今日はBudapest行き。
初めての旧共産圏に足を踏み入れることになる。
ウィーンは日本並に治安がよくて、夜中にひとりで外出することに
プレッシャーを感じないというすばらしい都市なのだけど、当然ハンガリーは
そんなことはないだろうから緊張して望む。Mitteからのチケットを買ったつもりだったのだけど、実際にチケットは
Meidlingからのものだったので、間に合わないという非常事態に。
あわててチケットを取り替えてもらって、時間を遅らせることで対応できた。
そのかわりにハンガリー滞在時間はほとんどなくなってしまったけれど。
■世界の車窓から
たらったーたー。たーたー。たーたー。
いつもの世界の車窓からです。
今回はウィーン西駅から、ハンガリーブダペスト東駅まで。
同じドナウ川沿岸の都市だけど、電車で約3時間。
華やかなウィーンを離れるとすぐに欧州的な平坦な風景が続く。
ここからハンガリーと書いてあるわけではないのだけど雰囲気がガラっと
変わるのですぐに分かった。
なぜなら、建物と車がはっきりとわかるくらいボロっちくなったからだ。
画一的なデザインの建物をみるとそこに共産圏の面影を見てしまうのは
私の偏見なのだろうか?
少し山がちな風景になってしばらく、Budapest東駅(Keteti pu)に到着。
まず驚いたのはその駅舎そのものが美しいことだた。
これぞターミナルって形のホームがずらりと並んだ上にアーチ状の
天井がかかっている。これだけでもここに来た甲斐があった。
共産圏ということで構えまくりだったのですが、そんなに危険な雰囲気は
なかった。日本の倍くらいのスピードのエスカレーターにちょっと面食らう
ところはあるだろうけど、普通の都会の雰囲気だった。
その地下鉄に乗り換えて聖イシュトヴァーン大聖堂へ向かう。
そういえばハンガリーはロンドンに続いて世界で2番目に地下鉄が
開通したらしい。東欧ということで意外な気がしたのだけど、実際にの乗り換えで
その最古の路線のホームに立ってみるととてもホームとは思えないくらい狭かったので
なにかの間違いかと思ったのだけど、路面電車2両編成みたいなのがやってきた・・・。
当時のまま今も走っているのね・・・。
そういえば東京も最初にできた銀座線は6両だっけ。
■聖イシュトヴァーン大聖堂
手軽に行けそうなみどころはここしかなかったので、向かってみる。
王宮やブダの丘はアクセスが良くないので難しそうだ。
Bajcsy-Zslinszky ut. で降りて、大聖堂に。
まわりは街中でありながら、大通りから一歩離れたらかなり閑静な雰囲気だった。
さすがに大聖堂系は見慣れてきたので驚かないと思っていたのだけど
今まで見ていたイタリアやフランスのどれとも違っていて見ごたえがあった。
少しオリエンタルな雰囲気が含まれていて、写真をとりながら荘厳な
雰囲気を楽しめた。
フランスみたいな西欧から比べるとトルコの方が近いような地域なのだけど
やっぱりここも欧州なんだなと思ったり、その広さの中でも
地域によって少しづつ違う雰囲気があるところに心が惹かれて
東欧を本格的に回ってみたいなという欲が湧いてきた。
■ウィーンへ
時間がなかったので、そのままトンボ帰り。
駅前でバーガーキングをキメて、のこったハンガリーフォリントで
ビールや水やらお菓子やらを使い切るつもりで買った。
コーラやペプシはともかくハンガリーの街角のショップだと
ジュースやお菓子に見慣れたブランドがないのでおもしろい。
物価も安いので東欧熱が高まりそうになってしまう。
ちなみに地下鉄の切符の査察とかはウィーンでは皆無ですが
ブダペストはやる気満々なので買い忘れには注意。