プラハ・ミュンヘン旅日記 2013年9月7日(土曜日)その3

ヴルタヴァ川のクルージング

夜はヴルタヴァ川のクルージングを予約しておいた。
プラハは夜に遊ぶところがたくさんある街ではないので、クルージングはおすすめです。
食事は正直おいしいとは言えないのだけど、ライトアップされたプラハのランドマークを
船上から堪能できます。
橙色に照らされた城や、古い橋などは昼間と違った美しさを見せるのでゾクッとします。
いかんせん船の上からなので写真がブレブレなのばかりで、魅力がうまく伝えられないのですが。

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※出発直後の夕暮れのカレル橋

 

 

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※このオレンジ色がたまらない

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※比較的ブレがましな写真シリーズ

プラハ・ミュンヘン旅日記 2013年9月7日(土曜日)その2

プラハ城の中はいつもの西洋のお城なのですが、ところどころ他とは違った年季を感じさせる建物が
印象的でした。日本に例えると奈良時代の寺社が朱い色だったりするようなイメージ。

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※プラハ城入り口。

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※これはいいバリスタ

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※当時を再現した部屋の内部。想像したよりずっと狭い。

昼食はお城の外壁沿いのレストランで頂く。
プラハのメシは物価が安くて、支払っている額が他国と変わらないからなのか
全体的に期待しているよりもとても美味しかった。
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※チキンソテーのバジルソースと、パニーニ。どっちも美味だった。

食事の後はストラホフ修道院まで向かう。既に歩きすぎて普段の運動不足から死にそうになっていたのだけど
昔の図書館跡はヨーロッパ名物の中でも最上級の楽しみなのであと少しと念じながら進む。
図書館はウィーンと同じで非常に素晴らしかったのだけど、中に入るのは予約がいるようなので
少し離れたところで眺めることしか出来なかったのが残念。
これから旅行する人は注意してください。

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※図書館の本。さっぱり読めないけど迫力はある。

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※図書館内部。ファンタジー感が充満している。

プラハ・ミュンヘン旅日記 2013年9月8日(日曜日)その1 ザ・スリ

ホテルからの景色は旧市街の中心だけあってとても素晴らしく
ヨーロッパの他の旧市街よりもワンランク上の古さが伝わってくる。
実際に12世紀くらいの建物が残っているみたいで、テーマパーク的な旧市街を超えたオーラが
感じられた。

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まずプラハ城に向かう。

ザ・スリ

とりあえずスリに遭いました。
私は非常に用心深い方ですし、仕事柄、準備や危険予測は十分に行うほうだと自負しているのですが
プラハ城へ向かうトラムの中という典型的かつもっとも警戒すべきポイントでスリに遭いました。
定期的に財布はチェックしていたので盗られた後すぐに気がついたのですが、盗られたことには
まったく気がつかなかった。
幸いにも同乗していたアメリカ人のおばさんが一部始終を見ていて、スリを追い込んでくれたので
財布を取り戻すことができたのですが、非常に幸運であった言わざるをえない。
財布は腰に巻き付けるポーチの中に入れていて、なおかつずっと手で抑えていたのですが
それでも盗まれてしまったことを考えると電車がゆれた一瞬のタイミングで盗るような神業であったと
思われます。このことで得られた教訓としては

・私は気をつけているの大丈夫というのは間違い
・素人がどれだけ気をつけても一流のプロにかかればイチコロ

ということでした。いやーコワイコワイ。
ということで、私はぜったい引っかからないと思っていたのですが、あっさりとやられてしまったので
皆さんも気をつけてください・・・。

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※スリに遭ったトラム

プラハミュンヘン旅日記 その1

9月7日(土曜日)
今年の夏休みはプラハとミュンヘン。
ルートは関空→アムステルダム→プラハ→ミュンヘン。
いろいろ乗った結論として関空からの欧州便はアムステルダムが一番バランスがよいと再確認した。
理由としては

・他と比べて安い
欧州直行便はローマ・パリ・アムステルダム・フランクフルト・ヘルシンキ・ロンドンが
あるけれどその中では比較的安いグループに入ること。

・座席が比較的広い
ものすごい小さな差ではるのだけど、エコノミーの広さが比較的マシ
(エールフランスとかマジ灰皿のような狭さ)

・緯度が高いので乗り換えが便利
アムステルダムは高めの緯度なので、ヨーロッパ内で乗り換えしたときに遠回りのルートになりにくい。

となります。

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※アムステルダムで飲んだハイネケン。まずまずの味。

サクッとアムステルダムから乗り換えてプラハ空港に到着。
第一印象は小さな空港ってことと、人が少なくて静かだなということ。

街の構造的に空港からのアクセスがタクシー必須なのだけど、あまりにも有名なプラハのぼったくりタクシーの
噂を聞いていたので、お金のことで最初っから消耗したくないのでホテルの送迎を頼んでおいた。
迎えの人を捕まえて空港の駐車場へ向かうとチェコ名物のシュコダが!
明らかに整備不足を想起させるブレーキからキーーキー奏でられるシュコダでのドライブというのはなかなかの恐怖体験
だった。とりあえずこの事実だけでも決して裕福な国ではないことが分かった。

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※シュコダ=チェコの自動車メーカー
※噂=むしろ事実

ホテルはいつものようにアパートメントホテルを頼んだのだけど
外見はどうみても普通のアパートだった。
呼び鈴を鳴らしたらオートロックを開けてくれて、エレベーターで2階へ登るとフロントがあった。
部屋は恐ろしく広くて大満足なのだけど、設備がかなり微妙。
まあこれで一泊15kちょっとなら激安なので文句はいえない。

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※ホテルからの景色。(翌日朝)

今年の夏休み

プラハとミュンヘンに行ってきました。

写真はプラハ。IMG_5564

ヨーロッパの旧市街の見本みたいな街でした。とりあえずスリに遭ったのでそのことをお伝えすると
「自分はちゃんとしているので大丈夫」というのはおそらく通用しないということを学びました。
(自分もそう思っていたタイプなので)
完全にそれでメシを喰っているプロの仕事なので、サイドポーチを腰に括りつけて
カラダの前にファスナー+ボタンの装備でも開けられているのに全く気づきませんでした。
しかもそれほど満員でもないんですよね・・・。まさに匠の技でした。(;´Д`)みなさん気をつけて。

 

 

 

 

Paris&Belugium日記 その9

 

3/10(木)

今日はレンタカーでドライブの日。

とはいってもブリュッセルは交通量も多くて怖いので

郊外のブルッヘまで電車で行って、そこでレンタカーを借りる予定にしていた。

駅からレンタカーの店まで歩いていると、別荘地に使われているのか

日本では豪邸といっておいい立派な家が立ち並んでいる。

Bruggeの住宅地
Bruggeの住宅地

そんな中をアジア系の我々が歩いているとそれだけで怪しいので捕まりそうだね、といったことを

ぶるぼんと話していた。よく考えるとこの国はかなりお金持ちなのか、クルマもAudiやらBMWやら

出たばかりのアルファロメオ・ジュリエッタなどがバンバン見かける。

あとでGDPなどを調べて分かったことなのだけど、一人あたりのGDPは日本よりもはっきりと上だった。

レンタカー屋さんでルノーのディーゼルを借りて走りだす。

希望のFiat500がなかったのが残念だけどまあしかたがない。

いつもと違って車高の高い車が逆に新鮮で、遠くまで見渡せる。

なれない異国の左ハンドルなので、この車が結果的には良かったのかもしれない。

ぶるぼん曰くすごくうトルクフル!

なのでギアチェンジを

ちょっとくらいサボってもいいので楽に運転できるとのこと。

とりあえず大西洋(北海だけど)が大きな目的のひとつなので海沿いのリゾートである

Knokkeまで向かう。今回はスマートフォンがあるので、前にモン・サン・ミッシェルへ

行く時に迷って地獄のように同じ所をグルグル回り続けたことを思えば嘘のように

あっさりと辿り着くことができた。

Knokke 2 Knokke 1

パーキング・メーターの前で駐車して海外沿いを歩くとすぐに砂浜が見えた。

思えば遠くまで来たもんだ・・・。という感慨に浸ることができたけど実際に見た

北海はかなり遠浅の海なので茶色くて微妙な海だった・・・。

だけど同じ海でも香りやそこに見える風景、行き交う人々といった五感で感じる全てが

自分の記憶にある海とは異なっていてしばらく岸壁に腰を下ろしてゆっくりとした時間を

感じながらずっと海や海岸沿いの風景を眺める。

特に有名な観光地があるところじゃなかったけれど

こういったゆっくりとした気分になれるところで違う世界を眺めているのがたまらなく楽しい。

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北海
北海

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Knokkeの後は海岸沿いをずっと進んでフランスの方へ向かい、飽きてきたら内陸によって

ブルッヘからぐるっと南に回りこんでガイドブックで運河がキレイだと載っていたDammmeへ向かう。

ちょっとオランダ風の運河のある風景が広がっていてどこまでも続く一直線の運河と街路樹が

続いていく風景がすばらしかた。

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Damme
Damme

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お昼ご飯はDammeでオムレツを食べた。オムレツは日本風のいわゆるふわとろのやつではなくて

こっちのはカチカチにウェルダンになっているのが特徴的だった。

これはこれでおいしく感じたことと、量がちょうどいいこともあって

その後はオムレツ食いまくりになるのでした。

クルマを返した後ブルッヘの観光をしようかと思ったけどぶるぼんが疲労困憊になっていたので

そのまま帰った。さすがに異国での初めての左ハンドル右シフト右側通行は応えたみたいだ。

夕食はホテルそばのファミレスちっくなお店でステーキを食べた。

お肉はとても美味しかったのだけど、一緒に飲んだベルギービールが

酸っぱいことにびっくりした。、あともう一つの特徴はみんなゴキュゴキュのまないで

ちびちびと一杯を舐めるように時間をかけて飲んでいることだった。

ビールの飲み方一つとってもお国柄が出るものなのだろうか。

Paris&Belugium日記 その8

8/10(水)
今日はブリュッセルへ戻る日。
ホテルを後にして北駅前のカフェで朝食。もう慣れつつあるけど
相変わらずうますぎる。
昼過ぎにブリュッセルに着く列車に乗り込む。
明日のレンタカー予約を印刷していないことに気づいて、社内のWi-FiからiPadで
ホテルにメールを送り、予約情報を印刷してくれるように依頼した。
前回のParis行きで迷わないようにキンコーズで地図を印刷していたことを
考えると恐ろしい進歩というか、バナナの生ゴミで飛行する自動車はないけど
確実に21世紀なんだなあと思ったりした。
(子供の頃は21世紀はクルマが空をとぶくらいのことを信じていた・・・)

ブリュッセルについたら、ホテルにとりあえず荷物を置く。
Metropoleというホテルで地下鉄のすぐそば。19世紀風のクラシカルな内装で
自分でドアを閉めるような旧式のエレベーターなどが雰囲気を出しているので
なかなかよかった。
内装やアンティークなエレベーターを眺めいたのだけどぶるぼんが
「うわ、三次元にメイドさんがいる!」(注・発言そのまま)とホテルのメイド服を着た
従業員を見かけて叫びだすので
ワーテルローのライオン像の基礎として生き埋めにしてやろうかと思ったことしか覚えていない。

ホテルに荷物をおいた後は王立美術館へ。
ブリューゲルが幾つかあるのが目玉なのだけれど、ウィーンの美術史美術館のほうが
バベルの塔もあるので古典的な作品が苦手なこともあってそこそこの評価。
屋台のベルギーワッフルを食べながら西洋名物フレーバー緑茶の店を覗いたり
おみやげ用のチョコを調達したりした。
チョコの値段は結構高いな、という印象だったのだけど日本で買うと1個で
ジャンプ一冊より高いという事実を知ったのは帰国してかなり経ってからなのでした。

グラン・プラスという広場が観光の中心地となっていて、昔のギルド後や旧市街の雰囲気
が残っている一角になっていて確かに美しい。
しかしParisのように街全体でコンセプトがあるような構築はされていないため、1-2ブロック
ずれてしまうとあっという間に近代的なビルや建物入り乱れていて、Parisを見た後の
身としてはコメントが難しい感想となってしまった。
まあParisが異常なだけで本来はこちらのほうが標準的な街並みなのかもしれない。

夕食は運河跡の地域でシーフードのお店へ。
オマール海老のウィスキーソースを注文したのだけど、ちょっとソースが失敗した。
ぶるぼんはオーソドックスなガーリックソースで美味しかったと言っていたので
やはりトリッキーな選択をするべきではなかったのかも・・・。

Paris&Belugium日記 その7

8/9 (火)

今日は実質的にParis最後の日。
まずはモンマルトルに向かう。
ここはParisの中で唯一といってもいいような、「いかにも」な観光地だった。
参道とッ表現したくなるような道を登ってサンクレール寺院に向かうと、両サイドに
日本の観光地にあるような土産物屋が軒を連ねていたり、ダサいお土産が売っていたり、露天が立ち並んでいたり
といった、ちょっとダメな和風テイストを感じる観光地だった。
ここはParisの中ではかなり高い場所にあるので、短い距離だけどケーブルカーもあったりする。
これに乗らないと長い階段を気合入れて登らないといけないのだけど、元気な人はそのほうが
おもしろいかも。

サンクレール寺院はそんなにおもしろいところではないのだけど、やっぱり高い場所だけあって
上からの眺望は素晴らしい。
北側からParisをまさに一望することが出来て、ラ・デファンスの高層ビル群まで視界に入る。
高いモニュメントはほとんどないので、そういう意味でここは名所になっているのかも。

裏手に歩いて行くとあっという間に人通りは減って、いつものシャレオツでありつつも
ちょっと緑の多い郊外的な雰囲気をもった街が広がっていた。
木陰の下にカフェがいくつか並んでいる風景を眺めていたらなんて贅沢な世界なんだろうと
思って、ぶるぼんと二人でいちいちシャレオツすぎるというか、まったく隙がないなこの街は
と話し合った。
その後最寄りの地下鉄にのって、マレ地区でお昼ごはん。
ぶるぼんはハンバーガーで、私は魚を食べた。
ちなみに魚はまずかった・・・。

今回はレストランに気後れせずにどんどん入ってみたのだけど、日本のシャレオツカフェのように
黒板にメニューが書いてあるのだけど当然ながらなにかわからない。
写真付きのメニューになれた日本人からすると2つの大きなハードルがある
まずどんな料理かわからない、そして量がわからない。
この二つのハードルがあるので英語表記もちょっとはあるところを狙うのだけど
それでもちょっと難しかった・・・。

食後は自転車で左岸側をぐるぐると回ってカルティエ・ラタンのほうにパンテオンを見に行った。
中はまさに大聖堂といった趣で天井から吊り下がった金属球を使った大仕掛けの時計に
圧倒される。よくこんな時代にこんな大仕掛をつくれたもんだ・・。
パンテオンはParisの中でもかなり大きな建造物で、地下墓地も楽しめるので
隠れたオススメスポットにしておきます。ちょっと交通の便が悪いけど。