サンクトペテルブルグ旅行記 その1 準備編

サンクトペテルブルグ旅行記 その1 準備編

今年の旅行はかねてから行きたかったロシアのサンクトペテルブルグへ行くことにした。
今までいった国とは大きく違って、ビザが必要であったりして気軽に行ける国ではないようなので
事前に調べたことや行って分かったことをこの旅行記にまとめておく。
私も旅行前にいろいろなサイトの情報にお世話になったので後に続く旅行者の助けになれば幸いです。

■事前準備編①
ロシア旅行は、西欧と違っていろいろとハードルが高い雰囲気がある。
少し調べるだけで以下のような難点があちこちで書かれていて
ロシアへの旅行を躊躇してしまう。

①英語が通じない
これは半分事実で、半分は異なっていた。
ホテルや観光施設やレストランなどでは困ることがない程度には通じた。
道行く人にはほとんど通じなかった。
つまり、観光などに従事していない一般のロシア人には通じにくい
というのが私の感想です。
ただし、サンクトペテルブルグはフィンランドとの国境付近にあり、おそらくは同国最大の
観光都市のため、他の都市よりも相対的に国際化が進んでいるだけかもしれないので注意。
(つまりモスクワがどうなのかはわかりません)

②ビザとかバウチャーというものを取らないといけない
⇒間違いない。むしろこれが最大の障壁。

③タクシーでぼったくられる
これはホテルからも警告されましたが、タクシーアプリ(Yandex taxi)で解決することができました。

④外国人登録をしないといけない
⇒間違いない、ただしホテルで勝手にしてくれるので手間ではなかった。

⑤エカテリーナ宮殿で死ぬほど並ぶ
⇒間違いない。

⑥治安やばそう
⇒カメラ泥棒に遭いかけたのが1件だけでしたが、治安の悪さから来る圧迫感は少ない街でした。
寒いからか物乞いやホームレスはほとんど見かけなかった。

⑦サービス悪そう
⇒落差が激しいのですが、Ratingの高いところは西欧よりもよいサービスでした。

■事前準備編② ビザ取得編
本来のビザ取得のためのフローは以下の通り。
①ロシア旅行に精通した旅行代理店から現地の旅行会社を通じて航空券、宿泊施設の予約、現地の移動手段の手配を行う
②現地の旅行会社から予約内容をもとにバウチャーを取得する
③バウチャーと一緒にビザを申請する

①は冷戦の名残りの制度のようなのですが、①のせいでかなり割高な旅行になってしまうため、抜け道として
いきなり①をせずに②のバウチャー発行だけしてくれる会社を使うという方法があり、通称「空バウチャー」と呼ばれるようです。
私の場合はPushka innというホテルを予約した際に、バウチャー発行のお誘いメールが15ドル程度であったのでそのまま申し込んでしまいました。

現状唯一の日本語ガイドブックである地球の歩き方では、①をきちんとすることが推奨されており①がトラブル時の対応に関わるためきちんと旅行代理店を通したほうがよいと半分脅しのような表現で記載されていましたが、以下の理由で空バウチャーを選択しました。

・ホテルや鉄道などの予約など細部まで自分で確認、調整をしたかった。
・コストが無視できない差であった。
・地球の歩き方の広告欄がロシア旅行に精通した旅行代理店で埋め尽くされているものに恣意的なものを感じた。

ちなみにバウチャー自体は「ビザを申請するための必要書類」のため、入国および出国時に審査されることはありませんでした。
チェックされたのはパスポートとビザのみだった。

※トラブルがあった場合は不明なので注意。

■事前準備 ホテル編
私が選んだPushka-innは非常に評判がよかったので、完璧といっていいくらいオススメできるのですが
ホテル選びで重要視した要素は以下となります。

・エレベーターの有無
(問い合わせるとないところが多い)
・バスタブがあるか
(これも無いところが多い)
・ネフスキー大通りに近いか
・駅などの交通機関が近いか
・レストランが近くにあるか

バスタブやエレベーターなどは問い合わせないと分からないため、英文メールを送って確認するのですが
半分くらいはロシア語に変換して送っても無視されました。
まともに返事を返してくれたホテルは以下の2件。

Pushka-inn
2人が限界の超小型ながらエレベーターあり
メールレスポンスが最高によい、また対応も細やかで親切
バスタブなし
中心街から少し離れているが、エルミタージュ美術館のすぐそば

Alexander House
エレベーターなし、ただし荷物などは運んでくれるとメールで返答あり
メールレスポンスが最高によい、また対応も細やかで親切
バスタブなし
中心街からは離れているが、バス停は近い
部屋は広め

どちらも非常によい評価なので問題なかったのですが、立地条件からPushka-innを選択しました。
宿泊したPushka-innの感想としては
・到着時の説明が非常に親切で丁寧
・隣のレストランにATMあり
・サービスが日本並みに丁寧で、客が困っていないか常に見てくれている
・外国人登録も秒殺で完了
・近所にスーパーがあった。
・各フロアにウォーターサーバがあり、飲み水で困らない
・有償(35ルーブル)でハガキに切手をつけて送ってくれた
・朝食に暖かい卵料理がついている。
・時間に正確に空港から送迎してくれた。
といった形で今まで宿泊した外国のホテルでもっとも快適に過ごすことができた。

■事前準備 アプリ編
以下のアプリを事前に準備しておいた。
私はiOSユーザーのため、iOS視点となるが、Android版もあるようだ。
事前に調べておいたところによるとロシアではYandexという日本でならYahoo!Japanのような大手ポータルを提供している会社のアプリがメジャーな存在らしいため、いくつかインストールしておいた。

①Yandex Taxi
今回のMVPを与えたいタクシーアプリ。ロシアではUberよりこちらが主流とのこと。
クレジットカードなどの登録は必要だけど、自分のいる場所をGPSでつかんでくれて
行きたい場所を事前に指定すると近くのタクシーを呼び出してくれる。
食事の後でタクシーを呼び出し、近くに来たら支払いを済ませて店を出るといったことが可能。
支払いもアプリのクレジット経由でぼったくられる心配もなし。

②Uber
有名なタクシーアプリ、サンクトペテルブルグでも使えたが、使わなかった。
ヘルシンキでは役立った。
ちなみに、公的なタクシーではなく、Uberと契約した普通の車が現れるの注意。
価格は公的なタクシーよりも安かった。

③Yandex Map
ロシアの地図情報は非常に細かく番地まで表示してくれるが、Google Mapで事足りたので
あまり使わなかった。
保険のためにいれておくとよいかも。

④Yandex Metro
こちらも乗り換え案内として導入したが、Google Mapが全部教えてくれたので
使わなかった。
こちらも保険として導入すればよいかと思います。

⑤Trip Advisor
レストランの口コミと評価をチェックしていけばおいしい店を引くことが出来ます。
必須アプリ。

Ubuntu Server 15.04メモ(1)

そろそろ16.04LTSが出てくるころ合いなので15に触れて慣れておくためのメモ。

■systemd関連
サービス状態の一覧表示
# systemctl list-unit-files -t service

サービス設定変更の有効化
# systemctl daemon-reload

■Journalログの配置ディレクトリ作成
# mkdir /var/log/journal
# reboot
⇒パーミッションは再起動したら/var/run/

■rsyslogのSevierity表示
・/etc/rsyslog.confに以下を追加

$template precise,”%timegenerated%,%HOSTNAME%,%syslogpriority-text%,%syslogfacility-text%,%syslogtag%,%msg%\n”

・/etc/rsyslog.d/50-default.confに以下を追加
*.*;auth,authpriv.none -/var/log/messages;precise

⇒差分を見るために/var/log/messagesに出力させるようにした。
(Defaultの出力は/var/log/syslogに出力)

# systemctl restart rsyslog.service
⇒rsyslogを再起動して設定反映

以下のようになった。
Jan 27 21:45:39,ubuntu15,info,daemon,systemd[491]:, Reached target Timers.
Jan 27 21:45:40,ubuntu15,info,daemon,systemd[491]:, Starting Timers.
Jan 27 21:45:40,ubuntu15,info,daemon,systemd[491]:, Reached target Paths.
Jan 27 21:45:40,ubuntu15,info,daemon,systemd[491]:, Starting Paths.
Jan 27 21:45:40,ubuntu15,info,daemon,systemd[491]:, Reached target Sockets.
Jan 27 21:45:40,ubuntu15,info,daemon,systemd[491]:, Starting Sockets.
Jan 27 21:45:40,ubuntu15,info,daemon,systemd[491]:, Reached target Basic System.

■IPv6無効
# vi /etc/sysctl.conf
最終行に追記

net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1

# sysctl -p
net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1
上記出力を確認

# ip a
⇒v6出力が消えたことを確認

■ホスト名の確認
# hostnamectl status
Static hostname: ubuntu15
Icon name: computer-vm
Chassis: vm
Machine ID: 0ff620127564dda29f0f975c56a1f0e7
Boot ID: 0aceb06669814ecd8f03e3b5dc412f08
Virtualization: microsoft
Operating System: Ubuntu 15.04
Kernel: Linux 3.19.0-15-generic
Architecture: x86-64
root@ubuntu15:~#

念のため、他の方法でもやってみたが出力は同じ。
# uname -n
ubuntu15

# hostname
ubuntu15

■ホスト名の変更
# hostnamectl set-hostname ubuntu5

# hostname
ubuntu5

# more /etc/hostname
ubuntu5

# hostnamectl
Static hostname: ubuntu5
Icon name: computer-vm
Chassis: vm
Machine ID: 0ff620127564dda29f0f975c56a1f0e7
Boot ID: 0aceb06669814ecd8f03e3b5dc412f08
Virtualization: microsoft
Operating System: Ubuntu 15.04
Kernel: Linux 3.19.0-15-generic
Architecture: x86-64

設定ファイルをいじるよりはコマンドで変更するほうがよい思われる。

■ルーティングテーブル確認
# ip route list
default via 192.168.1.1 dev eth0
192.168.1.0/24 dev eth0 proto kernel scope link src 192.168.1.22

■ルーティングテーブル追加

①レガシーな書き方
/etc/network/interfacesへ以下のように追記

# add static route
post-up ip route add CIDR via GATEWAY

例としては以下のようなイメージ
post-up ip route add 192.168.1.21/32 via 192.168.1.21

②systemdでやる方法
# systemctl enable systemd-networkd.service
# systemctl enable systemd-resolved.service

/etc/systemd/network以下に設定ファイルを作成
以下は例

[Match]
Name=eth0

[Network]
Address=192.168.1.30/24
Gateway=192.168.1.1
DNS=192.168.1.1

[Route]
Gateway=192.168.1.21
Destination=192.168.1.21/32

※/etc/network/interfacesを記載しているとそちらが優先されるみたいなのでその場合はファイルをリネームするなどしておく。

# systemctl restart systemd-networkd.service
# systemctl restart systemd-resolved.service
上記で設定の有効化(またはreboot)

DNSが動かなくなるので以下の対応を行う

/etc/systemd/resolved.confの編集
# more /etc/systemd/resolved.conf
# This file is part of systemd.
#
# systemd is free software; you can redistribute it and/or modify it
# under the terms of the GNU Lesser General Public License as published by
# the Free Software Foundation; either version 2.1 of the License, or
# (at your option) any later version.
#
# Entries in this file show the compile time defaults.
# You can change settings by editing this file.
# Defaults can be restored by simply deleting this file.
#
# See resolved.conf(5) for details

[Resolve]
DNS=192.168.1.1
FallbackDNS=8.8.8.8
#LLMNR=yes

DNSと必要に応じてFallbackDNSを設定する。
ただそのままだと名前が引けない。straceかけたら/etc/resolv.confをOpenしているようだが、設定はなにも書かれていない。
そのまま/etc/resolv.confを編集すればよいみたいに見えるがファイルに

# Dynamic resolv.conf(5) file for glibc resolver(3) generated by resolvconf(8)
# DO NOT EDIT THIS FILE BY HAND — YOUR CHANGES WILL BE OVERWRITTEN

と書かれているため、このままではNG。
resolv.confはシンボリックリンクになっており、実体は/run/resolvconf/resolv.confのようだ。
ただしresolved.confに書いた設定は/run/systemd/resolve/resolv.confには反映されている。
とりあえずなぜ?というのは分からないがあれこれ検索した結果

# ln -s /run/systemd/resolve/resolv.conf /etc/resolv.conf

で解決した。
■NTP設定
# systemctl stop systemd-timesyncd.service
⇒sytemdのtimesyncdの動作を停止

# systemctl status systemd-timesyncd.service
⇒停止を確認

# systemctl disable systemd-timesyncd.service
Removed symlink /etc/systemd/system/sysinit.target.wants/systemd-timesyncd.service
⇒サービスの自動起動を停止

# systemctl enable ntp
Synchronizing state for ntp.service with sysvinit using update-rc.d…
Executing /usr/sbin/update-rc.d ntp defaults
Executing /usr/sbin/update-rc.d ntp enable

ここまでしたが、ntpqで反応しない。syslogをチェックしたら

Jan 27 16:43:25 ubuntu15 kernel: [ 825.481566] audit: type=1400 audit(1453880605.985:20): apparmor=”DENIED” operation=”open” profile=”/usr/sbin/ntpd” name=”/run/systemd/resolve/resolv.conf” pid=682 comm=”ntpd” requested_mask=”r” denied_mask=”r” fsuid=0 ouid=102
Jan 27 16:43:27 ubuntu15 kernel: [ 827.483745] audit: type=1400 audit(1453880607.989:21): apparmor=”DENIED” operation=”open” profile=”/usr/sbin/ntpd” name=”/run/systemd/resolve/resolv.conf” pid=684 comm=”ntpd” requested_mask=”r” denied_mask=”r” fsuid=0 ouid=102
Jan 27 16:43:45 ubuntu15 ntpd_intres[646]: parent died before we finished, exiting
Jan 27 16:44:30 ubuntu15 kernel: [ 889.516262] audit: type=1400 audit(1453880670.021:22): apparmor=”DENIED” operation=”open” profile=”/usr/sbin/ntpd” name=”/run/systemd/resolve/resolv.conf” pid=684 comm=”ntpd” requested_mask=”r” denied_mask=”r” fsuid=0 ouid=102
Jan 27 16:44:57 ubuntu15 systemd[1]: Starting Cleanup of Temporary Directories…
Jan 27 16:44:57 ubuntu15 systemd-tmpfiles[689]: [/usr/lib/tmpfiles.d/var.conf:14] Duplicate line for path “/var/log”, ignoring.
Jan 27 16:44:57 ubuntu15 systemd[1]: Started Cleanup of Temporary Directories.
Jan 27 16:45:18 ubuntu15 systemd[1]: Started Session 2 of user jun.
Jan 27 16:45:18 ubuntu15 systemd[1]: Starting Session 2 of user jun.
Jan 27 16:46:32 ubuntu15 kernel: [ 1011.580735] audit: type=1400 audit(1453880792.085:23): apparmor=”DENIED” operation=”open” profile=”/usr/sbin/ntpd” name=”/run/systemd/resolve/resolv.conf” pid=684 comm=”ntpd” requested_mask=”r” denied_mask=”r” fsuid=0 ouid=102
root@ubuntu15:/var/log#

こんな感じでapparmorが邪魔をしているっぽい。

下記サイトを参考にして対応した。
http://ubulog.blogspot.jp/2009/06/ubuntu-apparmor.html

# apt-get install apparmor-profiles apparmor-utils
⇒上記でツール類をインストールする。

# aa-complain /usr/sbin/ntpd
Setting /usr/sbin/ntpd to complain mode.
⇒上記でComplain modeにする。

# apparmor_status
⇒ntpdがcomplain modeであることを確認

# systemctl restart ntp.service

# ntpq -p
設定したserverが表示されていることを確認

■SNMP設定
# apt install snmpd

# vi /etc/snmp/snmpd.conf
⇒設定は14LTSと同じ

# systemctl restart snmpd.service
⇒設定の反映を確認する
■参考サイト
・Linux女子部 systemd徹底入門
http://www.slideshare.net/enakai/linux-27872553
・ubuntuで AppArmor を使ってセキュアな環境を構築する
http://ubulog.blogspot.jp/2009/06/ubuntu-apparmor.html
・rsyslogの基本設定とログのプライオリティ情報の出力
http://kanjuku-tomato.blogspot.jp/2015/05/rsyslog.html

2014 スペイン旅日記(8)

2014年9月13日(土曜日)
ティッセン=ボルネミッサ美術館を見たあとサンチアゴベルナベウへ。
これまでみた試合は勝ち負けの予想のつく試合が多かったのだけど、今回のカードはレアル・マドリードVSアトレチコ・マドリード。去年の覇者であるアトレチコ・マドリードとのマドリードダービー。選手も豪華でかなりの黄金カードなので楽しみだった。
当然ながら超満員で、大いに盛り上がったのだけど、紳士のチームという印象の強いレアル・マドリードのホームにもかかわらず今までみたどの試合よりも観客席はガラが悪かった。とりあえずそのへんでウィスキーラッパ飲みだしみんなタバコ客席で吸いまくりだし甲子園の外野席より雰囲気が悪い、、、、。
試合は豪華メンバーだけどまったく機能していないハメル・ロドリゲスとベイルのいるレアル・マドリードよりも堅実で厳しいディフェンスを誇るアトレチコがあっさりと叩きのめす展開になった。ざまあみろ。(バルサファンのバイアス)

IMG_2107 IMG_6487※さすがに超満員

IMG_6498 IMG_6501

2014 スペイン旅日記(7)

2014年9月12日(金曜日)
この日は迷ったのだけど、エル・エスコリアル修道院へ。
長距離バスにのってマドリード近郊にある。
観光地としての価値は時の権力者がどれだけ浪費したかでわかると少し前に書いたのだけど
それを象徴するような巨大な修道院だった。
ここを訪れるだけで当時のキリスト教会がどれだけの力をもっていたのかが分かる。
宮殿としても利用されていたようで、昔の図書館などもあって王宮よりも楽しめた。
いわゆる西洋的な豪華建築を楽しみたいならマドリード近くならここが一番かと思う。

IMG_6456※中は撮影出来なかったのだけど、かなり巨大なので見どころがたくさん

IMG_6453

IMG_2088※お肉は微妙だったのだけど、焼いたトマトが強烈な旨さ。果物やトマトの素材が違う

帰りにサン・ミゲル市場近くでバルを回ったのだけど
市場の牡蠣や貝類が生で食べられて日本人にはたまらない味だった。
スペインではクリームやソースといった味付けで勝負というよりは日本的な素材をそのまま楽しむような料理が多く、一品が比較的小さなこともあってEU諸国では一番食事が楽しめた。

IMG_2095※茹でたタコ

IMG_2094※マッシュルームに生ハムとにんにくを埋め込んでオリーブぶっかけ鉄板焼き。ビールに合う

IMG_2093※上等な生ハム

IMG_2092※ビールと付け出し

 

2014 スペイン旅日記(6)

2014年9月11日(木曜日)
今日はバスにのって市内観光。
観光バスに乗ると今日は早じまいだけれどそれでもよければ乗るかい?
と言われて、どうしてなんだろうと思ったのだけどそれは後ほど明らかになる。

街をバスで眺めながら海沿いを走ったり、グエル公園などを見て回ったり。
日本を超える暑さなので歩くとぐったりしてしまうのだけれどとても美しい街だ。

IMG_6402※サッカーの練習場。さすがの芝。

IMG_6406 IMG_6395※とにかくスペイン国旗は皆無。カタルーニャの旗ばかり。

IMG_6422※グエル公園(1)

IMG_6415※グエル公園(2)

早じまいなので、カンプ・ノウは飛ばしてよいか?とバスガイドが聞いてくる。
試合もないので、みんな頷くので少し気になったのだけど同意しておく。
バスが市街中心部に向かうとそれまでも少し見かけていたカタルーニャの旗をもった人がどんどんと増えていく。
市内の中心に向かって歩いている。興奮したデモとは違ってみんな楽しそうに旗をもって街を練り歩いている。
カップルは旗をもって芝生に寝転び、子供は旗をマント代わりにして走り回る。
笑顔で作られる革命運動というものがあるとしたらこれがそうなのだろうか?
バスを降りてホテルに荷物を取りに行く時にはカタルーニャの旗は街を埋め尽くしていた。

IMG_6430 IMG_6431※カタルーニャの日

IMG_2081※帰りのAVEで出たおやつ。

 

IMG_2085※マドリードに帰って食べた酢漬けイワシ

IMG_2084※ハズレのムール貝(痩せてる)

IMG_2083 IMG_2082※意外に揚げ物って少ない

Ubuntu OpenStackの記録(1)

とりあえず自分用メモ
■OSインストール
なぜかVMwareモードみたいな感じでサクッと入った。

とりあえず最新化する。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get dist-upgrade

REDHAT系と違って、rootなしで全部sudoしろってことなのかな。

$ sudo vi interfaces

⇛NWはこのファイルのようだ。

$ cat /etc/network/interfaces
# This file describes the network interfaces available on your system
# and how to activate them. For more information, see interfaces(5).

source /etc/network/interfaces.d/*

# The loopback network interface
auto lo
iface lo inet loopback

# The primary network interface
auto eth0
iface eth0 inet static
address 192.168.1.200
network 192.168.1.0
netmask 255.255.255.0
broadcast 192.168.1.255
gateway 192.168.1.1
dns-nameservers 192.168.1.1

以下でNWの設定反映

$ sudo ifdown eth0
$ sudo ifup eth0

(もうちょっとスマートな方法があるはず)

■リポジトリ追加
$ sudo apt-get install software-properties-common python-software-properties
$ sudo add-apt-repository ppa:maas-maintainers/stable
$ sudo add-apt-repository ppa:cloud-installer/stable
$ sudo apt update

■MAASをインストール
$ sudo apt install maas

以下で管理者作成
$ sudo maas-region-admin createadmin

SSHキー作成
$ ssh-keygen -t rsa -b 2048
(キーはUserのホームディレクトリの.sshフォルダにある

$ more id_rsa.pub
⇛中身をテキストエディタに貼り付けておく
Webブラウザから
http://サーバのIPアドレス/MAAS
へアクセス

右側のユーザー名を選択し、Accountを洗濯
Add SSH KEYを押下してさっき作ったSSHキーの中身をぶちまける

■イメージ追加
MAAS GUIからImagesを選択し、BootImageをダウンロードしておく

2015 夏セール その2

冷静に考えるとどちらもセール品ではなかった。IMG_2800

MHLのパンツ。毎年出る系統の色で、ロールアップすると3番手の七分丈パンツになりそう。
ここ数年セールにかからないのでスルーしてきたが、どうしても欲しくて購入。17k

IMG_2799

 

Jacob Jensenの時計。27k。以前から欲しかったのだけど、現物を持っている店がないこともあってなかなか購入にはいたらなかった。そもそも自分が時計を日常的にするのか不明だったのでお手頃価格のものにして試してみることにする。そういえば車買った時も自分がクルマにこだわるタイプか分からないので100万台の中古車のハッチバックというオールマイティな選択肢を選んで自分がクルマに求めるものをチェックするというような手法をとったのだけどその時計バージョンかもしれない。

もっともクルマの場合アルファロメオ147を最初に選んだせいで人生が狂った気がしなくもないのだけど。

2014 スペイン旅日記(5)

2014年9月10日(水曜日)
今日はバルセロナへ行く日。
前日のトレドで駅のことは把握してあったので、余裕をもってAVE(新幹線)へ乗り込むことが出来た。

IMG_2053※一等車なのでラウンジでくつろげた。こういう経験は初めて。

IMG_2044※新幹線。やはりごつい

IMG_2057※1等車なので軽食が出た。本質的なうまさとは別に列車の食事というだけで楽しめる

バルセロナの印象はとりあえずマドリードにはない湿気があること。
日本ほどではないにせよ、カサカサに乾燥していたマドリードとは全く違ったネットリとした湿気があるため
歩いているだけで体力が消耗していく。
まずはAVEの社内で予約しておいたサグラダ・ファミリアへ。
サグラダ・ファミリアは予約しておいた時間に入るシステムで、そうでないと絶望的なチケットの列に並ぶはめになる。
どのくらいひどい列かは、Google Streetviewをみてください。私はこれを見て心が折れました。

サグラダ・ファミリアはすごい威容で、外側の荘厳さは暑さを忘れるほどだった。
内部は現代的で少し私の趣味とは異なっていたのだけど、これだけ色々なスタイルが試された教会建築において他の何にも似ていず、そして素晴らしい。

IMG_2059※あんまりお腹が減ってなかったのでサラダだけ

IMG_6356 IMG_6364 IMG_6377 IMG_6375 IMG_6370
その後はピカソ美術館へ。
エアコンがないとすぐに参ってしまいそうな暑さだ。

ピカソ美術館は、若いころのピカソの作品がたくさん所蔵されていて、いわゆるキュビズム作品になるまでの
変遷を見ることが出来た。
私の好みとしては、という前置きになるのだけどキュビズムは苦手なのでこちらの初期の作品のほうが良かった。
例外的にキュビズムなラ・メニーナスは元ネタをプラド美術館で見ていたのですごく良かったのだけど基本的には
やはり苦手なのでした。

■バルセロナという街について
私はたまたまサッカーが好きで、バルセロナというチームに魅せられたこともあってこの街の事情を少し調べたことがある。
ヨーロッパにはよくあること、というよりは日本のほうが異質なのかもしれないけれど初めから1つの国だったわけではなく、いくつのかの国があり、強国が他の国を征服したりされたりするうちに今の国になった。
イタリアやイギリスも同様の成り立ちをしている。このため国内は一枚岩というわけではなく深刻な対立がある。
特にスペインに関しては世界史という大きな枠から考えればつい最近まで独裁者がいて、バルセロナには抑圧されてきた歴史がある。実際にその体験をした人が今も生きている。
そんな背景があるので、この街ではスペインの国旗を見ることがない。あるのはカタルーニャの国旗ばかりだ。
街を歩いているとあらゆるところで目にする。
異邦人の私にとっても、この旗はこの街がスペインではない!と訴えかけているように写った。
実際に訪問していたタイミングで住民投票があり、本当にこの地域が独立してしまう可能性があるようだ。

夜はパエリアとサングリア。ここのサングリアが一番うまかった。
相変わらず1リットルだけど。

IMG_2077 ※見た目とうらはらに微妙IMG_2076 ※最高にうまいサングリア 暑さがさらに味を引き立てる IMG_2075  IMG_2073

IMG_6392※ホテルの部屋。テラスを出たらプールだった

2014 スペイン旅日記(4)

2014年9月9日(火曜日)
今日はトレドへ向かう。駅の構造やスペインの電車のしきたりが分からなかったので、30分前に到着したのだけど
それでも乗り遅れそうになった。
とりあえず長距離列車(都市交通以外)に乗る場合は、航空機のようなチェックがあるのでそれを
通過しないとホームにたどり着くことができない。
他の国だとそもそも改札すらないのがスタンダードなので、激しいローカルルールの洗礼を浴びました。
やっぱ治安悪いだろここ。

IMG_2044※電車。ごついので迫力がある。

IMG_2045※駅の中。エスニックな雰囲気。

車窓から見るスペインの大地はフランスの緑やドイツの森とは違って、茶色い岩石と土に覆われた
荒れ果てた風景だった。ヨーロッパというよりは、メキシコだとか、アフリカという名前から想起される
雰囲気が近かった。

IMG_6225

トレドについて、最近どこにでもある観光地をぐるぐる回るバス
(※便宜的に赤バスと個人的に呼んでいる)に乗って、街をとりあえず一周してみることにする。
さすがの観光名所なだけあって、大航海時代を思わせる雰囲気の建物が街中を覆い尽くしていた。

IMG_6226※これが駅

IMG_6228※駅前

IMG_6252 IMG_2043

街を取り囲む川と、当時のままのこっている石のアーチ、水道跡などが自動車や鉄道がなかった時代をそのまま
残していて、マドリードの都会的な景色とは対照的な景色だった。
日本は狭いのでどうしても近代的な建物と古い建物が共存する形にならざるを得なくて
ここやヴェネチアのような街全体をテーマパーク化したような場所を作ることが出来ないので
こういったところを訪れるとどうしても羨ましく感じてしまう。

IMG_2040※ガスパチョ。適当に入った店なので味も乱暴だった。IMG_2041※パエリア。こちらもジャンクな味。

2014 スペイン旅日記(3)

2014年9月8日(月曜日)
今日は美術館めぐり、とりあえずプラド美術館へ。
チケットは手に入れてあったので、開館を待ってすぐに入館。
ここはルーブルなどと比較されることも多いのだけど、実際の大きさそのものはほどほどなので、午前中くらいあれば
ひと通りは見て回ることができた。というかルーブルが異常すぎるだけか。あれはホントにラストダンジョン。
感想としてはゴヤの裸/着衣のマハと、ラ・メニーナス以外あまり記憶が残っていない。ただしラ・メニーナスは本当に素晴らしくて30分近くは絵の前でずっと眺めているくらい素晴らしかった。超有名絵画だけがもつことのできる、その部屋にいる人に熱気を与えるような力、人の目を惹きつけて離さないような魅力があった。ベラスケスの絵は他にも見たのだけど、これだけは何かの偶然が重なったのか、悪魔に魂を売ったか、人の生き血を啜ったか、女に振られたか、カルトに入信したか、なにがあったのか分からないのだけど、才能のある人が一生に一度の大ホームランを打ったら宇宙にまでぶっ飛んで人工衛星に突き刺さったかのようなトンデモ作品だった。

ちなみにエル・グレコは良いヒットをたくさん打つ、みたいな印象でした。

IMG_6215※プラド美術館の前の小道。木漏れ日が美しい。

IMG_6203※Open前なので空いてる

プラドの後はソフィア王妃芸術センターへ。完全にゲルニカ目当て。
ゲルニカ自体は鳴門でレプリカを見ていて、特になんとも思わなかったのですがこれだけの有名作品であれば本物をみれば至高の体験が約束されているに違いない!と鼻息荒く向かったのですが、やっぱり本物を見てもなんとも思わなかったのでクソだと思います。

IMG_6217※入り口。

夕食はバル巡り。一品一杯だけで次の店、みたいなスタイルの飲み方も問題なく、それを見越して数種類しかメニューのない店もある。こういう文化が日本でも流行ればいいのにね。
IMG_2028※海老専門店みたいなバルのアヒージョ。ひと味違った。素材の差を感じさせる味。

IMG_2027※エビの塩焼き。こうしてみると和風。

IMG_2026 IMG_2025※これもムール貝専門店みたいなバルの一品。比べるとわかるが、身が太くて美味しい。ハズレだとスカスカなので。
スーパー事情
アパートメントタイプのホテルをいつも利用するので現地のスーパーで色々買い込むのが好きなのでだけど、スペインはユーロ圏の中ではぶっちぎりに物価が安かった。ざっくりと以下のような感じ
・ビール 350ml 1ユーロ以下
・ハム1パック 1ユーロ前後
・パン一袋 1.5ユーロ
・サラダ袋 1.5ユーロ
・ヨーグルト 6カップ 2ユーロ

ざっくりとした感覚でパリの半額くらい。非ユーロ圏のチェコ以下かもしれない。
ちなみにホテル代やレストランの費用は他のユーロ圏と同じくらいだったので気をつけよう。

IMG_2029※スーパーで買ったもので朝食。