2024年5月3日(金)アイルランド旅日記

■トリニティカレッジ古書館
今日は古書館に向かう。朝食はめんどうになってきて昨日の食べ残しのパッタイを少しだけ食べた。
古書館はケルト時代からの古書を修復する作業をずっと行っていて、その修復作業に関する展示と、メインとなる古書が保存されている建物の展示で構成されていた。
古書館という観光地はあまり日本では聞いたことが無いので、私にとっては海外旅行の醍醐味を強く感じるポイントである。
なんかタイムスリップしたような気分になるじゃないですか。
ちなみにこの古書館はダブリンの中でも目玉的な観光地で、チケットも高めなのだけどそのお金は古書の修復に使われるとのこと。

昔のアルファベットの字体らしい。UとWはVから派生したとか。そういう説明があった。
昔のアルファベットの字体らしい。UとWはVから派生したとか。そういう説明があった。
Kellsの書(国宝)
Kellsの書(国宝)
古書館
古書館
ホンモノの古書に感動する
ホンモノの古書に感動する


トリニティカレッジ古書館ってタイピングをして気づいたが、某ゲームのモデルになってるのここのことじゃないか。
どうして俺は当時気付かなかっんだだddd。

この地球儀のホログラムっぽいのが巨大で見ごたえあり
この地球儀のホログラムっぽいのが巨大で見ごたえあり
螺旋階段が美しい
螺旋階段が美しい
棚にカテゴリ?があるのか、右は「チャールズ2世」左は「最も穏やかな王」とラテン語で書かれている
棚にカテゴリ?があるのか、右は「チャールズ2世」左は「最も穏やかな王」とラテン語で書かれている
EX DONOは寄贈品のこと(っぽい)
EX DONOは寄贈品のこと(っぽい)

展示で印象的だったのは、単純に古いものをただ展示するのではなく、ホログラフィーや音声、光学的な演出も組み込まれていて
新しい展示の形を模索しようとしているところだった。
それがものすごく効果的ってわけではないのだけど、新しい試みをやっていこうというスタンスが良いものに感じられた。

■ダブリン城
古書館を出た後はすぐ近くにある王宮へ。
それなりに良い展示だった気がするんだけど、やはりパリやロンドンみたいな世界の中心地だったようなところを先に見てしまうと
どうしても採点が辛くなってしまう。

王宮の外観
王宮の外観
大ホール
大ホール
たぶん玉座
たぶん玉座

お昼はあまり空腹でないこともあり、サクッとタコスを頂く。
タコスは野菜が含まれるので野菜不足地域に行くと便利。

■ギネスストアハウス
行くところがなくなってきたので、消極的な選択としてギネスストアハウスへ。
おそらく世界一有名な黒ビールのブランドであるギネスビールの工場(本社)があって工場見学と出来立てビールが飲めるという良くあるタイプの施設。
ギネスの製法やこだわり、歴史などが見れるけど今となってはそこまで思入れが無いので、さくっと回って出来立てビールを頂く。
さすがに出来立てビールは美味いというか、苦みが少しマイルドになっていて、水道水と飲み比べたミネラルウォーターのまろやかさみたいなものを感じる。

ギネス工場
ギネス工場
 中の展示
中の展示
ホップを熱していく様子
ホップを熱していく様子
缶のデザイン
缶のデザイン
出来立てギネス
出来立てギネス

■その後
その後は本格的に時間を持て余して、国立博物館いったり、街中でダラダラ買い物をしたりした。
夕飯は西洋飯に飽きてきたので中華麺。これは懐かしい東洋的な味付けで少し生き返った。

路面電車+芝生は最強の組み合わせだと思う
路面電車+芝生は最強の組み合わせだと思う
中華麺
中華麺

2024年5月2日(木)アイルランド旅日記

アイルランド風の朝食に完全に飽きてきたので、エッグベネディクトを頂く。初めて食べたけど洒落た料理だなこれ。。。

カプチーノ 値段は考えないようにする
カプチーノ 値段は考えないようにする
エッグベネディクト
エッグベネディクト


今日は本当は競馬に行きたかったのだけど、予定を見ると15時開始のナイター開催になってたので競馬に行くとレンタカーの返却に間に合わないのであきらめる。

サービスエリアで見つけたプライズゲーム
サービスエリアで見つけたプライズゲーム
たぶん薪。誰が使うんだろう?
たぶん薪。誰が使うんだろう?
先進国らしくドーナツにもチョコミントが使われていた
先進国らしくドーナツにもチョコミントが使われていた


特別に行きたいところももうないのでM6経由でサクッとDublinまで帰ることにする。
M6はさすがに主要高速道路らしく快適な道で、3時間程度でダブリンまで戻ってくることが出来た。
荒涼とした景色を横目に少し退屈していたこともあって、SpotifyでR.E.MのLosing my religionをかけてみたのだけど、風景やどんよりとした天気に恐ろしくマッチしていて、ワインじゃないけど音楽にもマリアージュってものあるのかもしれないといったことを
思ったりしながら運転していたけど、今から思い返してもこれは中々得難い経験だった。
いつかUSのどこまでいっても同じような風景のところで車を駆って音楽を楽しみながらドライブしてみたい。

ダブリンの宿はGrand Canal Hotelというその名の通り運河沿いの少し大きめのシティホテル。(物価の高騰で他に選択肢がなかった)
ちょっと場所は不便なんだけど、他の候補と比べてかなりリーズナブルな価格だったのが選択の理由。

ちゃんとした部屋
ちゃんとした部屋(冷蔵庫がないのが欠点)


ダブリン観光の個人的なハイライトとしてはトリニティカレッジの古書館なので早速向かったのだけど、どうやら予約制のようなので断念して翌朝の予約をしておいた。
その後に近くの国立博物館を巡ったり、大阪にもあるような水陸両用のバスでの運河めぐりをして楽しんだ。

トリニティカレッジ
トリニティカレッジ
博物館のミイラ
博物館のミイラ
Googleレンズに翻訳してもらった説明書き
Googleレンズに翻訳してもらった説明書き

この日はカロリー調整のために昼食は抜いて、夕食は西洋料理にも飽きてきたので(本気で)テイクアウトのパッタイを持ち帰ってホテルでビールと一緒に楽しんだ。
味はまあ微妙なんだけど、料理のジャンルが変わるだけで癒される。
ただ量が多すぎて(大型のメロンくらいのサイズ)、残して翌朝の朝食にもなってしまった。

水陸両用観光バスのおっちゃん
水陸両用観光バスのおっちゃん
水上からの眺め
水上からの眺め
水上からの眺め
パッタイ

■海外で乗る日本車について
この日でレンタカーの日産JUKEを返却したので海外で乗る日本車について記しておこうと思う。
今まで僕は日本車を買ったことがなく、かなり偏ったクルマ遍歴となっていて
アルファロメオ147→Mini Convertible(R57)→Mini Convertible(F57)という
おおよそ実用性に乏しい選択肢を取り続けている。
そもそも日常生活にクルマが必要ないので、クルマを選ぶ基準そのものが趣味性が高いものになるという理由もあるのだけどクルマを操縦するときの感覚が好きというのが大きく、そのためにお金を払っているのではないかと思う。
クルマの評価をするときの要素としては自分の操作に対してどれだけダイレクトに反応を見せてくれるかという点が大きく、絶対的な速さなどはあまり気にならない。
なので一般的な日本車のふわったとして乗り心地や低いボディ剛性、コーナーで腰砕けするような動き、低コストなシートなどが苦手なので、基本的には避けてきたのだけど、Irelandで乗った日産JUKEは日本車のイメージを壊すような素晴らしい出来で
操作のダイレクト感や、スタビリティの高さ、レスポンスの良さ、ボディ剛性などどれをとっても文句のない素晴らしいクルマだった。
これは自分にとってはすごく不思議な体験で、この違うを生み出すのは何なのだろうか?とずっと考えていたのだけど
結局はその国や地域に求められる特性にしたクルマを売っているので欧州で売る日本車は欧州風に味付けされているという結論となった。
つまり平均速度が高く、停止が少なくてみんなコーナリング速度が高く、道路のコンディションが悪い欧州ではボディ剛性を高めてタイヤや足回りを固くし、乗り心地よりも性能を重視した特性にして売っているのだと。
逆に日本のように平均速度が低く、道路の品質が高く、コーナリングの平均速度が低くて停止が多い環境では乗り心地や燃費、低価格を重視した商品を売ることになるという当たり前のことをしているということに気づいた。
なので日本車はクソみたいなよくある欧州車至上主義っぽい考えを持っていた僕にとっては少なからずショックで技術的な問題というよりは地域に合わせた最適解の商品を提供しているだけということを知って
クルマに対する理解がかなり深くなったような気がしている。
まあ日本の道でも欧州車っぽいセッティングを好むのは今も変わらないのですけど。

ホテル近くの遊歩道
ホテル近くの遊歩道

アイルランド旅日記 2024年5月1日(水)


今日はSKY RoadとCliffs of Moherに行くという観光としては一番盛り上がる日となる。
早速朝食を食べたのだけど、今日も雨でこれで全ての日程が雨スタートとなった。
朝食は美味しかったのだけど、さすがに似たようなメニューがずっと続くと飽きてきた・・・。

ホテルの茶色い朝食
ホテルの茶色い朝食 いい加減飽きてきた


ホテルを出るころには立派な土砂降りになっていたけど、まずはClifden Castleへ向かう。
城門のあたりはなかなか良かったのだけど、あまりに雨がキツいので引き返してしまった。

土砂降りのクリフデン城
写真ではそうみえないが、土砂降りのクリフデン城

その後はSKY Roadをゆっくりとしたペースで進んだのだけど、山(と言っても低いので丘というのが適切かもしれない)の稜線にそって走る道路となっていて、素晴らしい景観だった。いくつかあるView Pointではまさにこれぞパノラマといった景色で他のBlogなどでここが一番良かったという感想が頷けるものだった。

SKY Roadその1
SKY Roadその1
SKY Roadその2
SKY Roadその2
SKY Roadその3 空から見下ろすような景色
SKY Roadその3 空から見下ろすような景色
SKY Roadその4
SKY Roadその4

その後はClifdenにもどってN59沿いにたまに横道にそれつつGalwayへ向かう。
その間も景色は絶品というか、この旅行を企画したことが報われた気分になった。

SKY Roadその5
SKY Roadその5

■アイルランドの景色はどのくらい素晴らしいかについて
評価は難しいところなのだけど、今までドライブした中では間違いなくベスト
次点はスコットランドのハイランドだけど、かなり傾向が似ている。
木がない山とか、荒涼とした景色とか。
もちろんアイルランドのほうがより映える景色なのだけど、スコットランドはエジンバラを代表に観光資源も豊富なのでドライブが好きならまず最初にアイルランドに行きましょう!と薦められるかというと難しい。
結局は海外旅行をある程度経験して、ベタなところは全部いった後に行くようなところではないかという評価が正直なところです。

Clifden~Galway間の景色
Clifden~Galway間の景色
Death Stranding的な風景
Death Stranding的な風景
絵葉書に使われるくらいの名所だが日本人には響かない景色
絵葉書に使われるくらいの名所だが日本人には響かない景色
途中の集落の脇の小川
途中の集落の脇の小川
丘の上からの景色
丘の上からの景色
丘の上からの景色2
丘の上からの景色2

■Cliffs of Moher
アイルランドでも有数か、No.1の名所であることは知っていたので期待値は高かったのだけどさすがの迫力だった。東尋坊ライクなところなのだけど、大きさが異次元なので迫力が全く違う。
スケールの暴力を感じられるところは間違いないです。
ちなみに結構広いので2-3時間は楽しめると思います。

Cliff of Mopher
Cliff of Mopher
スケール感の暴力
スケール感の暴力
どこまでも見渡せる
どこまでも見渡せる

その後は食べたいごはんもなかったので(テキトーに入ってもひどい目に合うのは分かりきっている)、昼食を食べずにダラダラとGalwayへ帰った。
GalwayのホテルはDean Galwayというちょっと洒落たホテルをとったのだけど、かなり微妙で音楽をテーマにレコードプレーヤーとかがあるコンセプチュアルな部屋なのは分かるのだけど普通に机のスペースが無くて邪魔だったりして使いにくい部屋だった。

意識高い系の部屋(使いにくい )
意識高い系の部屋(使いにくい )

昼食を抜いたのでホテルにチェックインしたらすぐに夕食へ。
肉が食べたくなったのでMcSwiggans Steakというお店でステーキを頂いた。
悪くない出来だったが肉はやっぱりパサパサしていて、ソースの味わいが重要なのはこういう肉なんだなということを再確認した。
途中でCLの準決勝が始まってリアルタイムで夕食時にCLが見れるのは素晴らしいなといつもながら羨ましくなった。

ステーキ
ステーキ
リアルタイムで見るチャンピオンズリーグ
リアルタイムで見るチャンピオンズリーグ

■ガソリン価格の話
ざっくり300円/Lなのですさまじく高い。ハイブリッド車で良かった・・・。
日本も政府からの支援金が入っているので安くなっているけど実勢価格なら200円軽く超えているんだろうなと。

アイルランド旅日記 2024年4月30日(火)


今日は長くドライブすることになるので、ホテルの朝食を食べてすぐに出発することにした。ホテルの朝食は美味しいのだけど、メニューが似たようなもの(パンとソーセージとベーコンと・・・)なので2日目にして既に飽きはじめてきた。そして朝食メニューはその後もずっと同じなのだった、、、、。

朝食2日目
メニュー内容に代り映えが無い2日目の朝食


外国に行って不思議に思うのは多くの国は食事に多様性が無くて、それでも不満を感じていなさそうなところだ。
日本のように食が多様な国から訪れるとこんなどこに行っても同じようなメニューしかない国で我慢できるなと思うのだけどそれが当たり前になると不満を感じないのだろうか?それとも別に楽しいことがあるのだろうか?

アイルランドの風景
木がないのでどこまでも見渡せる景色

出発してまずは海岸沿いを走りつつDownpatrick Headを目指す。
ここは東尋坊っぽい崖があるところで分かりやすそうな観光地なのでまず訪れることにした。
日本にも似たような風景があるとは思うのだけど、かなり危険な場所なのに柵も何もないのでかなり危険なことも出来てしまうのが外国っぽさ。
日本だと10m手前くらいに柵がありそう。。。とか思ったが実際に柵も何もないと怖すぎて3mくらい手前で足が止まってしまった。
結論として柵はウザいが無いとそれはそれで困るということだった。

東尋坊ライクな景色
東尋坊っぽい景色(柵なし)

その後はかなり狭い道をくぐりぬけてCastlebarという街のコンビニに併設されたChoppedという意識高い系ファーストフードサラダバーみたいなお店でランチ。
今日もサラダかよ!と思われるかもしれないが食事の画像を振り返ってみると分かる通り意識して注文しないと完全に茶色で埋め尽くされてしまうのがこの国の食事なので朝がガッツリ茶色朝食しか選択肢がないのでランチで野菜を取っておかないと詰むので仕方ない。
ちなみにサラダだけだと足りないと思われるかもしれないが、なぜか西洋では一品で注文が完結するようなメニュー構成になっていることが多く、粗い表現をすればサラダ=サラダ定食といった意味合いでそれだけである程度食事として完結するボリュームがあることが多い。
なので前日の私のように3品とか頼むと死ぬ。

サラダ定食

ランチの後もClifdenに向かってドライブしていたのだけど、少し疲れたのでDerraheedaという湖のそばにあるPurple Door Cafeでコーヒー休憩をして
このあたりで有名なカイルモア修道院で初めてそれっぽい観光をしたのだった。

アイルランドの風景
スコットランドのハイランドっぽい風景が続く
カプチーノ
カプチーノ
Death Stranding的な風景 今回の旅行のベストショット
Death Stranding的な風景 今回の旅行のベストショット

■カイルモア修道院
湖のそばの美しい修道院で、典型的な西洋文化が味わえる面白そうな場所なのだけど
土砂降りだったのと、アイルランドに日本から来るような人間はほとんど全員がパリやらローマやらで人類の到達点はここです!みたいな
建築物を目にしているので、その経験をした後で点数をつけると非常に辛い点になってしまうのは仕方のない感じであるという感想になった。
天気がよければとても美しい場所なのでもう少し違う感想になったかもしれない。

カイルモア修道院
カイルモア修道院
西洋あるある展示
西洋あるある展示
内部はよくある西洋宮殿っぽい展示
内部はよくある西洋宮殿っぽい展示

Clifdenが近づくころにはワイパーをかなり強めに設定しないとまともに見えないくらいの豪雨になっていて
とりあえずホテルの前に車を止めて荷物を預かってもらおうとしたら、クルマはもう有料の時間帯が終わるので朝の11時まではタダで停めていいとのことだった。

Woodfield Hotel Clifden Galwayというホテル(というかB&B)なのだけど、経営しているだろうおばさんがすごく親切でホスピタリティの高い人で
評価が高いのも頷ける感じの素晴らしいホテルだった。

■コインランドリー
Mapを検索するとガソリンスタンドのそばにコインランドリーがあるっぽいので行ってみたら洗濯だけで800円も取られる値段だった。
おそるべしインフレ・・・。
乾燥機はもっと高かったのと、オイルヒーターが部屋にあったので洗濯だけですぐに持ち帰った。

コインランドリー
コインランドリー

夕食はホテルの近くのMitchell’s Restaurantでシーフードプレートを食べたのだけど全体的に微妙だった。
まあ悪くはないんだけど、海のそばだったらもう少し美味しいものがないかな?という辛口評価。
なお、店の評価や混み具合は人気店っぽいところだった。

シーフード定食
シーフード定食

■Clifdenについて
夕食の後はビールを買いがてら散歩したのだけど、西海岸の観光拠点としての位置づけの町らしく
かなり小さな町なのだけどお店が多く、静かで、海が美しく、風景がきれいで、空気がおいしく、スーパーなども充実しているという
素晴らしい町だった。
振り返ってみるとこの町が一番Irelandで気に入っていて「漠然とこういう町に住みたい」みたいな願望を形にしたような町だった。
これを書いている今でもたまに思い返してStreetViewを見て町の雰囲気を思い出したりしている。

美しい街角
美しい街角
Clifdenの美しい風景
Clifdenの美しい風景

アイルランド旅日記 2024年4月29日(月)

朝食を求めてホテルの周りを歩いたのだけどコンビニくらいしか開いてなかったので仕方なくホテルの朝食を頂いた。
味は結構よかったんだけど、徹底的に茶色くて野菜は全くないのが気になった。
後で旅行を振り返りながらこれを書いているのだけど、その後も徹底的に野菜がなかったのでこの国ではメニューとして野菜と指名しない限り
野菜は無いと思ったほうが良い。何かに似ていると思ったらUSそっくりだ・・・。

ホテルの朝食
ホテルの朝食。当然ながら茶色い。

朝食後は荷物をまとめてタクシーで港のほうがにあるEuropCarでレンタカーを借りた。
事前に動画でアイルランドのドライブTipsみたいなものを見ておいたのでクルマは予約段階でヤリスを選択しておいた。事前にリサーチしたところ道が狭いのでできるだけ小さいほうが良いとのこと。
実際に運転してみての感想としては、ダブリンやその周辺はともかく、風景の良い西部の大西洋岸やいわゆるWild Atlantic Wayに向かうなら狭路がひっきりなしに出くわすことになるので小さいクルマのほうがよい。
未知の狭さは日本の山岳部くらいと思ったほうがよくて、そのままではすれ違えないような1.5車線道路も珍しくないので間違ってもSUVとか予約せずにコンパクトカーにしましょう。

Europ Carの店内
レンタカー屋。

え、私の場合ですか?
予約→ヤリス
実際に届いたもの→日産JUKE

ま、まあコンパクトですけど・・・でかいなこれ。SUVカテゴリだし。。。

日産JUKE
Europ Carで借りたヤリス・・・じゃなくてJuke

とりあえずクルマになれる意味も込めて高速でニューグレンジに向かう。
サクッと到着することが出来たのだけど、予約客以外は出て行けよ!と温かいおもてなしを受けて今日の目的地のSligoへ向かうことにする。

ニューグレンジの遺跡
ニューグレンジの遺跡(遠景)

■ロングドライブでのトイレ事情
外国ではトイレが見つからなくて苦労することが非常に多いのですが、今回のように長時間のドライブをすると
数段困ることになった。
とりあえずトイレの度に飲食店に入るわけにもいかないので、比較的大きなショッピングセンターのようなところを
最初は目星をつけていたのだけど、田舎にいくにつれてそれすら見つからなくなってきてからのペットボトルにするしかないかというところまで追い込まれてしまった。
結論としては、ガソリンスタンドにトイレがあり、ガソリンを入れない人も使いまくっていたり、コンビニが併設されているので
みんな(おそらく)ガソリンスタンドで用を足しているということに気づくまでかなり時間がかかった。
これを見た人は私の苦労を乗り越えて最初からガソリンスタンドに向かってください。

アイルランドの風景の特徴的な点として、木が少ないところがある。
山にしても隆起はあるものの、木が生えていないせいではげ山みたいになっていて、日本の四国カルストのような石灰質の地形でみられるような
幻想的な風景を見ることが出来る。
木が無いと、視界を遮るものがないのでそこまでも見通すことができて自然、絶景になる。

アイルランドの典型的なパノラマ風景
木が少ないのでどこまでも見渡せる

昼食はAttiroryという田舎町にあるHonestly Farm Kitchenという意識高い系のカフェっぽい雰囲気のお店。
事前にGoogle Mapなどの評価などで目星をつけていたお店だったのだけど、かなり美味しかった。
サラダにステーキトッピングという日本だとあまり見かけない注文をしたのだけど、野菜の質が良いのと
ステーキが熟成肉のお手本のような香ばしい味わいで、旅を振り返ってもかなり印象に残る味わいだった。

昼食のサラダ定食
サラダ定食ステーキトッピング
切り立った山
ベンバルビン。切り立った崖っぽい姿が特徴的

ホテルはSligoの中心街近くのRiverside hotelというところで、物価高のわりに比較的安かったのであまり期待していなかったのだけど
部屋からの景色は素晴らしかった。

ホテルの部屋
ホテルの部屋。コスパ高い。
ホテルの部屋からの風景
景色も素晴らしい
 ホテルそばの川の風景
街中なのに川がきれいすぎる

夕食は調子に乗ってチャウダーと豚肉料理を頼んだらどっちも1食分くらいあって多すぎて死んだ。
となりのおっちゃんたちに「too much」と言ったら大笑いされた。
まあ面白がってくれたのでOK

頼みすぎた夕食
頼みすぎて死んだの図

その後はホテルに戻って日が暮れるまでの美しい変化を眺めながら飲んだくれたのだけど
川も街も本当に美しいところだ。
住んだらすぐに飽きてしまいそうだけど、旅行の経験としてはこれ以上ないものを味わえたと思う。

夜景
部屋からの夜景

アイルランド旅日記 2024年4月28日(日)


飛行機は順調に遅れ、朝6時着→7時着。次のDublin向けのフライトは11時なので余裕なのだけど、空港でダラダラ過ごすよりは楽が出来たと前向きに考えることにする。
フライトはなかなかの長時間だったけど、3列独り占めなのと、親にもらった睡眠薬で少し寝ることが出来たので思ったよりは楽だった。
Munichへの着陸前には西側にアルプスの高峰を見ることが出来て、その迫力と広がりは日本のような山国でも見ることが出来ない規模なので写真を撮りまくってしまった。

アルプス(たぶん)
アルプス(たぶん)
アルプスの風景
大きさがすごい
朝のミュンヘン空港
朝のミュンヘン空港

着陸後にイミグレを通過して荷物を受け取ったら残り時間は3時間程度だったので、少し休憩してすぐにターミナルを移動して
Lingus airのカウンターでチェックインし、制限エリアで朝食を頂いた。
物価が高いのは覚悟していたのだけど、サラダボウル1つとダイエットコーク1本で2815円も取られるとは思わなかったので
初っ端から物価高&円安の洗礼を浴びた・・・。まあ空港だし、これは外れ値みたいなもんでしょ。

3000円のサラダ定食
3000円のサラダ定食

3時間程度のフライトで無事にDublinへ到着。シェンゲン範囲内は入国審査は無いので、荷物を受け取ってサクッと行こうと思ったのだけど
上海やMunichでは問題なく動作していたGlobal YOのeSIMが使えない。
正確には電波をつかむことがあるのだけど、すぐに使えなくなってしまう動きで認証に問題があるっぽい動き。
スマホ無しで外国を行動するのは難しいので、慌ててIreland限定のeSIMを契約した。

ダブリンへの着陸画像
ようこそダブリン

■Global YOについて
このeSIMは評判がいまいち掴めなかったのだけど、とりあえず一番安いので人柱になるつもりで申し込んだのだけど
見事に人柱になりました。
動作にトラブルがあるのは仕方がないと思うのだけど、サポートが一言返答したら翌日といったレスポンスで
基本的な設定確認で時間を稼ごうとしてくるので非常にストレスがたまった。
私はITエンジニアなので、色々な会社のサポート窓口に対応を依頼することがあるのですがいくらコンシューマー向けのサービスとはいえ、マニュアル通りの確認しかできない人材を配置しているのがすぐに分かってしまうので
Global YOを使う際には何かしらトラブルがあったらすぐに他のeSIMに取り換えるリスクを認識したうえで使うほうが良いかと思います。
サポート対応としてはIT業界人向けの言い方をするとBroadcomが買収した製品よりヒドイ感じ。

その後、交通ICカードを手に入れたり(最近はこれが地味に時間を食うが、無いと不便すぎる)してホテルについたら夕方になっていた。
荷物を整理してDublinの中心部を散歩する。

Dublinはリフィー側が町の中心を流れていて、ホテルのある方の北側からTemple Barに向かって街巡りをした。
この辺りは典型的な観光地っぽい雰囲気でTHEヨーロッパの旧市街といった雰囲気になっていて5年ぶりの欧州っぽさを味わうことが出来て非常にテンションが高くなった。
とりあえずお腹が空いたので調べておいたパブでギネスシチューとギネスを飲むという典型的な観光客ムーブをキメてみた。

ギネスシチューとギネス
ギネスシチューとギネス
パブの雰囲気
パブの雰囲気

ちなみにふらっと入った酒屋で山崎18年が30万以上のプライスになっていて、そりゃ入手困難になるわと思った。
その後はかなり疲れていたので、ホテルに戻ってお出かけはせずルームサービス?(意外に安い)のピザを注文して近所で買ってきたビールで流して混んで寝た。

転売ヤーの餌食になった山崎
転売ヤーの餌食になった山崎
テンプルバー付近
テンプルバー付近

アイルランド旅日記 2024年4月27日(土)

■そもそもの経緯
2024年のGWにアイルランド旅行にいったのだけど、なぜ行ったのか?や準備について書き記しておこうと思う。
そもそもの発端はANAのマイルで空きを調べて検索していただけど、ふとしたタイミングGWのフル期間(4/27~5/6)で、関空→ミュンヘンが空いていることに気づいたことだった。当然ながら何をするかなどを一切考えずに席を抑え、その後で計画を練ることにした。

最初の計画としてはミュンヘンからアルザス方面、ストラスブールやコルマールを経て少しだけスイスに足を踏み入れてミュンヘンに戻るという
キモ・オタクが好みそうなルートを描いていたのだけど、実際にホテルやレンタカーなどの手配をするという段になると、旅の核になるようなここに行きたいんだ!というポイントが無くてイマイチテンションが上がらないので、色々考えた挙句
「ミュンヘンから飛行機に乗れば好きなところに行けるのでは?」という考えに行きついた。

候補
・アイルランド
村上春樹のエッセイ集でとにかく美しい国であると述べられていたのがずっと心に残っていたので行きたい
メシマズ(間違いない)
ウィスキー(そんなに好きではない)
ギネス(今となってはベルギービールのほうが)
左側通行

・ポルトガル
大航海時代(好み)
歴史の遺産が豊富
メシウマ

どちらも物価は強烈に高いっぽいので悩んだのだけど、乗換がアイルランドのほうが効率が良かったのと久しぶりに運転をしてみたくなったので今回はアイルランドにしてみることにした。

2024年4月27日(土)
飛行機は朝9時の便のため、始発便で関空に向かう。
GW初日なので3時間前には駅についてないと怖かったのだけど、朝イチだとさすがに便数が少ないからか6時に関空着で6:50には制限エリアに着いた。
制限エリア内でのんびり過ごして上海行の飛行機に乗り込む。

7時前ならGW初日でもガラガラ

■上海浦東空港の落とし穴について
上海では12時間の乗り換え時間があったので、上海でトランジット用のホテルを予約しておいてホテル内で過ごせるように着替えなどの荷物を預け入れ荷物とは別に分けていたのだけど、そもそも上海浦東空港はスルーバゲージできないとのこと。
これはどういうことか説明すると、通常は航空券を手配したときに乗換があると、荷物はそのまま空港内で最終到着地向けの飛行機に乗せ換えてくれるのだけど
それが出来ないことを意味します。今回の旅程を例に挙げると、関空で荷物を預ける→上海浦東空港に着陸→入国手続き→荷物受取り
→チェックインカウンターで再度荷物を預ける→保安検査→出国手続き→飛行機に乗る
みたいな流れになるので、すごい時間がかかってしまう。
SkyScannerなどで上海浦東空港で乗換90分とか普通に表示されるけどどう考えも無理だろこれ・・・・。

上海浦東空港
上海浦東空港
上海浦東空港を出たところの景色
空港を出たところ、向かいはエアポートホテル

事前に調べておいた通りの手続きで「トランジットビザ免除」の用紙に書いて無事に入国。
空港の近くのホテルが5000円くらいだったので、送迎バスですぐに向かった。

空港からホテルの景色
空港からホテルの景色

上海は5年ぶりなのだけど、すぐにわかる違いとして電気自動車率がものすごく増えていて、体感でも半数近くがBEVっぽかった。
ホテルの部屋は値段の割にきれいで非常によかった。駅から遠いのがちょっと微妙だけど、空港までの送迎バスもあるし
事前に相談しておいたのでアーリーチェックインさせてくれた。(そもそも日が変わる前にチェックアウトするんだけど)

休憩用のホテル(5000円)
休憩用のホテル(5000円)

少し落ち着いたので上海中心部まで行こうかと思ったのだけど既にちょっと疲れていたので地下鉄を金科路で降りて、ショッピングセンターに行き、無印良品で傘を買って
ビーフン鍋か麺っぽいものを食べて帰った。

ビーフン鍋
ビーフン鍋
ホテルの目の前は昭和の日本みたいな景色が広がっていた

その後、ホテル内でゆっくりしたり周りを散歩したりしながら
20時くらいに送迎バスで空港に戻ってミュンヘン行きの飛行機に乗り込むのであった。
ちなみに僕のキモ・オタクオーラに恐れをなしたのか3列シートを独り占めすることができた。

2024年1月6日(土)台湾旅日記2024

阜杭豆漿の行列
店は二階なのに鬼のような行列(推定200人くらい?)

早朝に起きて阜杭豆漿へ向かう。
6時くらいだったかと思うけどそれでも40分くらい並んだ。
定番的な豆漿と豆乳、あと卵サンドイッチ的なものを頼んだのだけど、どれも凄まじい美味だった。豆乳は今まで飲んでいたのが何か別のものに思えるくらいすっきりとした透明感のある味わい。豆漿は何か良く分からないが出汁の出来が凄みを感じるレベルで、さすが看板メニューと思ってサンドイッチを食べたらこっちもふわふわのスッキリとした味で全品隙がない。
そりゃ人気になりますよねこれって感じでした。

阜杭豆漿のキッチン風景
キッチン
阜杭豆漿の店内
阜杭豆漿があるフードコート(事実上この店の独占状態)
豆漿と豆乳
油断すると気絶するくらい美味い豆漿
卵のサンドイッチ
卵のホットサンドイッチ。これも激うま

その後、特に行きたいところもなかったので海を見ようと基隆まで向かったが
特に面白いものもなく、飯も微妙だったのですぐに台北に戻った。

基隆の風景
基隆の街並み
基隆港のそばの風景
港のすぐそば

その後、迪化街あたりで肉まんを食べたりして最後にまともな観光してみようと思って中正紀念堂へ向かった。
中正紀念堂はガイドブックで見た写真だとそんなに魅力を感じなかったのだけど、大きさが半端なくて前回と比較しても台北観光では一番楽しめた。
スケール感って重要ですね。

中正紀念堂の遠景
こうしてみるとなんてことない風景だが
中正紀念堂
大きさが半端ないので印象がぜんぜん違ってくる
中正紀念堂からの遠景
中正紀念堂から見た広場

夕食は西門までいって阿宗麺線に並ぶ。ここも30分近く並んだけどさすがに上手い。
雑な説明をするとモツ煮込み素麺たっぷりスープなんだけど、細かく素麺が刻んであってスプーンだけで食べられてファーストフード
として完成されている。
ここまで美味いと好き嫌いなくみんな食べられそうなので日本でもお店を出してほしい。マジで。

微妙な味わいだった牛肉麺
続けざまに評価高めの牛肉麺食べたけどビミョー
スタンダードフレーバーアイスクリーム
先進国らしいチョコミントアイス

2024年1月7日(土)
翌日は早めの便だったので速攻で帰った。

2024年1月5日(金)台湾旅日記2024


朝は近所のお店で肉まんっぽさのあるパンを買って食べて、すぐに新幹線の駅へ向かった。

朝食のパン
朝食のパン けっこう美味しかった


新幹線は日本のものを採用していると聞いていたのでどこまで近いのか興味があったのだけど、車両も椅子も
駅が近づいた時のメロディまでまんま東海道新幹線だった。
外国に来た気分がしない・・・。

台湾新幹線
見た目はポップな感じだけど
新幹線の椅子
椅子が日本の新幹線そのまま

台北についたあとはホテルに荷物を預けてシェアサイクルで街めぐり。
寒かったらどうしようと思っていたのだけど、ちょうどいいくらいの気候になっていてサイクリングが快適だった。

昔に泊まった忠孝敦化あたりにきて少し懐かしい気分になりつつ、お腹も空いてきたので度小月で安定の肉繰飯と担仔麺を頂く。
やはりうまいなここ。。。

度小月の肉繰飯と担仔麺
度小月の肉繰飯と担仔麺

その後101付近で買い物したり、毎回来ている松山文創園区あたりでお土産漁ったり
白菜鍋食べたりして観光っぽくないことをして過ごした。

ホテルの部屋1
ホテルの部屋(入り口から)
ホテルの部屋2
ホテルの部屋 デスクが無いのできつかったが、洗濯機があるのでGood
白菜鍋
白菜鍋

2024年1月4日(木)台湾旅日記

ホテルからの景観
最上階なので景観は良い

ホテルの近くの老牌猪肝粥でお粥を頂く。
美味しかったけどお粥というより雑炊っぽい味わいだった。
香港で食べたお粥をイメージしていたのでちょっと肩透かし。

ホテル近くのお粥の店
ホテル近くのお粥の店 気のいいおっちゃん
雑炊っぽいお粥
雑炊っぽいお粥
中壢駅
ちょっとカオスっぽい中壢駅前

その後はチェックアウトして中壢駅に行き、特急列車で台中に向かった。
台中駅は近代的な中心都市っぽいつくりで、ここまで来るとさすがに暖かかった。
ホテルに荷物を預けてさっそく街巡りをする。

山河魯肉飯という有名店でルーローハンを食べたのだけど、味わいとしては普通。
スープも一緒に頼んだのだけどこっちは漢方薬風味がきつすぎて微妙だった。残念。

無印良品近くの公園の風景
無印良品の入っているビル近くはかなり美しい歩道があって癒された
カフェで飲んだコーヒー
テキトーに入ったオシャレカフェのコーヒーが苦みが強いがスッキリした味わいでかなり美味かった

その後は涼しかったので無印良品でロンTを補給したり、オシャレ地区を散歩したりして
再び火鍋を食べてホテルに戻った。

火鍋の画像
再び火鍋
みんな大好き三國志
三國志って上下で終わるくらい短いんだっけ、、、
ホテルの部屋
ホテルは大通り沿いでうるさいけど部屋は良かった