ベトナム中部旅日記(フエ編) 2025/5/1(木)


▼ホテルの朝食
ホテルの朝食はビュッフェではなく、注文式のアラカルト。
ブンボーフエとエッグベネディクトという意味不明な注文をしてしまった。
エッグベネディクトってちょっと特別感があってつい注文してしませんか?


▼カイディン帝陵
今日は郊外にある帝陵を巡る予定で、まずはもっとも人気の有りそうなカイディン帝陵へ向かった。
ホテルで借りた電気バイクを使ったのだけど、最短経路でもざっくり10km程度あったのである程度運転に慣れた人じゃないとキツイと思う。
バイクで走っていると涼しいのでその点は快適です。
カイディン帝陵はこの後で訪れた場所よりも荘厳な雰囲気をたたえていて、フエ観光のハイライトに挙げる人が多いのも納得の場所でした。

頂上にある帝陵の建物画像
頂上にある帝陵
中に安置されている像
中に安置されている像
頂上からの風景
頂上からの風景


▼ミンマン帝陵
ここは直線型になっていて、池の中に浮かんでいるような構造だった。
それなりに興味深いところだったけど、カイディン帝陵と比べるとやはりインパクトに欠けるところは否めないので順番的な問題で採点が辛くなってしまう。

ミンマン帝陵の風景(池の中)
池に囲まれた形をしている


▼道に迷う
その後はトゥドゥック帝陵に行くつもりだったのだけど、思い切り迷ってしまって逆方向にバイクを走らせてしまった。
この点だけを捉えると失敗なのだけど、おかげで観光地ではないなにもないベトナムの田舎の風景を走ることが出来てこちらのほうが実は楽しめた。

何もない田んぼの風景がすごく良かった
何もない田んぼの風景がすごく良かった
翻訳する前の画像
何か気になったので翻訳してみた
やはり共産主義っぽいプロパガンダだった
やはり共産主義っぽいプロパガンダだった
痩せてる牛の画像
東南アジアっぽい牛(痩せてる)


▼トゥドゥック帝陵
軌道修正してトゥドゥック帝陵へたどり着いた。
3つ目ともなると正直このテイストに飽きていることは否めず、結構な人がいて人気であることは伺えたが、地獄のような暑さにそろそろこの郊外観光は自分の中ではゲームセットという気分になっていたので、あまり時間をかけずに立ち去った。
ちなみにすぐ近くにあるDong Khanhの帝陵のほうが人がいなくて静寂な雰囲気が味わえるのでこちらのほうが好みでした。
おそらくこちらのほうが歴史的に重要とか色々と違いがあるのだろうけど、その違いがわからないし日本人的には静寂な神社的な雰囲気のある後者のほうが好みでした。

静かな道の画像
Dong Khanhの近くの静かな道
Dong Khanh
Dong Khanh


▼Cơm hến Hoa Đông
旅行前に調べていたらこのアサリ飯(フエの郷土料理)の店が激ウマらしいのでせっかくのバイクを活かすために訪れてみる。
場所が川中島みたいなところにあるのだけど、出入り口が1つしかなく、橋も自動車がすれ違えない狭さなので
交通的には辺鄙なところにこの店はあるのだけど、この店だけバイクが大量に泊まっているので食べる前からただならぬものを感じた。
意思の疎通は手間取ったが、アサリ飯(貝の出汁をぶっかける)がさすがの出来て、特に貝の出汁が濃厚で今まで食べたことのない旨さの出汁だった。
こりゃ人気になるわ・・・。

シジミご飯(すごい美味しい)
シジミご飯(すごい美味しい)


▼Bà Gái
ブンボーフエの名店。Google Mapの口コミは汚染されておらず、3.9。
14時過ぎという中途半端な時間だが、店内は満員だった。
ホテルで食べたものよりもスープに深みがあって、美味しい。
その後はホテルに戻ってプールで体を冷やしたあと、飽きるまでバイクでフエの町の周辺を走り回った。
結局バイクで走るのがいろんな風景が見れるし一番楽しいのじゃないか?
夕食はベトナム料理に飽きてきたので、韓国焼き肉のお店で焼き肉を食べた。
(一人できているのは私だけだったので、けっこう変な人だな〜って目で見られた)

ブンボーフエの名店
ブンボーフエの名店
ブンボーフエの画像
この頃はもう食中毒を恐れずに生野菜を食べまくっていた。

ベトナム中部旅日記(フエ編) 2025/4/30(水)

ダナンの夜明け
ダナンの夜明け
ダナンの夜明け その2
ダナンの夜明け その2
ベルセルクの蝕みたいな景色
ベルセルクの蝕みたいな景色


▼フエへ向かうバス
今日はフエへ向かう。
フエに向かう手段は主に3つあり
・タクシー
高いので、複数人でないとメリットがない
・鉄道
遅い。本数が少ない。旅行手段としては面白い。
・バス
無難。
今回は大型バスにしたのだけど、バスも複数の選択肢があり、口コミにも差があるのでギャンブル性は高そう。
とりあえずネット予約できるところにしたのだけど、一応時間通りに出発して到着してくれた。
バスでも小型リムジンバスのようなものがあり、ホテルまで迎えに来てくれるタイプ、実質的には乗合タクシーのようなものもあるけれど
それは口コミでかなり悪い評価がついており、停留所として使われるポイントにまで怒り狂った利用者の呪いのような書き込みが溢れていた。
帰りはこれを使おうと思っていたので、調べているとおそらくは乗り合いタクシーベースなので人が集まらないと
出発しない、なので時間どおりに到着しない。といった予定が崩れるのが当たり前のようなビジネスモデルなのではないかと推測。
帰りに実際乗ってみたところ、やはり座席ギリギリまで人をのせていたので、その予想で当たっているのではないかと思う。

バスの中の2階建て客室
バスの中。寝転がれて快適だが収容所っぽいのは否めない


▼Ancient Hue Garden House
フエのホテルはクラシックな雰囲気のホテルを取ってみた。
薬屋のひとりごとというアニメが好きで、オリエンタルなアンティーク調の建物に1回泊まってみたかったのが理由。
ホテルは住宅街の奥にあるので、ちょっと不便なところなのだけど、その分静かで、いくぶん大気汚染もマシに感じられる。
ホテルの周りもここがベトナムとは思えないくらいきれいな川沿いの道が整備されていて一見の価値があります。

ホテルの部屋
ホテルの部屋
ホテルの部屋 その2
ホテルの部屋 その2
バスルーム
バスルーム


▼フエ王宮
ホテルで自転車を借りてフエの王宮へ向かう。

王宮エリアの入り口
王宮エリアの入り口
フラッグタワー
フラッグタワー


王宮はかなりの広さなのでかなり準備してから向かったほうがいいのと、途中で外に出れないこと、飲み物を出す店はあるけど
まともな食事を出すところはないので、食事も含めて準備をしてから入場することをおすすめします。
この王宮は最後の王朝のグエン朝のもので、フランスの植民地になっていく段階ということもあり、中華の影響を受けている
東洋風の建築と、フランスの影響のある西洋のテイストが混じった建築があり、非常に興味深い。
中も広くて、見どころはたくさんあったのだけど、もう地獄のように暑かったので、観光が楽しいという気持ちが半分ともう半分はこの地獄のような暑さから早く開放されたいという気持ちがあって、非常に複雑な気持ちで王宮内を彷徨った。
満足度は高かったけど、もう少し天気の悪い季節に来たほうがいいなというのが私の正直な感想です。

宮殿その1
宮殿その1
美麗な廊下の画像
豪かな廊下
いくつかある王座の1つ
いくつかある王座の1つ
 カフェからの風景
カフェからの風景
後期の西洋風との折衷様式の建築
後期の西洋風との折衷様式の建築
薬屋っぽい世界観を楽しめる
薬屋っぽい世界観を楽しめる


▼Madam Thu
力尽きてホテルに戻り、プールで少し涼んでから夕食へ。
評判のよいMadam Thuというレストランへ。バイタクから降りて店に入ると、客が西洋人ばかりだったので
まあ価格的にも明らかだったけど、観光客向けのちょっと洒落たレストラン。
注文はフエの名物料理をあつめたお一人様むけのセットがあったので、好都合とばかりにそれを注文。
びっくりするようなメニューはなかったものの、全体的に高レベルでまとまっていて美味しかったです。

フエ料理セット
フエ料理セット