理の方法が天才すぎて謝るくらい美味しかったです。
後で調べると以下のような作り方


ムール貝を掃除してきれいにする

ピラフを作る

ムール貝にピラフを詰めて閉じる

水とオリーブオイルで蒸す

冷ます

ピラフの時点でうまいのに貝の出汁が溶け込んでうま味が爆発する感じになる。
かなりめんどくさい料理法だけどこんな料理法は見たことがなかったので天才すぎる。

2023年9月20日 イスタンブール旅行5日目

ある程度観光はしてしまったので、今日は公営のフェリーで黒海方面まで向かうことにする。公営なので数百円で終点まで行くことが出来るので時間があれば超おすすめ。

フェリーはEminönüから出ていて、Rumeli Kavağıというあと少しで黒海というところまで同じ料金で行くことができる。さすがに終点の街はMapで見る限り寂しそうなので、1つ手前のSarıyerという街がレストランもたくさんあるのでそこを目的地にすることにする。

フェリー乗り場近く。釣りをしている人が多い
カサゴ?
釣れていた魚

船上からの風景は素晴らしく、天気も最高でこんな数百円で楽しんで申し訳なくなるくらいだった。乗船時間は90分ぐらいだったけど、退屈することなく最高の時間が過ぎていった。

船上で頂いたチャイ。40円くらい。
ドルマバフチェ・ジャーミイ
7月15日殉教者の橋

後で知ったのだが、ボルボラス海峡は世界一交通量の多い海峡らしい。
てっきりスエズ運河のほうが多いと思っていたのだけど、ドイツ方面から国際河川であるドナウ川(ウィーンやブダペストも通る)が黒海に注ぎ込むこともあって
位置的に地中海の奥のほうというマイナーなイメージとは裏腹に交通量はものすごい量になっているとのこと。
ロシアの中心的な港湾も黒海沿いにあることもあり、ロシア行きの船もなんども見かけた。

Rumeli Hisarı イスタンブール攻撃用に作った要塞らしい
船内にある売店

■Sarıyer
Sarıyerの街はいかにも郊外の漁師町といった雰囲気で、街をあるけばクズがたくさんいるスルタンアフメット地区とは大きく異なったのどかで
過ごしやすい雰囲気の街だった。

フェリー乗り場
水はかなりキレイ

■Filika Sarıyer
まずはランチということで、乗船中に調べておいたシーフードレストランへ向かう。
メニューがなかなか決め切れなかったので、おススメを聞いたらBlue Fishとのこと。調べたらシーバスっぽいので
あんまり美味しい魚じゃないよな・・・と思いつつ注文。
申し訳ございません。と謝るくらい美味しかったです。
シーバスそのものは淡泊な味なのだけど、トマトとオリーブオイルのソースが絶妙で、さっぱりしたシーバスに合わせると
少し甘辛い感じで、出来のいい酢豚を食べたような満足感があった。

オリーブやイカの酢の物(当然美味い)
さっぱりしたスズキをトマトの濃厚ソースで合わせて絶秒な味わい

その後は街を歩いてのどかな郊外の都市を楽しんだ。
明らかにイスタンブールと違ってプレッシャーが少なくてリラックスできるので、やはりイスタンブールは魔境に違いない。特にスルタンアフメット地区。

その後はKabataş(ドルマバフチェの手前)で降りてバスで新市街のショッピングセンターに向かってお土産を買いこんだ。
新市街まで行くと相変わらず渋滞はしているのだけど、スルタンアフメット地区みたいに駐車場なのこれ?みたいな絶望的な感じではなくちゃんと進む。
一気にお土産を買いこんだので、帰りはUberを使った。
(新市街だとタクシーもぼってこない印象ある)

■Hamdi Restaurant
アパートメントから15分くらいで評判のレストランがあったので行ってみる。
ピスタチオの入ったケバブが有名らしく、それを注文してみたのだけど
ピスタチオの香ばしさと肉の香ばしさがミックスされてなるほど美味しい。
肉自体は最初に食べた店のほうが良いので甲乙つけがたいところがあるのだけど、料理として凝っているのはこちらかな。
完走した地域なのでトマト焼いてるだけで美味いとかずるいですよね。

前菜にスープ
ついでに頼んだミニピザ
ピスタチオが練りこまれたケバブ

2023年9月19日 イスタンブール旅行4日目

■アヤソフィア
観光の目玉でもあるアヤソフィアへ向かう。
ここはさすがに別格で、昨日に近くを通っただけでもその威容に圧倒されたのだけど、目の前にするとさらに迫力があり素晴らしいの一言。
開館30分弱前に到着すると、ほぼ並ばずに入ることができたので、朝一番に並ぶのががおススメです。

アヤソフィアの遠景
朝一のアヤソフィア
アヤソフィアの手荷物検査の列
手荷物検査の列。無料なのでチケットの列はない。

前日に近くを通った時は千人単位で並んでいるところが見えたので、無償でチケットを買う必要がない分だけ消化は早いのかもしれないけれど
効率的に回るという観点や、空いている状態で見れるというメリットを考えると朝一がベストだと思います。

中に入ると荘厳なヴィザンチン建築が広がっていて、しばらく床に座って「歴史そのもの」と対峙するような不思議な感覚を味わうことができた。
こんなものが作れるというのは人類ってすごいねと素直に思ってしまう。

アヤソフィアの内部、入り口付近
入口付近
アヤソフィア内部
内部(入り口側)
アヤソフィア内部の絨毯の映った風景
絨毯があるので座ってのんびり眺められる
アヤソフィアの天井の天使の絵(顔つき)
天使の絵。これだけ顔が見れるようになっている
アヤソフィアの天井の天使の絵(顔なし)
他の天使の絵は蓋をされている(偶像崇拝禁止)
アヤソフィアの奥から入り口付近
奥から入り口付近を撮ったもの

■観光地で声かけてくる奴は100%金銭目的の輩であること
タイトルそのままなのだけど、西洋方面で旅して観光地で相手から声かけてくる場合、過去の経験から以下のパターンに分類される。

①スリやひったくり
→色んなパターンがあるが、複数人で注意を引き付けて金やカバンを奪うパターン

②カツアゲ
もっと露骨に金を直接的に奪おうとするパターン。赤ちゃんのミルク代がないんだ!という看板を掲げて
取り囲むようなのもこれに含む

③合法狙いのマイルドなカツアゲ
親切を押し付けて(頼まれてもない道案内とか、靴磨きとか)サービスしたんだから金よこせ!と付きまとうパターン
イスタンブールカードの買い方教えてあげるみたいなのもこれに含む
一番遭遇率の高いパターンでもある。

④親切狙いのマイルドなカツアゲ
上記③の亜流で、モノを落としたりわざと転倒したりするのを助けてあげるとそのお礼で何かしたので金よこせというパターン

過去の経験上、相手から声をかけてくるのは100%上記のどれかなのだけど、イスタンブールの観光地はその遭遇頻度が高すぎてうんざりすると思う。
(ちなみにロシアでは例外的に普通に親切な人がたくさんいたので、私の中ではアジアに分類される)
こういったクズの人たちはずっとそれで生活しており、色んなパターンを試して成功したものを洗練させて取り組んでいるので
ある意味では真面目であり、ある程度旅慣れていても引っかかってしまうくらいと思ったほうが良い。
とりあえず対処策としては観光地では知らない人とは何があっても関りを持たないしかない。
一部の地区では④が流行っていて、道路を曲がるたびにモノを大きな音を立てて落とすおっさんに遭遇することになった。

イスタンブールで会ったクズのおじさん
クズのおじさん。日本語超うまい。絨毯屋に引っ張ろうとするがかなり巧妙。

■ブルーモスク
アヤソフィアの隣なので、ついでに向かったがこちらの並びは非常におとなしめ。
すぐに入ることができたのだけど、アヤソフィアと比べると地味というか、シンプルな造形なので
すごい建物なのだけど、アヤソフィア見た後だとどうしても比べてしまって評価が難しいところである。

ブルーモスクの遠景
ブルーモスクの遠景。鳥山明っぽい。
ブルーモスクの伽藍
内部の伽藍
ブルーモスク内部
内部。アヤソフィアの後で見るとかなりさっぱりしている。
ブルーモスク内部の照明と天井
照明はけっこう派手

■イスタンブール地下宮殿
ローマ時代の地下にある水の貯蔵施設。
写真の通りに、この地域のテイストとも異なった面白い施設なのだけど1つだけ欠点があって強烈に並ぶので
オンラインチケットを申し込んで並ばないといつは入れるか分からないので注意。
オンラインチケットをもっているとほぼ並ばずに入ることが出来ます。

イスタンブール地下宮殿の水路
イスタンブール地下宮殿の水路
イスタンブール地下宮殿の水路
照明が時間経過で色が変わるところ
照明は時間経過で色が変わる

■Tarihi Sultanahmet Köftecisi Selim Usta
ギョフテというハンバーグちっくな製法のケバブの名店。ハンバーグはそこまで好きじゃないんだよなあと思ってあまり期待感は高くなかったのだけど土下座して謝るくらい美味かったです。ひき肉が香ばしいという特別な感覚を味わうことが出来た。この国に来てから香ばしいという表現を乱発している自覚はあるのだけど、実際に香ばしいとしか表現のしようがないので仕方がない。とりあえずイスタンブールに来るならこの店はマストだと思います。

ギョフテを食べたお店の中
店内。炭火のオーブンのようなもので焼いている。
ギョフテ
ギョフテ。製法はハンバーグなのに歯ごたえもあって素晴らしいの一言

■ドルマバフチェ・ジャーミイ
こちらはスルタンの別荘っぽいところ。
トプカプ宮殿よりも西洋趣味が強く、ドイツやフランスの宮殿をそのまま持ってきたようなテイストで
実際にパリの職人に発注した家具などが展示されている。

ドルマバフチェ宮殿の遠景
いかにも西洋風な宮殿
西洋風の宮殿内部
内部も西洋風
装飾のデザインも西洋風
宮殿内の装飾も西洋風
ボルボラス海峡の風景
内部から見たボルボラス海峡
ミント味のノンアルコールカクテル
休憩中に飲んだノンアルコールカクテル。ミントが入っていて甘すぎず爽快感があった。

■Lale İşkembecisi
臓物スープのイシュケンベを食べに来た。
スープ自体はちょっと臭みがあって、モツだな~って味わいだったのだけど
付け合わせのライス(ピラフ)がバターの味が絶妙で、カロリーの暴力っぽい味付けであるものの
あまりの美味さに圧倒されて再訪するとこの時点で決定してしまうくらい美味かった。
そこで気づいたんですが、ピラフってトルコ発祥なんですね。

テラス席の風景
テラス席最高
ピラフとイシュケンベ
ただの白飯にしかみえないがこれがメチャ美味い。

2023年9月18日 イスタンブール旅行3日目

今日はトプカプ宮殿へ向かう。
観光で色々なところを回るのであればイスタンブールミュージアムパスを持っておくと
列に並ばなくて印刷したミュージアムパスのQRコードをかざすだけで入場できるので非常に快適。持っていない場合、チケットの列に延々と並ぶ羽目になる。
観光地としてはトプカプ宮殿とアヤソフィアがダントツに人が多そうなので人が少ない朝一で向かうことにする。

アヤソフィアの遠景画像
途中にあったアヤソフィアの威容

■トプカプ宮殿
旧市街の丘の先端にあるオスマン帝国の宮殿。
世界最大級の帝国の本拠だけあって豪華絢爛といったところを期待するが西洋の宮殿よりは装飾は抑えられていて
そのあたりがイスラムの文化なのか?といったことを感じさせる。

トプカプ宮殿入口その1
入り口の門で開館待ち
トプカプ宮殿入口その2
王宮の入り口
当時の人の模型の展示
当時を再現した展示
ベッドルームの展示
宮殿あるあるのベッドルーム
宝剣の展示
宮殿あるあるの宝剣類
宝石の展示
宝石類。大きさがエグい
宝石や宝器の展示
同じく宝物類
86カラットの巨大ダイヤモンド
エグイ大きさのダイヤモンド 86カラットらしい・・・

それでも博物館としての面白さだけでなく、宮殿側からボルボラス海峡を見下ろすところの景観は圧巻なのでこのためだけにこの宮殿に行く価値はあると思います。

ボルボラス海峡の風景
ボルボラス海峡その1
ボルボラス海峡の風景2
ボルボラス海峡その2
クルアーンの展示1
ムハンマドの書いた手紙の展示
ムハンマドの手紙
ボルボラス海峡のパノラマ


ちなみにハーレムってオタク文化用語としてよく出てくるけど、その語源になったハレムという後宮もあって、私的な空間だからか地下も含まれているのが
興味深かった。
西洋だと王族でも結婚制度があるけれど、オスマンは後宮+宦官制度なので完全に東洋の仕組みになっていて面白い。

ハレムの入り口付近の画像
ハレム 地下にあるので薄暗い
ハレムの黒人奴隷
黒人奴隷がハレムを取り仕切っていたとのこと
ハレム内の風呂
トルコ風呂
スルタンの私室
スルタンの私室っぽい空間

■Ayasofya kebap house
歩き疲れたのでアヤソフィア近くのレストランでケバブを頂く。
Kebapで検索してそこそこスコアの良いところを選んだだけなのだけど、これが滅茶苦茶美味い。
羊肉の香ばしさがジンギスカンでは決して味わったことのないレベルになっていて
ひょっとしてこの国のメシって滅茶苦茶うまいの?と調べ始めるくらいうまい。

シシケバブ
激うまのケバブ

■サバサンド
だらだらガラタ橋まで歩いてサバサンドを頂く。
悪くはないんだけど、やっぱりサバはご飯のほうが合うなあ・・・。
といった観光的な下駄を履かせずシビアに評価してしまった。

サバサンド
サバサンド

そのままガラタ橋の横を走るフェリーへ乗ったのだけど、かなり美しいのでおススメ。

魚市場の売り物
病気にしか見えないイボだらけのカレイが高級食材らしい

■イスタンブール猫事情
私は特に猫好きじゃないので、旅先の猫にBlogで触れたりしないのだけど、無視できないレベルで大量に猫がいる。
どのくらい居るかというと、常に視界に猫がいるんじゃないの?というくらいの密度で猫がいる。
あと異常に人に慣れていて、遊んでくれと絡んでくるので猫好きな人にはたまらない感じではないかと思います。

ガラタ塔付近の夕方の写真
夕方のガラタ塔

2023年9月17日 イスタンブール旅行2日目

■まだまだ続くよ移動編
早朝5時に起きて、始まったばかりのホテルの朝食を少しだけつまんだ。
空港の中にあることや、朝食付きなこと、部屋の広さなどを考えると100ドルはお得な気がしてきた。
朝食後は少し時間が余っていたので空港内を散策。

ホテルの朝食のサラダの雑な切り方の画像
生の人参がサラダにあるのは初めて見た


空港の中だけを見ると、現代的な建物で人の服装とか顔つきみたいなところ以外で中東っぽい特別な何かを感じることはなかった。
制限エリアはその名の通り閉鎖されている空間なので、外の空気に触れられないのが残念。

空港の出発掲示板
中東の空港だけあってなじみのない地名が多い
謎の料理
謎の食べ物たち

8時ごろの飛行機にのってイスタンブールへ。
4時間程度なのですぐに到着し、ホテルに依頼しておいた送迎が来るまで待つ。
Booking.comのホテル送迎が特典で無償になっていたので頼んだのだけど、良く調べるとものすごく評判が悪いのでかなり焦燥感に駆られながら
待っていたのだけど、なんとかドライバーと会うことが出来てホテルまでたどり着くことができた。

Booking.comの送迎は、特にBooking.comが管理しているわけではなく、現地の送迎サービスをシステム的に予約するだけなので場所によっては電話がかかってきて「今どこだよ?」みたいなのに現地語で答えられないとドライバーに会うことができず
一定時間たつとNo Showで金だけとられるというトラブルが多いようだ。
(実際に検索すると怒りの投稿がいっぱい出てくる)
今回はWhatsappでChatしながらだったので会うことができたが、国によっては電話だけとか雑な感じになるのはすぐに想像できるのでお金を出してこのサービスを使うのはかなり危険だと思う。
最大の問題点は依頼者はBooking.comになっているので、たとえUberみたいなものを予約しているのが実体だったとしても自分が発注者ではないので、アプリでお互いの位置をやりとりすることができないため、場所次第で難易度が大きくかわってしまうところにある。なので一見便利そうに見えるプラットフォーマーのサービスですが、使うのは危険ということでした。

イスタンブール空港を出たところの風景
空港の外は南欧風味

■トルコ運転事情
運転手はナイスガイなのだけど、死ぬほど運転が荒い。
車間距離を詰めるとポイントもらえるのか?ってくらい詰めまくるし、威嚇的なクラクションは挨拶くらいの勢いで使うし
高速の路肩は平気で走るし、死ぬんじゃない?みたいなタイミングで割り込むし
人生で一番恐ろしい運転を体験することになった。
後で考えるとこの人がめっちゃ運転荒いことに気づいたのだけど、最初に乗った体験が荒すぎたのでなかなかのカルチャーショックだった。
基本はいい人なので、運転中にタバコくれようとしたりした。吸わねえよ。あと運転中に後ろ向くな、前向け。

タクシーの車内
前見ずにガンガンタバコをすすめてきたりする

■アパートメント
今回は長期に同じところに滞在することもあり、広さ優先でアパートメントを予約した。
掃除などのサービスはついていないけれど以下のメリットがあるので私としては一貫してアパートメント派である。
・圧倒的に広い
・洗濯機が室内にある
・台所がある
・冷蔵庫が巨大
・パンが焼ける
・クローゼットも広い
・圧倒的に広い
・圧倒的に広い
・圧倒的に広い

アパートメントの内部の写真(入口付近)
入り口付近。キッチンが充実しすぎてずっと住みたいくらい快適
アパートメントのリビング
キッチンからリビング方面、ソファの後ろはベッド
アパートメントのベッドサイド
ソファの後ろ(ベッド)
アパートメントのシャワールーム
洗面所とシャワー(死角にトイレ)

欠点がないというわけではなく、主なデメリットとしては以下
・チェックイン、チェックアウトの時間が24時間じゃないので、短期滞在には向かない
・ホテルよりは不便な場所にあることが多い
・ヨーロッパあるあるで、ドアの鍵の開け方にクセが強い(教えてもらわないと無理なレベル)
・レセプションが24時間対応していない
・掃除やシーツの取り換えがない

色々とアパートメントで準備したら14時くらいになったので、周辺を散策しつつピザの名店へ向かう。

イスタンブール旧市街の遠景
いきなりこういう風景が出てくるので油断できない

■Hocapaşa Pidecisi
ピデ(トルコ風ピザ)の名店。
スルタンアフメット地区のSırkecı駅近く。このあたりは名店が集まっているので何度も来ることになる。
注文したのはベーシックなピデで、窯から出てきたところのアツアツで提供される。
チーズとトマトの味が濃くて非常に素晴らしかった。
英語は全然通じないので注意。
水くださいと言ったら、謎のヨーグルト飲料(アイラン?)が出てきた。
これはソウルフードなので、どこに行っても挨拶くらいの勢いで出てくることになる。

その後はダラダラと歩きながらガラタ塔地区へ戻る。

トルコのピザ、その名もpide
Pide

■Galata Art Smyrna Restaurant Cafe
疲れたので近所のカフェで、ビール(1200円もした)とムール貝炒めを頂く。
Googleのスコアはある程度良い店だったのだけど、濃厚な味付けがビールによく合ってうれしい誤算の美味しさだった。
なんかテキトーに店入ってもある程度うまいよね。

ムール貝の炒め物
ムール貝の炒め物。ナッツも美味い。

■イスタンブールカードとその注意点

・イスタンブールカードって何?
イスタンブール観光に必須のイスタンブールカード(交通系ICカード)です。

・なぜ必要なの?
スルタンアフメット地区は慢性的に渋滞しているので、タクシーがまともに機能しない。
あと圧倒的に公共交通機関が安い。
トラムは渋滞に影響されないので速い。

あとタクシーはUber使っていても9割くらいの確率で相場の5倍くらいの現金取引じゃないと受け付けないみたいなDMが飛んでくる。

・どこで手に入れるの?
他のBlogではトラムの駅とかで買えるといったざっくりとした説明だが、場所によっては死ぬほど並ぶ上に
買い方が良くわかっていない観光客ばかりなのでさっぱり列が消化されないということが当たり前にある。
筆者はSırkecıの地下で購入した。観光客はあまりいない場所なのでスルタンアフメット地区で買うならここがおすすめ。
KaraköyやSultanahmetとかはいつまでたっても買えないので避けましょう。

・注意点
普通の使い方ではまず引っかからないのだが、チャージ金額の上限があり、500TL以上はチャージできないので
その場合は新しいカードを買う必要がある。これが分からなくて何度もチャージしようとしてエラーと格闘する羽目になった。
(エラーになぜエラーなのかが表示されないクソ仕様が原因)

・どういった時に上限に引っかかるの?
この後の日記のように長距離のフェリーとか離島とか行くと上限にひっかかる。

アパートメント前の夜景
ナイトモードで撮った夜景。なかなかにエモい。

2023年9月16日 イスタンブール旅行1日目

準備編
今年の夏休みはそもそもロサンゼルスに大谷選手目当てにAngelsの試合を見に行くつもりで準備していたのだけど
大谷選手の調子があやしくなったので1週前に中止して慌ててトルコに切り替えた。
なので準備も一週間程度しか時間がなく慌ただしい準備となった。

以下自分メモ
ビザ→不要
タクシーアプリ→Uberが使える ※使えるが微妙だった
SIM→eSIMで準備 NomadのeSIMを準備した。

イスラム圏なのでお酒が飲めないかもしれないので、ハイボールが作れるようにウィスキーの瓶を持っていこうか悩んだのだけど
普通にビール売っているとのWeb記事があったので、どうせなら地元のお酒を飲もうということでお酒は持ち込まないことにした。

直前に手配したこともあり、かなりキッツイ行程になっていて、初の2回乗換えで、行きは30時間という地獄モード。
具体的には関空→バンコク→マスカット→イスタンブールという旅程。
マスカットに深夜着だけど、イスタンブール行きは朝なので空港ホテルを取るべきか悩む。

関空からバンコク、マスカット、イスタンブールへの乗り換えルートの地図
関空→バンコク→マスカット→イスタンブール

■移動編
バンコクのスワンナプーム国際空港に夕方到着し、ラウンジで時間を潰していたが
既にちょっと疲れていたのでマスカットの空港ホテルを予約した。

空港内のお掃除ロボット、親しみやすさを目的にしたデザインをしていると思うが、はっきりいって怖い
空港内のお掃除ロボット、親しみやすさを目的にしたデザインをしていると思うが、はっきりいって怖い

その後は20時くらいのオマーン航空の便でマスカットへ。
オマーン航空はさすがイスラム系だけあって、日本人なんて一人も乗ってない。
ゴリゴリの民族服の人とかもいて機内の異国感が半端なかった。
あとマイナーな路線になりがちなので、競争力を得るためか食事は大変美味しかったです。
ただアラビックコーヒーはクソまずかった。

クソマズアラビックコーヒー
クソマズアラビックコーヒー

現地時間の23時にマスカットへ到着し、ホテルへ一直線で向かう。
このホテルは空港の制限エリア内にあるので、Transferのゲートをくぐるとそのままアクセス可能。
Booking.comだと高かったので躊躇したのだけど、公式サイトから予約すると100USドルだったので予約した。

オマーン国際空港。拍子抜けするくらい現代的な雰囲気
オマーン国際空港。拍子抜けするくらい現代的な雰囲気
アラビア語で書かれた空港の発着表示
英語orアラビア語なのでそのあたりはさすが中東


部屋はかなり広くて、寝るだけにしてはオーバースペックだったので独房でいいからもう少し安いところが良かったなど思う。

ホテルの部屋内部からの写真。40㎡くらいあり、広い
ホテル。寝るだけでよかったのにやたら広い
ホテルの室内の表示。トイレやシャワーがあり。
洗面シャワートイレも100ドルで空港内部にしてはかなり良い

冷静に考えるとここってみんな大好き「オマーン国際空港」なんだよな、、、、。
なんてことを思いながら就寝。

就寝中に火災報知器が誤作動して戦争???戦争なの???とビビったが誤作動でよかった。

ドイツ旅日記 おまけ①

サッカーの後でTripadvisorで人気のレストランへ行ってみたがすごく当たりだったので紹介します。

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187323-d2304204-Reviews-VOLT-Berlin.html

VOLTという店で店構えはある程度カジュアルで入りやすいのですが、会話の内容が料理中心になるくらいには美味しい料理が食べられました

パンもうまいが、バターが溶けるような味わいで素晴らしい
前菜っぽいもの
低温調理な鮭
たぶんタラ
たぶんアンコウ
おにく

ドイツ旅日記 2017年10月12日(木)

今日はベルリンフィルのコンサートをメインにしつつも明るい間はライトな市内観光に向かう。まずは絵画館に訪れたのだけど結果としてはかなり微妙なラインナップだった。かなりの広さではあったのだけどあまり好みの作品がなかった。有名な画家の作品はいくつもあるのだけど、なんというか有名ミュージシャンのB面集みたいななんともいえない微妙さがあって、長く鑑賞するような絵もなくさっさと退出。

※そもそも有名どころなのに中がガラガラだったので私だけがそう感じるわけではあるまい

時間が余ったので、海外であまり行かない動物園に向かってみた。

さすがにキリンさんは寒そうである
バファロー。結構めずらしいと思う
マンドリル

動物園という仕組み自体は同じなのだけど、地理的に近くに生息する動物の濃度が濃くなるのでこれだけ遠い場所だとさすがにラインナップが異なっていて興味深かった。象さんやパンダが人気なのはどこも同じみたいだけど。

デパートで食べたお魚定食、、、値段のわりに微m


ベルリンフィル

ベルリンフィルは世界のトップのいくつかというのは事前知識とは知っていたのだけど、パリやロンドンやウィーンで定評のあるオーケストラの演奏を聴いていたのでそこまで大きな違いを感じることはないのだろうと思っていたのだけど、いい意味で予想を裏切られる素晴らしいものだった。素人にもはっきりと分かるような正確さというかバカウマな演奏でこりゃすごいやと素直に恐れ入ったことを今でも覚えている。