ウィーン その7 ムジークフェライン

ちょっと休憩してムジークフェラインに向かう。クラシッコの殿堂であるこの
施設も今回の目玉ポイントのひとつ。私はさっぱりクラシックの知識はないのですが
くま兄さんという強い味方がいるため、事前に各地の演目をチェックしていただいて
フランス国立管弦楽団がヴェルティのレクイエムが一押しだったので
チケットを抑えておいたのでした。

館内はさすがに豪華で、かつフォーマルな人が多くて緊張する。
チケットは事前にネット経由で手に入れていたので、メールを印刷したものを
渡すとチケットと引換えてくれた。しかし完全にドイツ語のみで記述されているため
ものすごく席を探すのが難しかったというか、無理だったので案内の人に場所を聞いて
なんとか席がわかった。
フランスやイタリアでは英語が読めればなんとかなったのだけど、この国では
英語表記はそれほど充実しているとはいえないので、英語で話しかけないと
ものすごく不便になる。逆にあるていど話すことができれば人は親切だし、サービスはマメなので
イタリアみたいな下痢便が大半を占めるような国と比べると格段にすごしやすい。

演奏前に白ワインを頂く。こうやってコンサートホールのバーで一杯やると
洋画の1シーンみたいで無駄にテンションあがりますね。

肝心のコンサートは恐ろしい出来で、まったく素養のない私にもその圧倒的な技術
と音の迫力にあっとういう間に2時間が過ぎてしまった。
個人的な音楽体験としてはSummerSonicでのProdigyを超えるものはないと
思っているのだけど、ベクトルは違うものの、感じたパワーには匹敵するものがあった。
100人近くいるコーラスの音量とそれに負けじと鳴らされる楽器隊の
一糸乱れない統率された音は様式美の極限を見るようだった。
帰国後オーディオに対する興味が薄れてしまったのはどれだけ金をかけても
ムジークフェラインでの間近で聞くオーケストラの音を再現することは
不可能だと悟ったからかもしれない。

コンサートが終わると10時を回っていたので、リンクを周回するトラムを回って
アパートメントまで帰宅。
アパートの前にBentoとかかれたそのまま弁当屋さんがあったのでそれを
晩ご飯にする。今日は日本食ばかりだな。
10ユーロもしたけれどこれがおいしい。
少なくともオリジン◯当なんて目じゃないくらい素晴らしい出来だ。
おまけについてきた味噌汁もきちんと具のはいっている素晴らしいものだった。
松屋の味噌汁なんてこれと比べたら下水。
大半の定食屋さんの味噌汁より良い出来のものがまさかオーストリアで
飲めるとは思わなかった。

まあ値段も高いんですけどね。

そのままワインを飲みながら就寝。

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