ウズベキスタン旅日記 10月7日(月)

▼アルク城
今日はホテルで朝食を頂いて、まずはアルク城へ向かう。

ホテルの朝食
ホテルの朝食、美味しいけど量が多すぎた

1番客として城に入っ1て少しの間は混雑することもなく広々としたアルク城を探索することができた。
少し興味深かったのは、9時にオープンするのだけど、従業員も9時に仕事開始らしく、大半の場所が掃除を開始してて中に入れなかったこと。露天などは開店準備すらしていないので、このあたりでお国柄が出てて面白かった。


アルク城は博物館のようになっていて、建物内でいろいろな展示があって楽しめたのだけど、Googleレンズが大活躍してくれて
現地語やアラビア語などもレンズ機能でざっくりとして意味が分かる程度には翻訳してくれて、普段は感じないICT技術の発展による恩恵を感じることができた。

Googleレンズで展示物の説明を翻訳した画像
Googleレンズ大活躍

王座がある場所では記念写真を撮るために前にいた中国人の人からおじさんが金をとっていたのだけど、日本から来たというとタダで座らせて写真も取ってくれた。親日的なところがあるというのは聞いていたのだけど、実際にそういうところがあるのを実感できる出来事だった。
ちなみに200円くらいだったので、どちらかというと払ってあげたい気分だったのだけど、おじさんは頑なに受け取らなかったので何かおじさんのなかで
確固たるポリシーがあるみたいだ。

玉座の画像
玉座
玉座の隣にあった剣
隣に置かれてた剣。かなり重い。
屋上の台車の画像
大砲置いてた?押し車

▼プロフ
昼食はThe Plovというウズベキスタンの国民料理であるプロフ(ようするにピラフみたいなの)の名店に向かって初プロフを頂いた。
食べてみた感想としては、この店は人気で美味しいとされるんだろうなという感触は伝わってくるのだけど
あまい味付けがされていて、関西人としては受け入れられない味付けだったので、僕にプロフは向いてないという結論になった。
今回の旅でちょっとがっかりしたポイントの1つである。

ロシア風味の冷静スープ
ロシア風味の冷静スープ
プロフ
プロフ

▼ブハラモール
Google Mapでは町一番のモールです!みたいな評判だったので行ってみたのだけど、残念ながら廃墟みたいになっていた。
地下の食品街(といってもほとんど店がない)でなぜかキムチを売っていて、ちょっと不思議だったのだけど
後で調べると朝鮮半島ルーツの人がウズベキスタンにたくさん住んでいて、過去にソビエト領内の朝鮮半島系の民族の人が
スターリンに強制移住させられたのがその理由らしい。
なのでインチョンからの国際便も多く、まちなかに韓国料理やサムスンのTVが溢れかえっていて、ロシアと韓国の植民地みたいな雰囲気になっているのはそのせいらしい。

ブハラモールの中
ブハラモールの中
お店が入ってないので暗い
お店が入ってないので暗い
地下で売られていたキムチ
地下で売られていたキムチ
HONDAのCITYっぽいクルマ

▼夕食
夕食はメルキュールホテルの中にあるSAFFRONというレストランでサムサ(肉詰めパイみたいなの)とマンティ(餃子)とスープを頂いた。
マンティはロシアテイストが強くてサワークリームが一緒に提供されていた。不思議と味が合うのが面白い。
サムサも美味しいが、全体的に肉々しい料理ばかりなので、日本人としてはちょっと疲れてきたのは否めない。
さっぱりしたものが食べたい。

サムサ
サムサ
肉じゃが風味のスープ
肉じゃが風味のスープ
マンティ(餃子)
マンティ(餃子)
夕暮れに見えたミナレット
夕暮れに見えたミナレット
量り売りで売られているお菓子
コンビニでは量り売りでお菓子が売られていた。

▼夜の旧市街を散策
すっかり暗くなった夜ラビハウスに向かって歩いたのだけど、日本と違って本当に真っ暗なのが怖い。スマートフォンのライトが心強いレベルなのでちょっと怖くなった。
たまに後ろから車に追い抜かれるときに襲われないかとかちょっと気になったのだけど、他の人も歩いているしあまり心配はなさそうな雰囲気であることがだんだんわかってきた。

ライトアップされた旧市街
ライトアップされた旧市街
売られていた香辛料
売られていた香辛料
夜のミナレット
夜のミナレット
ライトアップされた旧市街その2
ライトアップされた旧市街その2

夜になるとミナレットや他の旧跡もライトアップされていて、かなり美しい。
こういうところに力を入れるのであれば土産物屋のテナントにするのではなく、ちゃんと説明とかをつけて博物館っぽくしてくれれば
もっと人気がであると思う。

その後はラピズハウスでビール買ってホテルで飲んだくれて寝た。

ウズベキスタン旅日記 10月6日(日)


前日は22時位に寝たこともあり、5:30くらいに目覚める。
さすがにお腹がへってきて、近所のコンビニみたいな店を教えてもらってパンとボディクリーム(入れ忘れた)を買い込んだ。
電子レンジで温めてってホテルの人にお願いしたら、ホットドッグっぽい惣菜パンを小さくなるまで温められた。。。
まあコーヒー入れてくれたので許す。

豊富なソーセージ売り場
豊富なソーセージ売り場

鉄道のチケットはあるけど、初めての国でどんな手続があるか分からないので、1時間くらいまでにつくようにYandex Goでタクシーを呼んで駅に向かう。
さすがに首都の中央駅だけあって荘厳な駅舎だった。
近くにいた警察に「写真とっても大丈夫?」と聞いたら(もちろん翻訳アプリ)、大丈夫っぽい。

タシュケント駅
タシュケント駅

▼ウズベキスタン駅事情
新幹線が停まるような大型駅しか利用していないが、以下の特徴がある。
①X線での手荷物検査が必須
駅への入口は1箇所になっていて、空港であるような荷物の検査機を通して入場しないといけない。中国の地下鉄も検査あったので、似たようなものだと思ってもらえればよいだろう。
②動線が一方通行
これは分かりにくいのだけど、入口→手荷物検査→待合室→ホーム→目的地で降りる→出口
という導線になっていて、入口から出るとかはできない。また、列車が来るタイミングより前にホームに出ることはできない。
ホームに出るときにチケットをチェックされて、前の電車が出発するまではホームに出ることはできなかった。

駅の中。首都の中央駅にしてはそれほど広くない
売店で売られていた謎のパン
売店で売られていた謎のパン

▼新幹線にのる
苦労して予約した鉄道に乗ってタシュケント→(サマルカンド)→ブハラへと向かう。だいたい4時間半くらい。

高速鉄道の車両
高速鉄道の車両
社内の様子
社内は広い
配られたパンとかの食事
配られたパンとかの食事


鉄道は先進国と同じようなきれいな列車で椅子も大きくて欧州風味がある。
実際には一帯一路のアレで中国がつくったっぽいが、自動ドアやトイレや連結部の荷物置き場などのデザインは欧州の列車っぽかった。
列車が走り出して都市部を離れるとすぐに荒涼とした景色と地平線が広がってきた。森や川などがなくて、荒れ地と草原、ごくたまに農地っぽいものがあって
幹線道路以外はほとんど舗装されていないっぽい。
サマルカンドをすぎるとどんどん荒れ地っぽい景色が多くなって地平線がずっと続くようなあまり見たことのない景色がずっと続くようになった。
これまでの旅の経験や、よく見知ったアジアや欧米のどちらでもない世界がそこに広がっていて世界は広いんだなあというあたり前のことを思うことになった。

ウズベキスタンの車窓からの風景
ウズベキスタンの車窓からの風景
地平線が見える風景
日本ではみれない風景

▼ブハラ到着
ブハラに到着。とりあえず暑い。上述のとおり、駅は一方通行なので出口のところでボストロールのように舌なめずりをしたチンピラタクシー運転手が待ち構えていたが、思ったよりもしつこくなくて拍子抜けした。

帰国してからの視点で語ると全体的にこの国は人の良い人が多いというか、お人好し?なところがあって好ましい。そのせいでロシアと韓国に搾取しまくられていて心配になるけど。もちろんYandex Goでホテルまで向かう。かなりの距離だが500円もかからないくらいで恐ろしく安い。
ガソリン代すら出ないんじゃないの?と思って検索するとガソリン価格はあまり変わらないようだ。どういうことだろう?と調べるとどうも車はメタンガスで走るように改造されていて
メタンガスは自国で算出するのでおそらくすごい安く手に入るのだと思う。よく見るとガソリンスタンドっぽいものもGASって書いてた。

ホテルの部屋のリビング。広くて快適だった。
ホテルの部屋のリビング。広くて快適だった。
キッチンの風景
隣のキッチンスペース
ベッドルームの画像
上階のベッドルーム

ホテルについて荷物を整理したあとはお昼ごはんってことでラビハウスへ向かう。
ラビハウスはいかにも砂漠のオアシスって雰囲気で、周りをドラゴンクエスト世界のような建物に囲まれていることもあり非常にテンションが上がる。

ラビハウスの噴水
ラビハウスの噴水
イスラム建築
イスラム建築


とりあえず串肉(シャシリク)とラグマンと麦ジュースを注文。ラグマンはうどんに大陸側の漢方風味の調味料がゴリゴリ使われた炒め物をぶっかけたような料理で
八角が苦手だとちょっときついかもしれない。私は好き嫌いはないので美味しくいただきました。

旧市街の風景
旧市街はこういう風景が続く

その後は中心部を散策しながらメドレセ、ミナレット、モスクなどを眺めつつアルク城のそばを通ってホテルに戻った。
ホテルで少し休憩して(ウェルカムドリンクでビール缶もらった)、荷物を片付けて夕食がてら外出。
夕食はTemir`sというラビハウス近くのお店で頂く。野菜不足を感じたので串の焼き野菜とスープ餃子、羊肉のシャシリクを頂いた。
少々高めだけど、品質高めで結構おすすめ。高いと言っても日本人目線だと十分安く感じられるし。

織物の画像
刺繍も8bitゲーム風味がある
ブハラの旧市街の風景 その2
ブハラの旧市街の風景 その2
ドラゴンクエスト風味の雑貨の画像
ドラクエ風味の強い雑貨
スターリンやレーニンの肖像画
偉大なる同士の肖像画
街の象徴のミナレット(塔)
ミナレット
城壁の画像
城壁
タワーから見下ろした城
タワーから見下ろした城
LADA(ソビエト時代のクルマ)
LADA
餃子スープ(おいしい)
餃子スープ(おいしい)
焼き野菜と串肉
焼き野菜と串肉
ウズベキスタンワインたち
ウズベキスタンワインたち

ウズベキスタン旅日記 10月5日(土)

出発のフライトは9時発なので、6時半くらいに関空に到着。連休ではなかったので30分程度で制限エリアに入ることができた。関空の混雑は日によって落差がありすぎて、ベトナム行きの時は2時間半前の到着では全く間に合わない混雑ぶりだったのでちょっと読めない。

フライトは韓国経由だったのだけど、機材がかなり古くてモニタの表示が昭和の時代劇のフォントみたいなのを使っていてちょっと笑ってしまった。

時代劇みたいなフォントが使われている座席のモニター
時代劇みたいなフォント

▼インチョン到着

乗り換え待ちが5時間程度あったので、ちょっと悩んだのだけどソウルの雰囲気を味わいたかったので入国してソウルに向かう。インチョンからソウルはけっこう離れているのでソウルについてちょっとウロウロしたらすぐに戻ることになので迷ったのだけど、他にすることもないのでバスから雰囲気を眺められるだけでも観光になると思いなおして出発した。

ちなみにバスは1700円くらいしてけっこう高い。

空港バス乗り場
空港バス乗り場

目的地は清渓川という透き通るような世界観で送るRPGでネタにされているところで、街の中心部なので雰囲気を感じるには良いだろうとの判断。

ソウルの中心部
ソウルの中心部

▼清渓川とソウルの雰囲気

初めて見たソウルの印象は「思ったよりもきれい」ということだった。大阪人なのでどうしても雰囲気的にゴチャゴチャしたところだと思っていたのだけど、清渓川周辺はゴミも落ちていないきれいな街並みで東京だと千鳥ヶ淵あたりの雰囲気に近い。

清渓側
清渓側
清渓側その2
清渓側その2

大阪の鶴橋からコリアタウンがどうしてもカオスな雰囲気なのでそれを想像していたら逆の雰囲気で驚いてイメージが変わった。

そのままソウル駅方面に歩いて鉄道でインチョンに戻ることにする。

▼インチョンに戻るのが大変だった話

下調べをせずにソウルに向かったので失敗した点なのだけど、インチョンに戻るための鉄道を乗り間違えたりしてかなり戻るのがギリギリになってしまった。

理由として、ソウル駅がかなり広かったこと、在来線と高速鉄道のどちらかで迷ってしまったこと。高速鉄道で行こうとすると予約必須であることを知らなかったこと。
在来線に切り替えたら空港線に乗ればそれだけで大丈夫と思っていたら、インチョン以外にも空港があってどちらも同じ空港線で向かうことなどを知らなかったのでかなり苦労した。

ソウル駅内部
ソウル駅内部

在来線に乗ったときに見た文字列がインチョンではないような、嫌な予感がしたのでとなりの女子に翻訳アプリで聞いてみたら

間違ってるので次に来る列車に乗ってねと親切に教えてくれた。

次の駅で降りて心配になって中年夫婦に再度聞いてみたら、「俺たちも行くからついてこいよ!」と言ってくれてすごく助かった。

私の地元だとコリアン系の人は荒くれ者ばかりというイメージがあってソウルに行くのもちょっと怖かったのだけど

いい意味で想定と違った良いところだった。国とか民族とかでかい主語で会話するのは良くないと再認識。

▼インチョンからタシュケントへ
ラウンジでシャワー浴びてタシュケント行きの飛行機へ乗り込む。
機材は過去最高に古くて同じ機材に戻ってきた感じだった。無事空港に戻れてホッとしたのか、すぐ寝てしまってあまり記憶がない。

飛行機で食べた葉っぱに肉とごはんを巻いて食べる手巻きごはんみたいなのが美味かった

▼入国してATMで失敗する

入国して荷物が出てくるのを待っている間にATMから現金を引き出したのだけど、桁を間違えて1万円のつもりが10万円引き出してしまって札束を持ち歩く羽目になってしまった。

恐ろしく物価の安い国なのでどうやって使い切れるか心配になったけれど、どうにもならないのでひとまず札束を持ち歩くことにする。

(幸い、現金社会っぽいところだったので、ホテル代を支払うことで使い切ることができた)

ホテルはタシュケント駅近くのところで取って、機内食でお腹はいっぱいだったのでそのまま寝て終了。

色々あったのでかなり疲れた。。。

夜のタシュケント(ナイトモード撮影)
夜のタシュケント(ナイトモード撮影)
ホテルの部屋
一晩12000円くらいだけど良い部屋

ウズベキスタン旅日記 準備編

今年の夏休みは色々迷ったのだけど、ウズベキスタンにした。

■ウズベキスタンを選んだ理由

・圧倒的に安い物価
これは非常に分かりやすいポイントで、タクシーでは近距離だと150円程度で移動できるらしい。食事も数百円のため、カンボジアとほぼ同等(またはもっと安い)。

・中央アジア随一の観光地
昔にティムールという戦争の名人みたいな王様が大帝国を築いた名残としてサマルカンドやブハラといった地域に美しい建築物が残っている。

・メシが美味そう
ややコッテリとしているが、トルコで体験したような美味しそうな羊肉が食べられそう

・見たことのない景色
本物の砂漠や地平線、綿花畑やオアシスなど、今まで見たことのない風景が見れる。

元々観光のポテンシャルはかなり高い地域なのだけど、英語が通じにくいとか、交通が不便とか、旧ソ連によくある旅行の作法が面倒とかそういった課題がなくなっていって最近は注目されているようだ。
円安傾向もあって、旅行会Youtubeチャンネルでも頻繁に取り上げられていて静かなブームを感じる。ヨーロッパ圏だと似たような立ち位置にあるのがアルバニアとかで、あとはジョージア(旧グルジア)とかも近い。

■準備編

地球の歩き方がPlatという簡易版しか提供されておらず、現地の情報に困ることもあると思うので後に続く人のために情報をまとめておきます。

▼スマートフォンアプリ

・タクシーアプリ
Yandex GoだけでOK。注意点として、現地の電話番号がないとSIM認証が通らないのでカード支払いができない。その場合、Yandex Goでタクシーは呼べても現金支払いになるので少し不安になるが、そもそも安いのと、釣りをくれないようなチンピラ運転手は50回程度読んで1回くらいだったので、データSIMだけでも大丈夫かなと思います。

※基本的にウズベキスタン人は良い人が多いです。

これがイタリアやトルコなら9割は釣りなんて出さないので、民族性を感じるところです。

・乗換アプリ
地下鉄やバスの案内はGoogle Mapでは出来ないので、入れておくと便利。

・Plus対応のキャッシュカードまたはクレジットカード
基本的に現金社会なので、ATMで卸すのが一番お得でした。ATM自体はあちこちにあるので、ATMが見つからなくて困ることは無いと思います。

・SIM
上述の通り、電話番号がないと駅や施設でWiFiが使えなかったりするのであるほうが便利だけど、無くても困るほどではなかったです。私はeSIMのデータのみで大きな不便は感じませんでした。

・Google翻訳
ウズベク語だけのレストランや、博物館が多いのでGoogleレンズでカメラから翻訳がすごく役に立ちました。

▼通貨
最初はUSドルを持っていこうかと思ったのですが、ATMでお金をおろせそうなので持っていかないことに。結局はUSドルは無くても困りませんでした。

▼航空券
成田から直行便が出ているようですが、本数が少ないので仁川から行くのがベーシックなルートになると思います。

▼鉄道の予約
これがかなり癖があって、一番手間取りました。
ほとんどの人が、タシュケントは通過するだけでサマルカンドやブハラ、余裕のある人はヒヴァといった地域を回る計画を立てると思うのですが、飛行機よりも便の選択肢が豊富な高速鉄道や寝台列車を選ぶと思います。

https://railway.uz/en

上記から予約が可能なのですが、発売されてすぐ席が埋まる傾向があるのと、発売タイミングが曖昧なので苦労します。

基本的には団体なのか、提携している代理店が席を抑えているのか、発売すぐで半数以上の席は埋まった状態となります。その後もどんどん席は埋まっていくので、旅行が決まったらすぐに抑えておくべきかと思います。

私は行きの航空券をとった直後にタシュケント→ブハラの鉄道を予約したのですが、帰りの日程のブハラ→サマルカンド→タシュケントは

発売されておらず、45日前に発売という情報があったので、それを頼りに毎日見ていたのですが結局は3x日といった中途半端なタイミングで突然売りに出されるまで毎日チケットが売りに出されているのかチェックするのが日課になりました。

毎日チェックしていたのでかなり早めに買えたはずですが、そのタイミングですら1等車はほとんど空席がありませんでした。
※ウズベキスタン鉄道のアプリでも買えるが、日付指定にバグがあるのでITに強い人以外はおすすめしない。

2024年5月4日(土)ミュンヘン旅日記

今日はミュンヘンに戻る。早朝からダブリン空港に行き、ミュンヘンへ戻る。
一泊して翌朝の飛行機で関空に直行の予定。
ミュンヘンは2回目なのでざっくりとした地理は分かっているので、駅前のホテルに荷物を預けてBMWミュージアム向かう。
ホテルに行く途中に思い出したけど、ミュンヘン駅周辺はホテル街だけど、治安極悪地域だった。
昔みたいに明らかに薬物中毒者でしょみたいな目つきの人は今のところいないが、ところどころで雰囲気の悪いところがあるので注意しよう。

朝食のクロワッサン。値段は考えない。
朝食のクロワッサン。値段は考えない。

■BMWミュージアム
ここ2世代のMiniを乗り継いでBMW好きになっている身分としてはかなり楽しめる博物館だった。
意外だったのはバイクが思ったよりもフィーチャーされていることで、日本だとあまり存在感が無いが、本国だとバイクブランドとしてもメジャーなんだろうか。
あとは飛行機エンジンなどもあって、自分の知らない歴史があるのが興味深かった。
ちなみに隣にはBMW/Miniの巨大なディーラー兼展示施設みたいなものがあって、日本では未発表だった新型のMini CooperやAcemanなどもあってそちらも楽しめた。

バイエルン発動機の本社
バイエルン発動機の本社
この時代からやってました的な展示
この時代からやってました的な展示
なんか見た記憶があるクラシックカー
なんか見た記憶があるクラシックカー
F1カー
F1カー
ジェットエンジン
ジェットエンジン
星型エンジン(フォッケウルフ用)
星型エンジン(フォッケウルフ用)
イセッタ
イセッタ
運転席はこんな感じ
運転席はこんな感じ
M1(スーパーカー)
M1(スーパーカー)
CSL
CSL
507ロードスター
507ロードスター
日本にはまだ導入されていないACEMAN
日本にはまだ導入されていないACEMAN

お昼ご飯を食べ損ねたので、そのまま地下鉄でマリエン広場までいって、Weisses Bräuhaus im Talへ向かう。
ここは前にミュンヘン旅行をしたときにビールと料理が美味すぎて3日連続通ったところ。
なぜか日本語どころか英語メニューもなくなっていて注文に困ったのだけど、店員さんは親切で相席になったおじさんが私のつたない英語を通訳してくれておススメ料理とビールを堪能することが出来た。

激うまビール(おかわりした)
激うまビール(おかわりした)
見た目に反してごはんも結構美味い
見た目に反してごはんも結構美味い
腕っぷしの強そうなお姉さん
腕っぷしの強そうなお姉さん
マリエン広場
マリエン広場

翌日は朝食も食べずに空港に行って速攻で帰国した。

ホテルの部屋(入り口から)
ホテルの部屋(入り口から)
最終日なのでちょっといい部屋とった
最終日なのでちょっといい部屋とった
ベッド
ベッド

■総評
・アイルランドの西側の景色は最高
・ドライブ楽しい
・メシマズ
・物価えぐい
・天気悪すぎ共和国
・でも曇りの景色も最高
・でも晴れるともっと景色は最高

まとめると、ドライブするには面白いところだけど、他の要素が弱いのでドライブや絶景マニアでないかぎり
他の国を優先したほうがよいかなというところです。

2024年5月3日(金)アイルランド旅日記

■トリニティカレッジ古書館
今日は古書館に向かう。朝食はめんどうになってきて昨日の食べ残しのパッタイを少しだけ食べた。
古書館はケルト時代からの古書を修復する作業をずっと行っていて、その修復作業に関する展示と、メインとなる古書が保存されている建物の展示で構成されていた。
古書館という観光地はあまり日本では聞いたことが無いので、私にとっては海外旅行の醍醐味を強く感じるポイントである。
なんかタイムスリップしたような気分になるじゃないですか。
ちなみにこの古書館はダブリンの中でも目玉的な観光地で、チケットも高めなのだけどそのお金は古書の修復に使われるとのこと。

昔のアルファベットの字体らしい。UとWはVから派生したとか。そういう説明があった。
昔のアルファベットの字体らしい。UとWはVから派生したとか。そういう説明があった。
Kellsの書(国宝)
Kellsの書(国宝)
古書館
古書館
ホンモノの古書に感動する
ホンモノの古書に感動する


トリニティカレッジ古書館ってタイピングをして気づいたが、某ゲームのモデルになってるのここのことじゃないか。
どうして俺は当時気付かなかっんだだddd。

この地球儀のホログラムっぽいのが巨大で見ごたえあり
この地球儀のホログラムっぽいのが巨大で見ごたえあり
螺旋階段が美しい
螺旋階段が美しい
棚にカテゴリ?があるのか、右は「チャールズ2世」左は「最も穏やかな王」とラテン語で書かれている
棚にカテゴリ?があるのか、右は「チャールズ2世」左は「最も穏やかな王」とラテン語で書かれている
EX DONOは寄贈品のこと(っぽい)
EX DONOは寄贈品のこと(っぽい)

展示で印象的だったのは、単純に古いものをただ展示するのではなく、ホログラフィーや音声、光学的な演出も組み込まれていて
新しい展示の形を模索しようとしているところだった。
それがものすごく効果的ってわけではないのだけど、新しい試みをやっていこうというスタンスが良いものに感じられた。

■ダブリン城
古書館を出た後はすぐ近くにある王宮へ。
それなりに良い展示だった気がするんだけど、やはりパリやロンドンみたいな世界の中心地だったようなところを先に見てしまうと
どうしても採点が辛くなってしまう。

王宮の外観
王宮の外観
大ホール
大ホール
たぶん玉座
たぶん玉座

お昼はあまり空腹でないこともあり、サクッとタコスを頂く。
タコスは野菜が含まれるので野菜不足地域に行くと便利。

■ギネスストアハウス
行くところがなくなってきたので、消極的な選択としてギネスストアハウスへ。
おそらく世界一有名な黒ビールのブランドであるギネスビールの工場(本社)があって工場見学と出来立てビールが飲めるという良くあるタイプの施設。
ギネスの製法やこだわり、歴史などが見れるけど今となってはそこまで思入れが無いので、さくっと回って出来立てビールを頂く。
さすがに出来立てビールは美味いというか、苦みが少しマイルドになっていて、水道水と飲み比べたミネラルウォーターのまろやかさみたいなものを感じる。

ギネス工場
ギネス工場
 中の展示
中の展示
ホップを熱していく様子
ホップを熱していく様子
缶のデザイン
缶のデザイン
出来立てギネス
出来立てギネス

■その後
その後は本格的に時間を持て余して、国立博物館いったり、街中でダラダラ買い物をしたりした。
夕飯は西洋飯に飽きてきたので中華麺。これは懐かしい東洋的な味付けで少し生き返った。

路面電車+芝生は最強の組み合わせだと思う
路面電車+芝生は最強の組み合わせだと思う
中華麺
中華麺

2024年5月2日(木)アイルランド旅日記

アイルランド風の朝食に完全に飽きてきたので、エッグベネディクトを頂く。初めて食べたけど洒落た料理だなこれ。。。

カプチーノ 値段は考えないようにする
カプチーノ 値段は考えないようにする
エッグベネディクト
エッグベネディクト


今日は本当は競馬に行きたかったのだけど、予定を見ると15時開始のナイター開催になってたので競馬に行くとレンタカーの返却に間に合わないのであきらめる。

サービスエリアで見つけたプライズゲーム
サービスエリアで見つけたプライズゲーム
たぶん薪。誰が使うんだろう?
たぶん薪。誰が使うんだろう?
先進国らしくドーナツにもチョコミントが使われていた
先進国らしくドーナツにもチョコミントが使われていた


特別に行きたいところももうないのでM6経由でサクッとDublinまで帰ることにする。
M6はさすがに主要高速道路らしく快適な道で、3時間程度でダブリンまで戻ってくることが出来た。
荒涼とした景色を横目に少し退屈していたこともあって、SpotifyでR.E.MのLosing my religionをかけてみたのだけど、風景やどんよりとした天気に恐ろしくマッチしていて、ワインじゃないけど音楽にもマリアージュってものあるのかもしれないといったことを
思ったりしながら運転していたけど、今から思い返してもこれは中々得難い経験だった。
いつかUSのどこまでいっても同じような風景のところで車を駆って音楽を楽しみながらドライブしてみたい。

ダブリンの宿はGrand Canal Hotelというその名の通り運河沿いの少し大きめのシティホテル。(物価の高騰で他に選択肢がなかった)
ちょっと場所は不便なんだけど、他の候補と比べてかなりリーズナブルな価格だったのが選択の理由。

ちゃんとした部屋
ちゃんとした部屋(冷蔵庫がないのが欠点)


ダブリン観光の個人的なハイライトとしてはトリニティカレッジの古書館なので早速向かったのだけど、どうやら予約制のようなので断念して翌朝の予約をしておいた。
その後に近くの国立博物館を巡ったり、大阪にもあるような水陸両用のバスでの運河めぐりをして楽しんだ。

トリニティカレッジ
トリニティカレッジ
博物館のミイラ
博物館のミイラ
Googleレンズに翻訳してもらった説明書き
Googleレンズに翻訳してもらった説明書き

この日はカロリー調整のために昼食は抜いて、夕食は西洋料理にも飽きてきたので(本気で)テイクアウトのパッタイを持ち帰ってホテルでビールと一緒に楽しんだ。
味はまあ微妙なんだけど、料理のジャンルが変わるだけで癒される。
ただ量が多すぎて(大型のメロンくらいのサイズ)、残して翌朝の朝食にもなってしまった。

水陸両用観光バスのおっちゃん
水陸両用観光バスのおっちゃん
水上からの眺め
水上からの眺め
水上からの眺め
パッタイ

■海外で乗る日本車について
この日でレンタカーの日産JUKEを返却したので海外で乗る日本車について記しておこうと思う。
今まで僕は日本車を買ったことがなく、かなり偏ったクルマ遍歴となっていて
アルファロメオ147→Mini Convertible(R57)→Mini Convertible(F57)という
おおよそ実用性に乏しい選択肢を取り続けている。
そもそも日常生活にクルマが必要ないので、クルマを選ぶ基準そのものが趣味性が高いものになるという理由もあるのだけどクルマを操縦するときの感覚が好きというのが大きく、そのためにお金を払っているのではないかと思う。
クルマの評価をするときの要素としては自分の操作に対してどれだけダイレクトに反応を見せてくれるかという点が大きく、絶対的な速さなどはあまり気にならない。
なので一般的な日本車のふわったとして乗り心地や低いボディ剛性、コーナーで腰砕けするような動き、低コストなシートなどが苦手なので、基本的には避けてきたのだけど、Irelandで乗った日産JUKEは日本車のイメージを壊すような素晴らしい出来で
操作のダイレクト感や、スタビリティの高さ、レスポンスの良さ、ボディ剛性などどれをとっても文句のない素晴らしいクルマだった。
これは自分にとってはすごく不思議な体験で、この違うを生み出すのは何なのだろうか?とずっと考えていたのだけど
結局はその国や地域に求められる特性にしたクルマを売っているので欧州で売る日本車は欧州風に味付けされているという結論となった。
つまり平均速度が高く、停止が少なくてみんなコーナリング速度が高く、道路のコンディションが悪い欧州ではボディ剛性を高めてタイヤや足回りを固くし、乗り心地よりも性能を重視した特性にして売っているのだと。
逆に日本のように平均速度が低く、道路の品質が高く、コーナリングの平均速度が低くて停止が多い環境では乗り心地や燃費、低価格を重視した商品を売ることになるという当たり前のことをしているということに気づいた。
なので日本車はクソみたいなよくある欧州車至上主義っぽい考えを持っていた僕にとっては少なからずショックで技術的な問題というよりは地域に合わせた最適解の商品を提供しているだけということを知って
クルマに対する理解がかなり深くなったような気がしている。
まあ日本の道でも欧州車っぽいセッティングを好むのは今も変わらないのですけど。

ホテル近くの遊歩道
ホテル近くの遊歩道

アイルランド旅日記 2024年5月1日(水)


今日はSKY RoadとCliffs of Moherに行くという観光としては一番盛り上がる日となる。
早速朝食を食べたのだけど、今日も雨でこれで全ての日程が雨スタートとなった。
朝食は美味しかったのだけど、さすがに似たようなメニューがずっと続くと飽きてきた・・・。

ホテルの茶色い朝食
ホテルの茶色い朝食 いい加減飽きてきた


ホテルを出るころには立派な土砂降りになっていたけど、まずはClifden Castleへ向かう。
城門のあたりはなかなか良かったのだけど、あまりに雨がキツいので引き返してしまった。

土砂降りのクリフデン城
写真ではそうみえないが、土砂降りのクリフデン城

その後はSKY Roadをゆっくりとしたペースで進んだのだけど、山(と言っても低いので丘というのが適切かもしれない)の稜線にそって走る道路となっていて、素晴らしい景観だった。いくつかあるView Pointではまさにこれぞパノラマといった景色で他のBlogなどでここが一番良かったという感想が頷けるものだった。

SKY Roadその1
SKY Roadその1
SKY Roadその2
SKY Roadその2
SKY Roadその3 空から見下ろすような景色
SKY Roadその3 空から見下ろすような景色
SKY Roadその4
SKY Roadその4

その後はClifdenにもどってN59沿いにたまに横道にそれつつGalwayへ向かう。
その間も景色は絶品というか、この旅行を企画したことが報われた気分になった。

SKY Roadその5
SKY Roadその5

■アイルランドの景色はどのくらい素晴らしいかについて
評価は難しいところなのだけど、今までドライブした中では間違いなくベスト
次点はスコットランドのハイランドだけど、かなり傾向が似ている。
木がない山とか、荒涼とした景色とか。
もちろんアイルランドのほうがより映える景色なのだけど、スコットランドはエジンバラを代表に観光資源も豊富なのでドライブが好きならまず最初にアイルランドに行きましょう!と薦められるかというと難しい。
結局は海外旅行をある程度経験して、ベタなところは全部いった後に行くようなところではないかという評価が正直なところです。

Clifden~Galway間の景色
Clifden~Galway間の景色
Death Stranding的な風景
Death Stranding的な風景
絵葉書に使われるくらいの名所だが日本人には響かない景色
絵葉書に使われるくらいの名所だが日本人には響かない景色
途中の集落の脇の小川
途中の集落の脇の小川
丘の上からの景色
丘の上からの景色
丘の上からの景色2
丘の上からの景色2

■Cliffs of Moher
アイルランドでも有数か、No.1の名所であることは知っていたので期待値は高かったのだけどさすがの迫力だった。東尋坊ライクなところなのだけど、大きさが異次元なので迫力が全く違う。
スケールの暴力を感じられるところは間違いないです。
ちなみに結構広いので2-3時間は楽しめると思います。

Cliff of Mopher
Cliff of Mopher
スケール感の暴力
スケール感の暴力
どこまでも見渡せる
どこまでも見渡せる

その後は食べたいごはんもなかったので(テキトーに入ってもひどい目に合うのは分かりきっている)、昼食を食べずにダラダラとGalwayへ帰った。
GalwayのホテルはDean Galwayというちょっと洒落たホテルをとったのだけど、かなり微妙で音楽をテーマにレコードプレーヤーとかがあるコンセプチュアルな部屋なのは分かるのだけど普通に机のスペースが無くて邪魔だったりして使いにくい部屋だった。

意識高い系の部屋(使いにくい )
意識高い系の部屋(使いにくい )

昼食を抜いたのでホテルにチェックインしたらすぐに夕食へ。
肉が食べたくなったのでMcSwiggans Steakというお店でステーキを頂いた。
悪くない出来だったが肉はやっぱりパサパサしていて、ソースの味わいが重要なのはこういう肉なんだなということを再確認した。
途中でCLの準決勝が始まってリアルタイムで夕食時にCLが見れるのは素晴らしいなといつもながら羨ましくなった。

ステーキ
ステーキ
リアルタイムで見るチャンピオンズリーグ
リアルタイムで見るチャンピオンズリーグ

■ガソリン価格の話
ざっくり300円/Lなのですさまじく高い。ハイブリッド車で良かった・・・。
日本も政府からの支援金が入っているので安くなっているけど実勢価格なら200円軽く超えているんだろうなと。

アイルランド旅日記 2024年4月30日(火)


今日は長くドライブすることになるので、ホテルの朝食を食べてすぐに出発することにした。ホテルの朝食は美味しいのだけど、メニューが似たようなもの(パンとソーセージとベーコンと・・・)なので2日目にして既に飽きはじめてきた。そして朝食メニューはその後もずっと同じなのだった、、、、。

朝食2日目
メニュー内容に代り映えが無い2日目の朝食


外国に行って不思議に思うのは多くの国は食事に多様性が無くて、それでも不満を感じていなさそうなところだ。
日本のように食が多様な国から訪れるとこんなどこに行っても同じようなメニューしかない国で我慢できるなと思うのだけどそれが当たり前になると不満を感じないのだろうか?それとも別に楽しいことがあるのだろうか?

アイルランドの風景
木がないのでどこまでも見渡せる景色

出発してまずは海岸沿いを走りつつDownpatrick Headを目指す。
ここは東尋坊っぽい崖があるところで分かりやすそうな観光地なのでまず訪れることにした。
日本にも似たような風景があるとは思うのだけど、かなり危険な場所なのに柵も何もないのでかなり危険なことも出来てしまうのが外国っぽさ。
日本だと10m手前くらいに柵がありそう。。。とか思ったが実際に柵も何もないと怖すぎて3mくらい手前で足が止まってしまった。
結論として柵はウザいが無いとそれはそれで困るということだった。

東尋坊ライクな景色
東尋坊っぽい景色(柵なし)

その後はかなり狭い道をくぐりぬけてCastlebarという街のコンビニに併設されたChoppedという意識高い系ファーストフードサラダバーみたいなお店でランチ。
今日もサラダかよ!と思われるかもしれないが食事の画像を振り返ってみると分かる通り意識して注文しないと完全に茶色で埋め尽くされてしまうのがこの国の食事なので朝がガッツリ茶色朝食しか選択肢がないのでランチで野菜を取っておかないと詰むので仕方ない。
ちなみにサラダだけだと足りないと思われるかもしれないが、なぜか西洋では一品で注文が完結するようなメニュー構成になっていることが多く、粗い表現をすればサラダ=サラダ定食といった意味合いでそれだけである程度食事として完結するボリュームがあることが多い。
なので前日の私のように3品とか頼むと死ぬ。

サラダ定食

ランチの後もClifdenに向かってドライブしていたのだけど、少し疲れたのでDerraheedaという湖のそばにあるPurple Door Cafeでコーヒー休憩をして
このあたりで有名なカイルモア修道院で初めてそれっぽい観光をしたのだった。

アイルランドの風景
スコットランドのハイランドっぽい風景が続く
カプチーノ
カプチーノ
Death Stranding的な風景 今回の旅行のベストショット
Death Stranding的な風景 今回の旅行のベストショット

■カイルモア修道院
湖のそばの美しい修道院で、典型的な西洋文化が味わえる面白そうな場所なのだけど
土砂降りだったのと、アイルランドに日本から来るような人間はほとんど全員がパリやらローマやらで人類の到達点はここです!みたいな
建築物を目にしているので、その経験をした後で点数をつけると非常に辛い点になってしまうのは仕方のない感じであるという感想になった。
天気がよければとても美しい場所なのでもう少し違う感想になったかもしれない。

カイルモア修道院
カイルモア修道院
西洋あるある展示
西洋あるある展示
内部はよくある西洋宮殿っぽい展示
内部はよくある西洋宮殿っぽい展示

Clifdenが近づくころにはワイパーをかなり強めに設定しないとまともに見えないくらいの豪雨になっていて
とりあえずホテルの前に車を止めて荷物を預かってもらおうとしたら、クルマはもう有料の時間帯が終わるので朝の11時まではタダで停めていいとのことだった。

Woodfield Hotel Clifden Galwayというホテル(というかB&B)なのだけど、経営しているだろうおばさんがすごく親切でホスピタリティの高い人で
評価が高いのも頷ける感じの素晴らしいホテルだった。

■コインランドリー
Mapを検索するとガソリンスタンドのそばにコインランドリーがあるっぽいので行ってみたら洗濯だけで800円も取られる値段だった。
おそるべしインフレ・・・。
乾燥機はもっと高かったのと、オイルヒーターが部屋にあったので洗濯だけですぐに持ち帰った。

コインランドリー
コインランドリー

夕食はホテルの近くのMitchell’s Restaurantでシーフードプレートを食べたのだけど全体的に微妙だった。
まあ悪くはないんだけど、海のそばだったらもう少し美味しいものがないかな?という辛口評価。
なお、店の評価や混み具合は人気店っぽいところだった。

シーフード定食
シーフード定食

■Clifdenについて
夕食の後はビールを買いがてら散歩したのだけど、西海岸の観光拠点としての位置づけの町らしく
かなり小さな町なのだけどお店が多く、静かで、海が美しく、風景がきれいで、空気がおいしく、スーパーなども充実しているという
素晴らしい町だった。
振り返ってみるとこの町が一番Irelandで気に入っていて「漠然とこういう町に住みたい」みたいな願望を形にしたような町だった。
これを書いている今でもたまに思い返してStreetViewを見て町の雰囲気を思い出したりしている。

美しい街角
美しい街角
Clifdenの美しい風景
Clifdenの美しい風景

アイルランド旅日記 2024年4月29日(月)

朝食を求めてホテルの周りを歩いたのだけどコンビニくらいしか開いてなかったので仕方なくホテルの朝食を頂いた。
味は結構よかったんだけど、徹底的に茶色くて野菜は全くないのが気になった。
後で旅行を振り返りながらこれを書いているのだけど、その後も徹底的に野菜がなかったのでこの国ではメニューとして野菜と指名しない限り
野菜は無いと思ったほうが良い。何かに似ていると思ったらUSそっくりだ・・・。

ホテルの朝食
ホテルの朝食。当然ながら茶色い。

朝食後は荷物をまとめてタクシーで港のほうがにあるEuropCarでレンタカーを借りた。
事前に動画でアイルランドのドライブTipsみたいなものを見ておいたのでクルマは予約段階でヤリスを選択しておいた。事前にリサーチしたところ道が狭いのでできるだけ小さいほうが良いとのこと。
実際に運転してみての感想としては、ダブリンやその周辺はともかく、風景の良い西部の大西洋岸やいわゆるWild Atlantic Wayに向かうなら狭路がひっきりなしに出くわすことになるので小さいクルマのほうがよい。
未知の狭さは日本の山岳部くらいと思ったほうがよくて、そのままではすれ違えないような1.5車線道路も珍しくないので間違ってもSUVとか予約せずにコンパクトカーにしましょう。

Europ Carの店内
レンタカー屋。

え、私の場合ですか?
予約→ヤリス
実際に届いたもの→日産JUKE

ま、まあコンパクトですけど・・・でかいなこれ。SUVカテゴリだし。。。

日産JUKE
Europ Carで借りたヤリス・・・じゃなくてJuke

とりあえずクルマになれる意味も込めて高速でニューグレンジに向かう。
サクッと到着することが出来たのだけど、予約客以外は出て行けよ!と温かいおもてなしを受けて今日の目的地のSligoへ向かうことにする。

ニューグレンジの遺跡
ニューグレンジの遺跡(遠景)

■ロングドライブでのトイレ事情
外国ではトイレが見つからなくて苦労することが非常に多いのですが、今回のように長時間のドライブをすると
数段困ることになった。
とりあえずトイレの度に飲食店に入るわけにもいかないので、比較的大きなショッピングセンターのようなところを
最初は目星をつけていたのだけど、田舎にいくにつれてそれすら見つからなくなってきてからのペットボトルにするしかないかというところまで追い込まれてしまった。
結論としては、ガソリンスタンドにトイレがあり、ガソリンを入れない人も使いまくっていたり、コンビニが併設されているので
みんな(おそらく)ガソリンスタンドで用を足しているということに気づくまでかなり時間がかかった。
これを見た人は私の苦労を乗り越えて最初からガソリンスタンドに向かってください。

アイルランドの風景の特徴的な点として、木が少ないところがある。
山にしても隆起はあるものの、木が生えていないせいではげ山みたいになっていて、日本の四国カルストのような石灰質の地形でみられるような
幻想的な風景を見ることが出来る。
木が無いと、視界を遮るものがないのでそこまでも見通すことができて自然、絶景になる。

アイルランドの典型的なパノラマ風景
木が少ないのでどこまでも見渡せる

昼食はAttiroryという田舎町にあるHonestly Farm Kitchenという意識高い系のカフェっぽい雰囲気のお店。
事前にGoogle Mapなどの評価などで目星をつけていたお店だったのだけど、かなり美味しかった。
サラダにステーキトッピングという日本だとあまり見かけない注文をしたのだけど、野菜の質が良いのと
ステーキが熟成肉のお手本のような香ばしい味わいで、旅を振り返ってもかなり印象に残る味わいだった。

昼食のサラダ定食
サラダ定食ステーキトッピング
切り立った山
ベンバルビン。切り立った崖っぽい姿が特徴的

ホテルはSligoの中心街近くのRiverside hotelというところで、物価高のわりに比較的安かったのであまり期待していなかったのだけど
部屋からの景色は素晴らしかった。

ホテルの部屋
ホテルの部屋。コスパ高い。
ホテルの部屋からの風景
景色も素晴らしい
 ホテルそばの川の風景
街中なのに川がきれいすぎる

夕食は調子に乗ってチャウダーと豚肉料理を頼んだらどっちも1食分くらいあって多すぎて死んだ。
となりのおっちゃんたちに「too much」と言ったら大笑いされた。
まあ面白がってくれたのでOK

頼みすぎた夕食
頼みすぎて死んだの図

その後はホテルに戻って日が暮れるまでの美しい変化を眺めながら飲んだくれたのだけど
川も街も本当に美しいところだ。
住んだらすぐに飽きてしまいそうだけど、旅行の経験としてはこれ以上ないものを味わえたと思う。

夜景
部屋からの夜景