2023年9月18日 イスタンブール旅行3日目

今日はトプカプ宮殿へ向かう。
観光で色々なところを回るのであればイスタンブールミュージアムパスを持っておくと
列に並ばなくて印刷したミュージアムパスのQRコードをかざすだけで入場できるので非常に快適。持っていない場合、チケットの列に延々と並ぶ羽目になる。
観光地としてはトプカプ宮殿とアヤソフィアがダントツに人が多そうなので人が少ない朝一で向かうことにする。

アヤソフィアの遠景画像
途中にあったアヤソフィアの威容

■トプカプ宮殿
旧市街の丘の先端にあるオスマン帝国の宮殿。
世界最大級の帝国の本拠だけあって豪華絢爛といったところを期待するが西洋の宮殿よりは装飾は抑えられていて
そのあたりがイスラムの文化なのか?といったことを感じさせる。

トプカプ宮殿入口その1
入り口の門で開館待ち
トプカプ宮殿入口その2
王宮の入り口
当時の人の模型の展示
当時を再現した展示
ベッドルームの展示
宮殿あるあるのベッドルーム
宝剣の展示
宮殿あるあるの宝剣類
宝石の展示
宝石類。大きさがエグい
宝石や宝器の展示
同じく宝物類
86カラットの巨大ダイヤモンド
エグイ大きさのダイヤモンド 86カラットらしい・・・

それでも博物館としての面白さだけでなく、宮殿側からボルボラス海峡を見下ろすところの景観は圧巻なのでこのためだけにこの宮殿に行く価値はあると思います。

ボルボラス海峡の風景
ボルボラス海峡その1
ボルボラス海峡の風景2
ボルボラス海峡その2
クルアーンの展示1
ムハンマドの書いた手紙の展示
ムハンマドの手紙
ボルボラス海峡のパノラマ


ちなみにハーレムってオタク文化用語としてよく出てくるけど、その語源になったハレムという後宮もあって、私的な空間だからか地下も含まれているのが
興味深かった。
西洋だと王族でも結婚制度があるけれど、オスマンは後宮+宦官制度なので完全に東洋の仕組みになっていて面白い。

ハレムの入り口付近の画像
ハレム 地下にあるので薄暗い
ハレムの黒人奴隷
黒人奴隷がハレムを取り仕切っていたとのこと
ハレム内の風呂
トルコ風呂
スルタンの私室
スルタンの私室っぽい空間

■Ayasofya kebap house
歩き疲れたのでアヤソフィア近くのレストランでケバブを頂く。
Kebapで検索してそこそこスコアの良いところを選んだだけなのだけど、これが滅茶苦茶美味い。
羊肉の香ばしさがジンギスカンでは決して味わったことのないレベルになっていて
ひょっとしてこの国のメシって滅茶苦茶うまいの?と調べ始めるくらいうまい。

シシケバブ
激うまのケバブ

■サバサンド
だらだらガラタ橋まで歩いてサバサンドを頂く。
悪くはないんだけど、やっぱりサバはご飯のほうが合うなあ・・・。
といった観光的な下駄を履かせずシビアに評価してしまった。

サバサンド
サバサンド

そのままガラタ橋の横を走るフェリーへ乗ったのだけど、かなり美しいのでおススメ。

魚市場の売り物
病気にしか見えないイボだらけのカレイが高級食材らしい

■イスタンブール猫事情
私は特に猫好きじゃないので、旅先の猫にBlogで触れたりしないのだけど、無視できないレベルで大量に猫がいる。
どのくらい居るかというと、常に視界に猫がいるんじゃないの?というくらいの密度で猫がいる。
あと異常に人に慣れていて、遊んでくれと絡んでくるので猫好きな人にはたまらない感じではないかと思います。

ガラタ塔付近の夕方の写真
夕方のガラタ塔

2023年9月17日 イスタンブール旅行2日目

■まだまだ続くよ移動編
早朝5時に起きて、始まったばかりのホテルの朝食を少しだけつまんだ。
空港の中にあることや、朝食付きなこと、部屋の広さなどを考えると100ドルはお得な気がしてきた。
朝食後は少し時間が余っていたので空港内を散策。

ホテルの朝食のサラダの雑な切り方の画像
生の人参がサラダにあるのは初めて見た


空港の中だけを見ると、現代的な建物で人の服装とか顔つきみたいなところ以外で中東っぽい特別な何かを感じることはなかった。
制限エリアはその名の通り閉鎖されている空間なので、外の空気に触れられないのが残念。

空港の出発掲示板
中東の空港だけあってなじみのない地名が多い
謎の料理
謎の食べ物たち

8時ごろの飛行機にのってイスタンブールへ。
4時間程度なのですぐに到着し、ホテルに依頼しておいた送迎が来るまで待つ。
Booking.comのホテル送迎が特典で無償になっていたので頼んだのだけど、良く調べるとものすごく評判が悪いのでかなり焦燥感に駆られながら
待っていたのだけど、なんとかドライバーと会うことが出来てホテルまでたどり着くことができた。

Booking.comの送迎は、特にBooking.comが管理しているわけではなく、現地の送迎サービスをシステム的に予約するだけなので場所によっては電話がかかってきて「今どこだよ?」みたいなのに現地語で答えられないとドライバーに会うことができず
一定時間たつとNo Showで金だけとられるというトラブルが多いようだ。
(実際に検索すると怒りの投稿がいっぱい出てくる)
今回はWhatsappでChatしながらだったので会うことができたが、国によっては電話だけとか雑な感じになるのはすぐに想像できるのでお金を出してこのサービスを使うのはかなり危険だと思う。
最大の問題点は依頼者はBooking.comになっているので、たとえUberみたいなものを予約しているのが実体だったとしても自分が発注者ではないので、アプリでお互いの位置をやりとりすることができないため、場所次第で難易度が大きくかわってしまうところにある。なので一見便利そうに見えるプラットフォーマーのサービスですが、使うのは危険ということでした。

イスタンブール空港を出たところの風景
空港の外は南欧風味

■トルコ運転事情
運転手はナイスガイなのだけど、死ぬほど運転が荒い。
車間距離を詰めるとポイントもらえるのか?ってくらい詰めまくるし、威嚇的なクラクションは挨拶くらいの勢いで使うし
高速の路肩は平気で走るし、死ぬんじゃない?みたいなタイミングで割り込むし
人生で一番恐ろしい運転を体験することになった。
後で考えるとこの人がめっちゃ運転荒いことに気づいたのだけど、最初に乗った体験が荒すぎたのでなかなかのカルチャーショックだった。
基本はいい人なので、運転中にタバコくれようとしたりした。吸わねえよ。あと運転中に後ろ向くな、前向け。

タクシーの車内
前見ずにガンガンタバコをすすめてきたりする

■アパートメント
今回は長期に同じところに滞在することもあり、広さ優先でアパートメントを予約した。
掃除などのサービスはついていないけれど以下のメリットがあるので私としては一貫してアパートメント派である。
・圧倒的に広い
・洗濯機が室内にある
・台所がある
・冷蔵庫が巨大
・パンが焼ける
・クローゼットも広い
・圧倒的に広い
・圧倒的に広い
・圧倒的に広い

アパートメントの内部の写真(入口付近)
入り口付近。キッチンが充実しすぎてずっと住みたいくらい快適
アパートメントのリビング
キッチンからリビング方面、ソファの後ろはベッド
アパートメントのベッドサイド
ソファの後ろ(ベッド)
アパートメントのシャワールーム
洗面所とシャワー(死角にトイレ)

欠点がないというわけではなく、主なデメリットとしては以下
・チェックイン、チェックアウトの時間が24時間じゃないので、短期滞在には向かない
・ホテルよりは不便な場所にあることが多い
・ヨーロッパあるあるで、ドアの鍵の開け方にクセが強い(教えてもらわないと無理なレベル)
・レセプションが24時間対応していない
・掃除やシーツの取り換えがない

色々とアパートメントで準備したら14時くらいになったので、周辺を散策しつつピザの名店へ向かう。

イスタンブール旧市街の遠景
いきなりこういう風景が出てくるので油断できない

■Hocapaşa Pidecisi
ピデ(トルコ風ピザ)の名店。
スルタンアフメット地区のSırkecı駅近く。このあたりは名店が集まっているので何度も来ることになる。
注文したのはベーシックなピデで、窯から出てきたところのアツアツで提供される。
チーズとトマトの味が濃くて非常に素晴らしかった。
英語は全然通じないので注意。
水くださいと言ったら、謎のヨーグルト飲料(アイラン?)が出てきた。
これはソウルフードなので、どこに行っても挨拶くらいの勢いで出てくることになる。

その後はダラダラと歩きながらガラタ塔地区へ戻る。

トルコのピザ、その名もpide
Pide

■Galata Art Smyrna Restaurant Cafe
疲れたので近所のカフェで、ビール(1200円もした)とムール貝炒めを頂く。
Googleのスコアはある程度良い店だったのだけど、濃厚な味付けがビールによく合ってうれしい誤算の美味しさだった。
なんかテキトーに店入ってもある程度うまいよね。

ムール貝の炒め物
ムール貝の炒め物。ナッツも美味い。

■イスタンブールカードとその注意点

・イスタンブールカードって何?
イスタンブール観光に必須のイスタンブールカード(交通系ICカード)です。

・なぜ必要なの?
スルタンアフメット地区は慢性的に渋滞しているので、タクシーがまともに機能しない。
あと圧倒的に公共交通機関が安い。
トラムは渋滞に影響されないので速い。

あとタクシーはUber使っていても9割くらいの確率で相場の5倍くらいの現金取引じゃないと受け付けないみたいなDMが飛んでくる。

・どこで手に入れるの?
他のBlogではトラムの駅とかで買えるといったざっくりとした説明だが、場所によっては死ぬほど並ぶ上に
買い方が良くわかっていない観光客ばかりなのでさっぱり列が消化されないということが当たり前にある。
筆者はSırkecıの地下で購入した。観光客はあまりいない場所なのでスルタンアフメット地区で買うならここがおすすめ。
KaraköyやSultanahmetとかはいつまでたっても買えないので避けましょう。

・注意点
普通の使い方ではまず引っかからないのだが、チャージ金額の上限があり、500TL以上はチャージできないので
その場合は新しいカードを買う必要がある。これが分からなくて何度もチャージしようとしてエラーと格闘する羽目になった。
(エラーになぜエラーなのかが表示されないクソ仕様が原因)

・どういった時に上限に引っかかるの?
この後の日記のように長距離のフェリーとか離島とか行くと上限にひっかかる。

アパートメント前の夜景
ナイトモードで撮った夜景。なかなかにエモい。