2024年1月3日(水)台湾旅日記2024

正月休みに再びマイルを使って台湾へ。

セクハラ禁止の広告
セクハラあかん!


2日から台湾へ向かう。今回の目的は主要都市で訪れていない台中へ行くのがメイン。
なので桃園空港の駅から台北とは逆の桃園方面へ向かう。
地下鉄の終点の老街渓でおりてすぐそばのホテルでとりあえず泊まる。
オフィスビルの最上階という超分かりにくい場所だったけどなんとか帰り着けた。
とりあえず寒い。日本に出るときに来てたダウンをずっとそのまま着てるぞ。
台湾って沖縄より南なんじゃないの??

ホテルの部屋の画像
一見広そうに見えるけどこれが全てなので日本の都会のビジホくらい狭い

あまり目ぼしい店が近くになかったので、チェーンの火鍋屋で夕食を頂いてサクッと就寝した。

火鍋の画像
チェーンの火鍋。野菜補給にはぴったり

2023年11月25日 香港旅日記

今日も朝食は中華粥。名店と評判の妹記生滾粥品へ向かう。

市場のお粥やさんの風景
市場の食堂街にあるお粥専門店。休日のひっそりとした市場でここだけ大人気
腸紛
腸紛。具がないのでかなり味は微妙だった
お粥
お粥。これは素晴らしい味わい。


お粥は当然ながら美味かったのだけど、一緒に頼んだ腸粉は微妙だった。
あちこちで現地の人が頼んでいたので気になったのだけど、味が薄いのと、調味料が好みじゃないので残してしまった。頼んだのはプレーンな腸粉だったので、エビ入りとかだと餃子っぽくて美味しいのかも。

鶏がカゴに入った画像
生きた鶏が売られてる
鶏を殺しているところの画像
マダムが買った鶏が1分くらいで屠殺されるところ

妹記生滾粥品は市場の中にあったので、少しその中を見学しながらデパートを覗いたり
美術館を覗いたりした。生きた鶏が売られているところはさすが香港といった雰囲気があって面白かったのだけど、さらにおばさんが来店して「あれとこれちょうだい!」みたいな会話のあとでお店の人がすぐ屠殺していたのでさらに興味深かった。日本では見たことないまさに香港らしい日常風景だった。

生肉が吊り下げられている
アジア名物 生肉の常温吊り下げ
ぶつ切りの淡水魚の切り身
魚も売られてたけど、どうみても美味しそうに見えない。淡水魚っぽいし。


その後、昼食と、郊外を覗いてみたくて将軍澳站までバスにのってロングドライブ。
そこで分かったことは中心部は過密だけど、郊外のほうがもっと過密っぽいこと。
すごいなこの都市・・・。

花膠
上海でも見かけた花膠(魚の浮袋)普通に1kg単位で200万くらいするものもある。

昼食はBlogで評判だった誉居がショッピングセンターにあったのでそちらで頂く。
あんかけ焼きそばも蒸し餃子もかなり美味しい。
エビの蒸し餃子のプリプリ加減はどこで食べても絶品でハズレがない。

エビ餃子
エビ餃子。鉄板の美味しさ
五目焼きそば
五目焼きそば。これも安定感のある旨さだった
過密都市香港の風景
郊外のほうがビルが高くて過密だった
ケバブ
中華料理に飽きたので夕食はケバブ

2023年11月26日(おまけ)
最終日はサクッと香港エキスプレスに乗って朝のうちに帰った。
空港内にAIカメラで監視される無人スーパーがあった。こういうの初めて見た。

無人AIカメラ精算のコンビニ
無人AIカメラ精算のコンビニ

2023年11月24日 香港旅日記

朝起きてトラムに乗り込んでまずは朝食へ。忠記粥品という中華粥の名店へ向かう。
ピータン粥を頼んだのだけど、当然ながら美味しい。
トロトロに煮込まれたやさしい味のお粥が絶妙ですぐに幸せな気分になった。
ただこのために香港に来るかというと微妙なところで、関西だと神戸の元町の名店のほうが美味しいので日本は恐ろしい国だと思う。(3倍くらい日本のほうが高いけど)

朝の香港の風景with skyscrapper
朝の香港(ホテル近く)
中華粥の写真
中華粥(とってもおいしい)
忠記粥品の店内の風景
忠記粥品の店内

朝食の後は九龍城跡地へ向かう。
その昔、初期PSの名作ゲーム「クーロンズゲート」が好きで4回くらいクリアしたことがあるので
※今でも持ってる
思い入れが強くて跡地とはいえ、足を踏み入れたくなった。
もちろん期待したような混沌の世界とは真逆の再開発されたきれいな世界が広がっていたのだけど僕のような人向けに跡地なりの観光的な置き土産は残してあって、それだけでも十分楽しむことが出来た。

無印良品のラッピングがされたトラム
無印良品のラッピングがされたトラム
カオスっぽさが少し感じられる九龍城跡地付近
カオスっぽさが少し感じられる九龍城跡地付近
九龍城跡地の公園の地図
九龍城跡地の公園の地図
九龍城跡地の門?の遺跡っぽいもの
九龍城跡地の門?の遺跡っぽいもの
当時の説明資料。歯医者の図にクーロンズゲートマニアもニッコリ
ミニチュア九龍城
当時の説明資料。歯医者の図にクーロンズゲートマニアもニッコリ
駐車場の値段。月額8万弱
駐車場の値段。月額8万弱

お昼はあちこちにある「點點心」で焼きそばと蒸し餃子を食べたのだけど、正直焼きそばはかなり微妙だったが
エビの蒸し餃子はプリプリとした素晴らしい食感でこれは満点。
歳をとってたくさん食べられなくなったので、イマイチなものは容赦なく残すことをこの度で覚えました。

エビの蒸し餃子
この餃子は美味しかった。
焼きそばの画像
かなり微妙な焼きそば

その後、Habour Cityのブランドもの売り場を覗いてみたんだけど、関税がない香港より日本のほうが安いという結果になった。
(もちろん何も買わなかった)
まあ値段が分かるのがBerlutiだけだったのだけど、1割程度日本のほうが安く、普通に考えると消費税や関税があることから
日本のほうが高くなりそうなものだけど、不思議なことに日本のほうが安い。
色々と邪推してみたのだけど、「価格は原価とは別のロジックによって設定されており、日本に円安をそのまま反映されると
売れなくなるので、日本の価格は手加減されている、結論として日本が一番安く買える」という結論になった。

お昼を残したので、竹昇麺という特殊な麺を名店で頂く。
細麺なのにかなりコシが強い味わいで調べると広東地方の名物らしい。
これは半年たったあとに写真を見ても思い出せるくらいインパクトが強い味わいでした。

竹昇麺
竹昇麺はコシが強い味わいで中華っぽくない美味しさ

少しホテルで休憩して夕食は方栄記飯店という火鍋の名店へ。
カレーっぽいスープが味わい深くてちょっとこってり気味だったけど日本では味わえないタイプの美味だった。

火鍋
カレーっぽい(カレーじゃない)味わいの鍋

夕食後は尖東までもどって夜景を見た後、フェリーに乗って湾仔まで渡り、だらだら歩いてホテルに戻りました。
夜景は素晴らしい美しさで、おそらく観光としての香港のハイライトはここなんだなと思ったことを覚えている。

夜景その3

日本のエロ本
なぜか日本のエロ本が売ってたしかもすげえ古い

2023年11月23日 香港旅日記


11月の連休は香港へ向かう。何かこれが見たい!みたいなものがなく、「未踏の地に足を踏み入れる」というゲームの実績解除みたいなちょっとした達成感を得るために旅するというのが本当のところかもしれない。

関空は恐ろしく混雑していて、当然のように遅延し、乗換失敗してしばらく台北にとどまることになった。
そこまで急ぐ気持ちはなかったので、これ幸いと空港内を探索することにする。
せっかくなので何か食べようということで、色々と見て回ってワンタンメンを頂いた。
さっぱりしたスープで中々の味わい。幸先が良い。

ワンタンメン
ワンタンメン。さっぱりとして美味しかった。
日本のガイドブック
空港で売られていた「日本」のガイドブック。色んな地方があって充実している。

香港空港はアクロバティックな着陸をするという思い込みがあったのだけど、それは大昔の話で現在は海側に作り直したごく普通の空港に着陸することになった。

香港空港
香港空港


空港からホテルまでは香港エアポートエキスプレスという快速電車が通っていて距離の割にはあっという間に香港島につくことができた。
切符も事前に台北でオンラインで買っておいたので、Emailで送られてくるQRコードをかざすだけでOK。
この点は非常に洗練されていて素晴らしい。

香港空港エキスプレス
香港空港エキスプレス

飛行機が遅れたせいで完全に有色の時間帯になっていたので、ホテルで荷物を整理したら
とりあえず近所で夕食へ。
色々とみたんだけど、なんとなく気になった過橋米線という謎のライスヌードル食べた
野菜食べたくて選んだんだけどサンラータンっぽいスープが美味しくて一人鍋っぽい味わい。

過橋米線
過橋米線

最初に感じた街の印象は台北より圧倒的にビルが高いのと、英語表記が多い、あとは左側通行。
あとテスラが多い。これは長距離ドライブがないからだろうな、、、なんてことを思いながらその日は眠りについた。

香港のホテルの部屋
ホテルの部屋。台湾に比べると高くて狭い。

2023年9月22日 イスタンブール旅行7日目

今日は実質的な最終日。
完全にやることがないが、今まで足を向けなかったFener(旧市街から見てヨーロッパ側)に行ってみることにする。
Balat地区がInstagram大好きっ子たちに人気なカラフルな色の家があるとのこと。
確かに青やオレンジの外壁というあまり日本で見かけないものがあったが、ごく一部だけだったので、わざわざ行くほどかな、、、という印象。
観光スポットなのでクズの人がうようよしていることもあり、あまり優先して行かなくてもいいかなという感想です。

■Lale İşkembecisi(2回目)
前回が良かったので再訪、シシケバブならどんな味だろう?と思って試してみた。
当然ながら美味しいのだけど、驚くほどではなかったのでちょっと肩透かしを食らった。
※期待値が高いだけで普通に美味しいです
やはりここはもつ煮込みを食べるお店ということで。

もつ煮
シシケバブ

■お土産探し
もう観光はいいやってことで、買い物目的でLevent駅近くのショッピングセンターへ向かう。このあたりは観光地感は全くないので、クズの人も見かけない。
地元の人がクルマて週末の買い物にやってくるららぽーとみたいなところって印象。
スーパーはかなり大きくてお土産をスーパーで探すタイプの人ならかなり楽しめると思う。

塊のハム(安い)
熟成している肉(たぶん)
謎の日本食レストランのメニュー
オタク要素

■Galata Kitchen
明日の出発の準備とか整理に時間がかかりそうなので夕食は近所のGalata Kitchenで頂く。
ベジタリアン向けっぽい評判もあったので、ちょっと不足している野菜を補給したかった。

旅の総括としては
・アヤソフィアは必見、死ぬまでに見たほうがいい
・ブルーモスクはアヤソフィアの比較対象としてその他の大きなモスクと一緒に見よう。
・トプカピ宮殿も西洋系の宮殿との比較として興味深いのでここを訪れたら必見
・ボルボラス海峡のフェリーも暖かい季節だと最高なのでイスタンブールを訪れたらマスト

2回目来るくらいの何かがあるかと言われるとメシが美味いところはプラスだけど
体験的な何かってのが無いのでちょっと厳しいかもというところでした。
総じて満足度は高かったです。

2023年9月21日 イスタンブール旅行6日目

そろそろ行くところがなくなってきたので、離島めぐりをしてみる。
日本では離島でしか得られないようなひなびた感覚を味わいに離島めぐりをすることがあるのだけど、さすがに外国行ってまでやるとは思わなかった。

イスタンブールから1時間くらいでプリンセス諸島に到着し、隣接した4つの島をめぐることができるみたい。最初のKınalıadaから順番に人が増えていって栄えていくようである。実際に乗り込んでみると昨日の黒海向けのフェリーよりは人は多く、離島とは言えかなり人気のようだ。

途中ですれ違ったクソデカフェリー

■2つ目の島 Burgazada
のんびりした島のようなので、まずはここに降りてみることにする。
人口も1000人くらいらしく、泳げるシーズンでもないので人も少なくて静かな雰囲気だった。散歩するのもだるいなと思っていたら駅前にコミュニティバスのようなものがあって、交通ICカードで乗れそうなので乗ってみると島をぐるっと回ってくれて絶景を何度か見ることが出来て素晴らしい体験ができた。

コミュニティバス。イスタンブールカードで乗れる。


ユニークなところとして離島では全て電気の乗り物にしないといけないらしく、ガソリンエンジン車などは全く見かけなかった。

透明度はかなり高い
蜃気楼のように見えるイスタンブールの大都会
ギリシャとかエーゲ海っぽい雰囲気がある

■ドンドゥルマ
ようするにトルコアイスのことなのですが、せっかくなので食べてみる。
フレーバーはたくさんあるのですが、現地で人気のマスティックガムという歯磨き粉の材料になっているミントフレーバーが人気らしいのでそれを注文。
なんか歯磨きガムっぽい味。美味しいがやはりチョコミントというスタンダードの味わいに勝てるものはないなと再確認。

ドンドゥルマ
どこにでも猫がいる

■1つ目の島 Kınalıada
船を間違えて戻る方向に行ってしまい、スルーした最初の島へ行くことに。
何にもなさ過ぎて寂しかった。

一番小さい島。フェリー乗り場すぐそばにビーチ
雰囲気がやはりギリシャっぽい?

■3つ目の島 Heybeliada
ここはかなり人のいる島で、お昼になっていたのでランチもこの島で食べた。
ただ、かなり観光地化されていて人も多く、離島にきた面白味というところからは遠いところだったので、個人的にはあまり楽しめなかった。
現地の人が海のリゾートを楽しむオシャレな島といった位置づけという印象。

懲りずにケバブを食べ続ける
オシャレ地区って印象

4つ目の島にはいかずにそのままイスタンブールへ戻る。

離島めぐりをした結論としては、結構なお金をかけて海外に行ってまで離島めぐりしなくてもいいんじゃないでしょうかといった
不毛な結論になったのだけど、何事もやってみないと分からないことなので後悔はしていない。

■Şehzade Cağ Kebap
再びスルタンアフメット地区へ戻ってケバブの名店へ向かう。
ここは地元の人もたくさんいる名店で、安い・美味いが両立している素晴らしい店だった。
新鮮な生野菜と薄い生地のパンでサンドイッチっぽくしたものにケバブの肉を叩き込んで食べると味が重層的になって非常に素晴らしい。
野菜単体でも美味しいのにこの肉の罪に塗れた(カロリー的に)味が加わって優勝!って感じだった。

激うまのケバブ

■イスタンブールお酒事情
日本にいるときにリサーチした限りでは普通にスーパーでビール買えると見たのだけど
実際のところマジで売ってない。適当に入っても買えないので注意したほうがよい。

正確に言うとスーパーでビールなどを買うことはできるのだけど、どこでも買えるわけではなく特定のチェーンなら扱っているといった状態っぽい。
何件か当たれば買えると思ってSuper MarketでMap検索して回っても全く売っていなかった。
滞在中に得た結論としては以下

・Şokというチェーンでは売ってる
・キオスクみたいな小さな店でも売ってることがある
・ショッピングセンターの地下の高級スーパーでは高確率で売ってる
・それ以外のスーパーでは全滅

■ミディエ ドルマス(トルコ定番料理)
ムール貝って日本人の感覚からするとそこまで美味しい貝ではないというか
他にもっと美味しいのあるよねって印象だと思うのですが、料理の方法が天才すぎて謝るくらい美味しかったです。
後で調べると以下のような作り方


ムール貝を掃除してきれいにする

ピラフを作る

ムール貝にピラフを詰めて閉じる

水とオリーブオイルで蒸す

冷ます

ピラフの時点でうまいのに貝の出汁が溶け込んでうま味が爆発する感じになる。
かなりめんどくさい料理法だけどこんな料理法は見たことがなかったので天才すぎる。

2023年9月20日 イスタンブール旅行5日目

ある程度観光はしてしまったので、今日は公営のフェリーで黒海方面まで向かうことにする。公営なので数百円で終点まで行くことが出来るので時間があれば超おすすめ。

フェリーはEminönüから出ていて、Rumeli Kavağıというあと少しで黒海というところまで同じ料金で行くことができる。さすがに終点の街はMapで見る限り寂しそうなので、1つ手前のSarıyerという街がレストランもたくさんあるのでそこを目的地にすることにする。

フェリー乗り場近く。釣りをしている人が多い
カサゴ?
釣れていた魚

船上からの風景は素晴らしく、天気も最高でこんな数百円で楽しんで申し訳なくなるくらいだった。乗船時間は90分ぐらいだったけど、退屈することなく最高の時間が過ぎていった。

船上で頂いたチャイ。40円くらい。
ドルマバフチェ・ジャーミイ
7月15日殉教者の橋

後で知ったのだが、ボルボラス海峡は世界一交通量の多い海峡らしい。
てっきりスエズ運河のほうが多いと思っていたのだけど、ドイツ方面から国際河川であるドナウ川(ウィーンやブダペストも通る)が黒海に注ぎ込むこともあって
位置的に地中海の奥のほうというマイナーなイメージとは裏腹に交通量はものすごい量になっているとのこと。
ロシアの中心的な港湾も黒海沿いにあることもあり、ロシア行きの船もなんども見かけた。

Rumeli Hisarı イスタンブール攻撃用に作った要塞らしい
船内にある売店

■Sarıyer
Sarıyerの街はいかにも郊外の漁師町といった雰囲気で、街をあるけばクズがたくさんいるスルタンアフメット地区とは大きく異なったのどかで
過ごしやすい雰囲気の街だった。

フェリー乗り場
水はかなりキレイ

■Filika Sarıyer
まずはランチということで、乗船中に調べておいたシーフードレストランへ向かう。
メニューがなかなか決め切れなかったので、おススメを聞いたらBlue Fishとのこと。調べたらシーバスっぽいので
あんまり美味しい魚じゃないよな・・・と思いつつ注文。
申し訳ございません。と謝るくらい美味しかったです。
シーバスそのものは淡泊な味なのだけど、トマトとオリーブオイルのソースが絶妙で、さっぱりしたシーバスに合わせると
少し甘辛い感じで、出来のいい酢豚を食べたような満足感があった。

オリーブやイカの酢の物(当然美味い)
さっぱりしたスズキをトマトの濃厚ソースで合わせて絶秒な味わい

その後は街を歩いてのどかな郊外の都市を楽しんだ。
明らかにイスタンブールと違ってプレッシャーが少なくてリラックスできるので、やはりイスタンブールは魔境に違いない。特にスルタンアフメット地区。

その後はKabataş(ドルマバフチェの手前)で降りてバスで新市街のショッピングセンターに向かってお土産を買いこんだ。
新市街まで行くと相変わらず渋滞はしているのだけど、スルタンアフメット地区みたいに駐車場なのこれ?みたいな絶望的な感じではなくちゃんと進む。
一気にお土産を買いこんだので、帰りはUberを使った。
(新市街だとタクシーもぼってこない印象ある)

■Hamdi Restaurant
アパートメントから15分くらいで評判のレストランがあったので行ってみる。
ピスタチオの入ったケバブが有名らしく、それを注文してみたのだけど
ピスタチオの香ばしさと肉の香ばしさがミックスされてなるほど美味しい。
肉自体は最初に食べた店のほうが良いので甲乙つけがたいところがあるのだけど、料理として凝っているのはこちらかな。
完走した地域なのでトマト焼いてるだけで美味いとかずるいですよね。

前菜にスープ
ついでに頼んだミニピザ
ピスタチオが練りこまれたケバブ

2023年9月19日 イスタンブール旅行4日目

■アヤソフィア
観光の目玉でもあるアヤソフィアへ向かう。
ここはさすがに別格で、昨日に近くを通っただけでもその威容に圧倒されたのだけど、目の前にするとさらに迫力があり素晴らしいの一言。
開館30分弱前に到着すると、ほぼ並ばずに入ることができたので、朝一番に並ぶのががおススメです。

アヤソフィアの遠景
朝一のアヤソフィア
アヤソフィアの手荷物検査の列
手荷物検査の列。無料なのでチケットの列はない。

前日に近くを通った時は千人単位で並んでいるところが見えたので、無償でチケットを買う必要がない分だけ消化は早いのかもしれないけれど
効率的に回るという観点や、空いている状態で見れるというメリットを考えると朝一がベストだと思います。

中に入ると荘厳なヴィザンチン建築が広がっていて、しばらく床に座って「歴史そのもの」と対峙するような不思議な感覚を味わうことができた。
こんなものが作れるというのは人類ってすごいねと素直に思ってしまう。

アヤソフィアの内部、入り口付近
入口付近
アヤソフィア内部
内部(入り口側)
アヤソフィア内部の絨毯の映った風景
絨毯があるので座ってのんびり眺められる
アヤソフィアの天井の天使の絵(顔つき)
天使の絵。これだけ顔が見れるようになっている
アヤソフィアの天井の天使の絵(顔なし)
他の天使の絵は蓋をされている(偶像崇拝禁止)
アヤソフィアの奥から入り口付近
奥から入り口付近を撮ったもの

■観光地で声かけてくる奴は100%金銭目的の輩であること
タイトルそのままなのだけど、西洋方面で旅して観光地で相手から声かけてくる場合、過去の経験から以下のパターンに分類される。

①スリやひったくり
→色んなパターンがあるが、複数人で注意を引き付けて金やカバンを奪うパターン

②カツアゲ
もっと露骨に金を直接的に奪おうとするパターン。赤ちゃんのミルク代がないんだ!という看板を掲げて
取り囲むようなのもこれに含む

③合法狙いのマイルドなカツアゲ
親切を押し付けて(頼まれてもない道案内とか、靴磨きとか)サービスしたんだから金よこせ!と付きまとうパターン
イスタンブールカードの買い方教えてあげるみたいなのもこれに含む
一番遭遇率の高いパターンでもある。

④親切狙いのマイルドなカツアゲ
上記③の亜流で、モノを落としたりわざと転倒したりするのを助けてあげるとそのお礼で何かしたので金よこせというパターン

過去の経験上、相手から声をかけてくるのは100%上記のどれかなのだけど、イスタンブールの観光地はその遭遇頻度が高すぎてうんざりすると思う。
(ちなみにロシアでは例外的に普通に親切な人がたくさんいたので、私の中ではアジアに分類される)
こういったクズの人たちはずっとそれで生活しており、色んなパターンを試して成功したものを洗練させて取り組んでいるので
ある意味では真面目であり、ある程度旅慣れていても引っかかってしまうくらいと思ったほうが良い。
とりあえず対処策としては観光地では知らない人とは何があっても関りを持たないしかない。
一部の地区では④が流行っていて、道路を曲がるたびにモノを大きな音を立てて落とすおっさんに遭遇することになった。

イスタンブールで会ったクズのおじさん
クズのおじさん。日本語超うまい。絨毯屋に引っ張ろうとするがかなり巧妙。

■ブルーモスク
アヤソフィアの隣なので、ついでに向かったがこちらの並びは非常におとなしめ。
すぐに入ることができたのだけど、アヤソフィアと比べると地味というか、シンプルな造形なので
すごい建物なのだけど、アヤソフィア見た後だとどうしても比べてしまって評価が難しいところである。

ブルーモスクの遠景
ブルーモスクの遠景。鳥山明っぽい。
ブルーモスクの伽藍
内部の伽藍
ブルーモスク内部
内部。アヤソフィアの後で見るとかなりさっぱりしている。
ブルーモスク内部の照明と天井
照明はけっこう派手

■イスタンブール地下宮殿
ローマ時代の地下にある水の貯蔵施設。
写真の通りに、この地域のテイストとも異なった面白い施設なのだけど1つだけ欠点があって強烈に並ぶので
オンラインチケットを申し込んで並ばないといつは入れるか分からないので注意。
オンラインチケットをもっているとほぼ並ばずに入ることが出来ます。

イスタンブール地下宮殿の水路
イスタンブール地下宮殿の水路
イスタンブール地下宮殿の水路
照明が時間経過で色が変わるところ
照明は時間経過で色が変わる

■Tarihi Sultanahmet Köftecisi Selim Usta
ギョフテというハンバーグちっくな製法のケバブの名店。ハンバーグはそこまで好きじゃないんだよなあと思ってあまり期待感は高くなかったのだけど土下座して謝るくらい美味かったです。ひき肉が香ばしいという特別な感覚を味わうことが出来た。この国に来てから香ばしいという表現を乱発している自覚はあるのだけど、実際に香ばしいとしか表現のしようがないので仕方がない。とりあえずイスタンブールに来るならこの店はマストだと思います。

ギョフテを食べたお店の中
店内。炭火のオーブンのようなもので焼いている。
ギョフテ
ギョフテ。製法はハンバーグなのに歯ごたえもあって素晴らしいの一言

■ドルマバフチェ・ジャーミイ
こちらはスルタンの別荘っぽいところ。
トプカプ宮殿よりも西洋趣味が強く、ドイツやフランスの宮殿をそのまま持ってきたようなテイストで
実際にパリの職人に発注した家具などが展示されている。

ドルマバフチェ宮殿の遠景
いかにも西洋風な宮殿
西洋風の宮殿内部
内部も西洋風
装飾のデザインも西洋風
宮殿内の装飾も西洋風
ボルボラス海峡の風景
内部から見たボルボラス海峡
ミント味のノンアルコールカクテル
休憩中に飲んだノンアルコールカクテル。ミントが入っていて甘すぎず爽快感があった。

■Lale İşkembecisi
臓物スープのイシュケンベを食べに来た。
スープ自体はちょっと臭みがあって、モツだな~って味わいだったのだけど
付け合わせのライス(ピラフ)がバターの味が絶妙で、カロリーの暴力っぽい味付けであるものの
あまりの美味さに圧倒されて再訪するとこの時点で決定してしまうくらい美味かった。
そこで気づいたんですが、ピラフってトルコ発祥なんですね。

テラス席の風景
テラス席最高
ピラフとイシュケンベ
ただの白飯にしかみえないがこれがメチャ美味い。

2023年9月18日 イスタンブール旅行3日目

今日はトプカプ宮殿へ向かう。
観光で色々なところを回るのであればイスタンブールミュージアムパスを持っておくと
列に並ばなくて印刷したミュージアムパスのQRコードをかざすだけで入場できるので非常に快適。持っていない場合、チケットの列に延々と並ぶ羽目になる。
観光地としてはトプカプ宮殿とアヤソフィアがダントツに人が多そうなので人が少ない朝一で向かうことにする。

アヤソフィアの遠景画像
途中にあったアヤソフィアの威容

■トプカプ宮殿
旧市街の丘の先端にあるオスマン帝国の宮殿。
世界最大級の帝国の本拠だけあって豪華絢爛といったところを期待するが西洋の宮殿よりは装飾は抑えられていて
そのあたりがイスラムの文化なのか?といったことを感じさせる。

トプカプ宮殿入口その1
入り口の門で開館待ち
トプカプ宮殿入口その2
王宮の入り口
当時の人の模型の展示
当時を再現した展示
ベッドルームの展示
宮殿あるあるのベッドルーム
宝剣の展示
宮殿あるあるの宝剣類
宝石の展示
宝石類。大きさがエグい
宝石や宝器の展示
同じく宝物類
86カラットの巨大ダイヤモンド
エグイ大きさのダイヤモンド 86カラットらしい・・・

それでも博物館としての面白さだけでなく、宮殿側からボルボラス海峡を見下ろすところの景観は圧巻なのでこのためだけにこの宮殿に行く価値はあると思います。

ボルボラス海峡の風景
ボルボラス海峡その1
ボルボラス海峡の風景2
ボルボラス海峡その2
クルアーンの展示1
ムハンマドの書いた手紙の展示
ムハンマドの手紙
ボルボラス海峡のパノラマ


ちなみにハーレムってオタク文化用語としてよく出てくるけど、その語源になったハレムという後宮もあって、私的な空間だからか地下も含まれているのが
興味深かった。
西洋だと王族でも結婚制度があるけれど、オスマンは後宮+宦官制度なので完全に東洋の仕組みになっていて面白い。

ハレムの入り口付近の画像
ハレム 地下にあるので薄暗い
ハレムの黒人奴隷
黒人奴隷がハレムを取り仕切っていたとのこと
ハレム内の風呂
トルコ風呂
スルタンの私室
スルタンの私室っぽい空間

■Ayasofya kebap house
歩き疲れたのでアヤソフィア近くのレストランでケバブを頂く。
Kebapで検索してそこそこスコアの良いところを選んだだけなのだけど、これが滅茶苦茶美味い。
羊肉の香ばしさがジンギスカンでは決して味わったことのないレベルになっていて
ひょっとしてこの国のメシって滅茶苦茶うまいの?と調べ始めるくらいうまい。

シシケバブ
激うまのケバブ

■サバサンド
だらだらガラタ橋まで歩いてサバサンドを頂く。
悪くはないんだけど、やっぱりサバはご飯のほうが合うなあ・・・。
といった観光的な下駄を履かせずシビアに評価してしまった。

サバサンド
サバサンド

そのままガラタ橋の横を走るフェリーへ乗ったのだけど、かなり美しいのでおススメ。

魚市場の売り物
病気にしか見えないイボだらけのカレイが高級食材らしい

■イスタンブール猫事情
私は特に猫好きじゃないので、旅先の猫にBlogで触れたりしないのだけど、無視できないレベルで大量に猫がいる。
どのくらい居るかというと、常に視界に猫がいるんじゃないの?というくらいの密度で猫がいる。
あと異常に人に慣れていて、遊んでくれと絡んでくるので猫好きな人にはたまらない感じではないかと思います。

ガラタ塔付近の夕方の写真
夕方のガラタ塔

2023年9月17日 イスタンブール旅行2日目

■まだまだ続くよ移動編
早朝5時に起きて、始まったばかりのホテルの朝食を少しだけつまんだ。
空港の中にあることや、朝食付きなこと、部屋の広さなどを考えると100ドルはお得な気がしてきた。
朝食後は少し時間が余っていたので空港内を散策。

ホテルの朝食のサラダの雑な切り方の画像
生の人参がサラダにあるのは初めて見た


空港の中だけを見ると、現代的な建物で人の服装とか顔つきみたいなところ以外で中東っぽい特別な何かを感じることはなかった。
制限エリアはその名の通り閉鎖されている空間なので、外の空気に触れられないのが残念。

空港の出発掲示板
中東の空港だけあってなじみのない地名が多い
謎の料理
謎の食べ物たち

8時ごろの飛行機にのってイスタンブールへ。
4時間程度なのですぐに到着し、ホテルに依頼しておいた送迎が来るまで待つ。
Booking.comのホテル送迎が特典で無償になっていたので頼んだのだけど、良く調べるとものすごく評判が悪いのでかなり焦燥感に駆られながら
待っていたのだけど、なんとかドライバーと会うことが出来てホテルまでたどり着くことができた。

Booking.comの送迎は、特にBooking.comが管理しているわけではなく、現地の送迎サービスをシステム的に予約するだけなので場所によっては電話がかかってきて「今どこだよ?」みたいなのに現地語で答えられないとドライバーに会うことができず
一定時間たつとNo Showで金だけとられるというトラブルが多いようだ。
(実際に検索すると怒りの投稿がいっぱい出てくる)
今回はWhatsappでChatしながらだったので会うことができたが、国によっては電話だけとか雑な感じになるのはすぐに想像できるのでお金を出してこのサービスを使うのはかなり危険だと思う。
最大の問題点は依頼者はBooking.comになっているので、たとえUberみたいなものを予約しているのが実体だったとしても自分が発注者ではないので、アプリでお互いの位置をやりとりすることができないため、場所次第で難易度が大きくかわってしまうところにある。なので一見便利そうに見えるプラットフォーマーのサービスですが、使うのは危険ということでした。

イスタンブール空港を出たところの風景
空港の外は南欧風味

■トルコ運転事情
運転手はナイスガイなのだけど、死ぬほど運転が荒い。
車間距離を詰めるとポイントもらえるのか?ってくらい詰めまくるし、威嚇的なクラクションは挨拶くらいの勢いで使うし
高速の路肩は平気で走るし、死ぬんじゃない?みたいなタイミングで割り込むし
人生で一番恐ろしい運転を体験することになった。
後で考えるとこの人がめっちゃ運転荒いことに気づいたのだけど、最初に乗った体験が荒すぎたのでなかなかのカルチャーショックだった。
基本はいい人なので、運転中にタバコくれようとしたりした。吸わねえよ。あと運転中に後ろ向くな、前向け。

タクシーの車内
前見ずにガンガンタバコをすすめてきたりする

■アパートメント
今回は長期に同じところに滞在することもあり、広さ優先でアパートメントを予約した。
掃除などのサービスはついていないけれど以下のメリットがあるので私としては一貫してアパートメント派である。
・圧倒的に広い
・洗濯機が室内にある
・台所がある
・冷蔵庫が巨大
・パンが焼ける
・クローゼットも広い
・圧倒的に広い
・圧倒的に広い
・圧倒的に広い

アパートメントの内部の写真(入口付近)
入り口付近。キッチンが充実しすぎてずっと住みたいくらい快適
アパートメントのリビング
キッチンからリビング方面、ソファの後ろはベッド
アパートメントのベッドサイド
ソファの後ろ(ベッド)
アパートメントのシャワールーム
洗面所とシャワー(死角にトイレ)

欠点がないというわけではなく、主なデメリットとしては以下
・チェックイン、チェックアウトの時間が24時間じゃないので、短期滞在には向かない
・ホテルよりは不便な場所にあることが多い
・ヨーロッパあるあるで、ドアの鍵の開け方にクセが強い(教えてもらわないと無理なレベル)
・レセプションが24時間対応していない
・掃除やシーツの取り換えがない

色々とアパートメントで準備したら14時くらいになったので、周辺を散策しつつピザの名店へ向かう。

イスタンブール旧市街の遠景
いきなりこういう風景が出てくるので油断できない

■Hocapaşa Pidecisi
ピデ(トルコ風ピザ)の名店。
スルタンアフメット地区のSırkecı駅近く。このあたりは名店が集まっているので何度も来ることになる。
注文したのはベーシックなピデで、窯から出てきたところのアツアツで提供される。
チーズとトマトの味が濃くて非常に素晴らしかった。
英語は全然通じないので注意。
水くださいと言ったら、謎のヨーグルト飲料(アイラン?)が出てきた。
これはソウルフードなので、どこに行っても挨拶くらいの勢いで出てくることになる。

その後はダラダラと歩きながらガラタ塔地区へ戻る。

トルコのピザ、その名もpide
Pide

■Galata Art Smyrna Restaurant Cafe
疲れたので近所のカフェで、ビール(1200円もした)とムール貝炒めを頂く。
Googleのスコアはある程度良い店だったのだけど、濃厚な味付けがビールによく合ってうれしい誤算の美味しさだった。
なんかテキトーに店入ってもある程度うまいよね。

ムール貝の炒め物
ムール貝の炒め物。ナッツも美味い。

■イスタンブールカードとその注意点

・イスタンブールカードって何?
イスタンブール観光に必須のイスタンブールカード(交通系ICカード)です。

・なぜ必要なの?
スルタンアフメット地区は慢性的に渋滞しているので、タクシーがまともに機能しない。
あと圧倒的に公共交通機関が安い。
トラムは渋滞に影響されないので速い。

あとタクシーはUber使っていても9割くらいの確率で相場の5倍くらいの現金取引じゃないと受け付けないみたいなDMが飛んでくる。

・どこで手に入れるの?
他のBlogではトラムの駅とかで買えるといったざっくりとした説明だが、場所によっては死ぬほど並ぶ上に
買い方が良くわかっていない観光客ばかりなのでさっぱり列が消化されないということが当たり前にある。
筆者はSırkecıの地下で購入した。観光客はあまりいない場所なのでスルタンアフメット地区で買うならここがおすすめ。
KaraköyやSultanahmetとかはいつまでたっても買えないので避けましょう。

・注意点
普通の使い方ではまず引っかからないのだが、チャージ金額の上限があり、500TL以上はチャージできないので
その場合は新しいカードを買う必要がある。これが分からなくて何度もチャージしようとしてエラーと格闘する羽目になった。
(エラーになぜエラーなのかが表示されないクソ仕様が原因)

・どういった時に上限に引っかかるの?
この後の日記のように長距離のフェリーとか離島とか行くと上限にひっかかる。

アパートメント前の夜景
ナイトモードで撮った夜景。なかなかにエモい。