2014年9月9日(火曜日)
今日はトレドへ向かう。駅の構造やスペインの電車のしきたりが分からなかったので、30分前に到着したのだけど
それでも乗り遅れそうになった。
とりあえず長距離列車(都市交通以外)に乗る場合は、航空機のようなチェックがあるのでそれを
通過しないとホームにたどり着くことができない。
他の国だとそもそも改札すらないのがスタンダードなので、激しいローカルルールの洗礼を浴びました。
やっぱ治安悪いだろここ。
車窓から見るスペインの大地はフランスの緑やドイツの森とは違って、茶色い岩石と土に覆われた
荒れ果てた風景だった。ヨーロッパというよりは、メキシコだとか、アフリカという名前から想起される
雰囲気が近かった。
トレドについて、最近どこにでもある観光地をぐるぐる回るバス
(※便宜的に赤バスと個人的に呼んでいる)に乗って、街をとりあえず一周してみることにする。
さすがの観光名所なだけあって、大航海時代を思わせる雰囲気の建物が街中を覆い尽くしていた。
街を取り囲む川と、当時のままのこっている石のアーチ、水道跡などが自動車や鉄道がなかった時代をそのまま
残していて、マドリードの都会的な景色とは対照的な景色だった。
日本は狭いのでどうしても近代的な建物と古い建物が共存する形にならざるを得なくて
ここやヴェネチアのような街全体をテーマパーク化したような場所を作ることが出来ないので
こういったところを訪れるとどうしても羨ましく感じてしまう。