今年は全然買うつもりがなかったのだけど、なんだい君が前に良いと言っていたアレキサンダー・マックイーンのドクロシャツがセールにかかっていたので、つい買ってしまった。
本来は会社のドレスコードの限界を試すためにドクロマフラーを買うつもりで昼休みに阪急メンズ館に突撃したのだけれど、お目当てのマフラーはセール対象外だったのでがっくりきたところに目に入ったシャツが34kならつい買ってしまいますよね?
しかしこれ完全に若気の至りで買う系統の服やな(;´Д`)
9月13日 金曜日
今日は美術館めぐり。ノエイピナコテークとアルテ・ピナコテークへ。
これだけ海外の有名な美術館を総なめにしているとさすがに一段落ちるという
印象な否めなかったのですが
http://nl.wikipedia.org/wiki/I_lock_my_door_upon_myself
これだけは最高クラスによかった。
ミュンヘンに行くならぜひ。
※全然関係ないが、100円ショップならぬ1ユーロショップ
9月14日 土曜日
今日は最終日。アルプスの方面に行くつもりだったのだけど、予想以上に寒かったことや
天気が悪くて雪になっていたので、中止してドイツ博物館へ。
軍オタ少年だった人としては、V2ロケットやジェットエンジンのメッサーシュミット
ユンカースなどが見れて至福の時間だった。
やはり機械化が始まってからドイツは歴史で輝きを放つのですねと。
その後、もう少し観光をしようかと思ったのですが、既にバイエルンファンが地下鉄で目立ってきたので
少し早めにアリアンツ・アレーナへ直行することに。
試合開始1時間前でしたが、既に電車は超満員で、臨時便がバンバン出ている状態だった。
駅から見るアリアンツ・アレーナは、いかにもスタジアムといった外見ではなく、ふわふわのマシュマロリング
のような形をしていて、近くによると外壁が半透明になっていることもあり、かなり未来的な建造物だった。
一番印象的だったのは、車いすの人がたくさんいて、バリアフリーが徹底していないとこんなことにはならないなと思い
生活の豊かさや環境を求めるEUっぽい生活が非常に羨ましくなった。
試合はハノーバーとだったのだけど当然ながら最初から最後までベップバイエルンの圧勝。
9月11日 水曜日
この日は朝6時のバスにのってミュンヘンまで移動した。
早起きと疲れのピークが重なって出かける元気がなかったので
デパ地下でご飯と水などを調達して、休養にあてた。
9月12日 木曜日
今日はダッハウ強制収容所へ行く日。
今回の旅行はプラハ本命で、それに組み合わせる都市としてミュンヘンを選択した理由は
バイエルン・ミュンヘンの試合が見れることと、近くにナチス時代の強制収容所の跡地があることだった。
有名なアウシュヴィッツはポーランドの、それもかなりの僻地にあることから、それ自体を目的にした旅でないと厳しい位置にあるため、カジュアル志向の私としてはダッハウ強制収容所の位置はうってつけであった。
場所はミュンヘン郊外の空気がよい環境にあり、とても凄惨な出来事があった収容所跡地とは
思えない雰囲気だった。
※とにかく広い
収容所はほとんどが解体されていて更地になっているのだけど、主要施設だけは残されていて、博物館となっている。
いかにしてナチスが権力を握っていったかといった歴史や、施設の各所の説明が書かれているのだけどどうしても自国のことであるためなのか、残酷な描写もなく、淡々とこういう事実がありました、ということが書かれているように感じられた。
ポーランドだと被害者側の立場で作られるため、もっと生々しい表現となるのだろうか。
残念ながら私は行ったことがないので判断が出来ない。
夕食はガイドにのっていたヴァイセス・ブロイハウスへ。ビール会社直営というので
選択してみたのですが、これが大当たり。私が今まで飲んだ最高のビールは
・会社のイベントにサントリーの人が持ってきてくれる工場直送のプレミアムモルツ
・アムステルダムで飲んだハイネケン
がトップツーだったのですが、栄えあるトップスリーにランクインすることになりました。
濃厚でフルーツ味の感じられる独特な味わいなのですが、やはりビールは鮮度なのか
おそろしい旨さでした。
ちなみに飯も極上だったので毎日来ることになりました。
9月10日 火曜日
天気が良かったのでホテルそばのカレル橋へ。
プラハの素晴らしいところは、旧跡の迫力(古さ)が明らかに他の都市の
「中世ヨーロッパ風」の建築よりもワンランク上なところだろう。
実際にはどこかの段階で直したものかもしれないけれど、手前にあるデザインは保ったまま
新しく作りなおしたような建築とははっきりと違う迫力が伝わってくる。
※カレル橋の入り口
※橋の真ん中
その後は本日の、というよりこの旅行の目当てであるミュシャのスラブ叙事詩がメイン。
うみこてんてーが教えてくれたスラブ叙事詩の素晴らしさに興味をもってずっとうずうずしていたのですが代表作であるスラブ叙事詩がすべて一箇所に集められているタイミングということで
今回の旅行はプラハに決定した経緯があり。
その素晴らしさは筆舌に尽くしがたく、前日にみた版画のミュシャとは違って
その巨大さやテーマ性、迫力にただただ圧倒された。
とりあえず絵が好きな人なら死ぬまでに見たほうがいい。
※ラスボス感が半端ない
その後は広場を巡ったりシナゴーグを巡ったり。
早めの夕食(グヤーシュと鱒)をとって、コンサートに。
※名物という鱒のソテー。まずい。
(日本より魚がうまい国は世界には無い気がする)
3列目をなんとか抑えることが出来たのですが、シーズンのオープニングを祝う
特別なタイミングであったようで、レッドカーペットですか?というような
ドレスアップした人々がつどう場所になっていて、ノータイの自分が非常に場違いだった
記憶が・・・・。
※客席のドレスアップが半端ない・・・。
演奏のほうは
http://www.universal-music.co.jp/alisa-weilerstein/
がゲストとして来ていたのだけど、目玉になるだけあって
超絶技巧の持ち主だった。
まったくクラシック教養のない人間にこれほど明確に違いをみせつける
技量の人間がいることにこの世界の奥深さを感じる。
以前のウィーンのヴェルディに匹敵する衝撃的なプレイでした。
9月9日 月曜日
今日は市内の主要スポットを周ることにする。
国立美術館は休みだったので、時間をロスしたものの、すぐに切り替えて市内中心部へ。
・ミュシャ美術館
版画メインだったので、いまいち。休む場所がなかったので、昨日のダメージが抜け切らない体には
つらかった。ミュシャ自体は
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%82%B7%E3%83%A3&client=firefox-a&hs=vPF&rls=org.mozilla:ja:official&hl=ja&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=dBZFVMkwo-mYBf7rgfgK&ved=0CAgQ_AUoAQ&biw=1288&bih=906
といった、古いRPGが好きな人にはグッとくる画家です。
羽海野てんてーが猛プッシュしていたので興味をもったのだけど、後述のスラブ叙事詩のインパクトに比べると
やっぱり弱いので、あえてプラハまで来て、、、といった評価。
・共産主義博物館
ここは興味のない人からするとつまらないけれど、歴史に興味がある人ならたまらないと思います。
共産主義時代の恐怖政治や、ずさんな経済政策、当時の商店の再現や秘密警察の取調室などが再現されている。
※レーニンの本
※当時の指導者と恐怖のあの人との絵
※北朝鮮関連の展示。生々しい。
※当時の商店を再現した展示。モノが手に入らない・・・。
※秘密警察の取調室の再現。怖すぎる。
※だれかによく似たキャラのグッズ
お昼はホテルの屋上テラスでイタリアンを頂きました。
ここはおいしいのと、景色が極上なのでオススメ。
http://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g274707-d6612937-Reviews-Terrace_at_Hotel_U_Prince-Prague_Bohemia.html
※飯もうまかったが、景色も極上
買い物をして、夕食はグヤーシュとカツ。
※グヤーシュ(こちらのビーフシチュー的な料理)はやはりうまい
プラハ城の中はいつもの西洋のお城なのですが、ところどころ他とは違った年季を感じさせる建物が
印象的でした。日本に例えると奈良時代の寺社が朱い色だったりするようなイメージ。
※プラハ城入り口。
※これはいいバリスタ
※当時を再現した部屋の内部。想像したよりずっと狭い。
昼食はお城の外壁沿いのレストランで頂く。
プラハのメシは物価が安くて、支払っている額が他国と変わらないからなのか
全体的に期待しているよりもとても美味しかった。
※チキンソテーのバジルソースと、パニーニ。どっちも美味だった。
食事の後はストラホフ修道院まで向かう。既に歩きすぎて普段の運動不足から死にそうになっていたのだけど
昔の図書館跡はヨーロッパ名物の中でも最上級の楽しみなのであと少しと念じながら進む。
図書館はウィーンと同じで非常に素晴らしかったのだけど、中に入るのは予約がいるようなので
少し離れたところで眺めることしか出来なかったのが残念。
これから旅行する人は注意してください。
※図書館の本。さっぱり読めないけど迫力はある。
※図書館内部。ファンタジー感が充満している。
ホテルからの景色は旧市街の中心だけあってとても素晴らしく
ヨーロッパの他の旧市街よりもワンランク上の古さが伝わってくる。
実際に12世紀くらいの建物が残っているみたいで、テーマパーク的な旧市街を超えたオーラが
感じられた。
ザ・スリ
とりあえずスリに遭いました。
私は非常に用心深い方ですし、仕事柄、準備や危険予測は十分に行うほうだと自負しているのですが
プラハ城へ向かうトラムの中という典型的かつもっとも警戒すべきポイントでスリに遭いました。
定期的に財布はチェックしていたので盗られた後すぐに気がついたのですが、盗られたことには
まったく気がつかなかった。
幸いにも同乗していたアメリカ人のおばさんが一部始終を見ていて、スリを追い込んでくれたので
財布を取り戻すことができたのですが、非常に幸運であった言わざるをえない。
財布は腰に巻き付けるポーチの中に入れていて、なおかつずっと手で抑えていたのですが
それでも盗まれてしまったことを考えると電車がゆれた一瞬のタイミングで盗るような神業であったと
思われます。このことで得られた教訓としては
・私は気をつけているの大丈夫というのは間違い
・素人がどれだけ気をつけても一流のプロにかかればイチコロ
ということでした。いやーコワイコワイ。
ということで、私はぜったい引っかからないと思っていたのですが、あっさりとやられてしまったので
皆さんも気をつけてください・・・。
※スリに遭ったトラム
9月7日(土曜日)
今年の夏休みはプラハとミュンヘン。
ルートは関空→アムステルダム→プラハ→ミュンヘン。
いろいろ乗った結論として関空からの欧州便はアムステルダムが一番バランスがよいと再確認した。
理由としては
・他と比べて安い
欧州直行便はローマ・パリ・アムステルダム・フランクフルト・ヘルシンキ・ロンドンが
あるけれどその中では比較的安いグループに入ること。
・座席が比較的広い
ものすごい小さな差ではるのだけど、エコノミーの広さが比較的マシ
(エールフランスとかマジ灰皿のような狭さ)
・緯度が高いので乗り換えが便利
アムステルダムは高めの緯度なので、ヨーロッパ内で乗り換えしたときに遠回りのルートになりにくい。
となります。
サクッとアムステルダムから乗り換えてプラハ空港に到着。
第一印象は小さな空港ってことと、人が少なくて静かだなということ。
街の構造的に空港からのアクセスがタクシー必須なのだけど、あまりにも有名なプラハのぼったくりタクシーの
噂を聞いていたので、お金のことで最初っから消耗したくないのでホテルの送迎を頼んでおいた。
迎えの人を捕まえて空港の駐車場へ向かうとチェコ名物のシュコダが!
明らかに整備不足を想起させるブレーキからキーーキー奏でられるシュコダでのドライブというのはなかなかの恐怖体験
だった。とりあえずこの事実だけでも決して裕福な国ではないことが分かった。
※シュコダ=チェコの自動車メーカー
※噂=むしろ事実
ホテルはいつものようにアパートメントホテルを頼んだのだけど
外見はどうみても普通のアパートだった。
呼び鈴を鳴らしたらオートロックを開けてくれて、エレベーターで2階へ登るとフロントがあった。
部屋は恐ろしく広くて大満足なのだけど、設備がかなり微妙。
まあこれで一泊15kちょっとなら激安なので文句はいえない。
※ホテルからの景色。(翌日朝)